3回を終えて10-0 !
レンジャーズの攻撃が凄まじかったですね!
レンジャーズの2勝1敗で迎えた現地2023年10月31日のワールドシリーズGame4は、レンジャーズの緊急事態から始まりました。
A・ガルシア、M・シャーザーが離脱
これはもう予想通りでしたが、Game3で腰を傷めたマックス・シャーザー、そして左腹斜筋を傷めたアドリス・ガルシアがワールドシリーズのロスターから外れました。
スターティング・ランイナップ
そんなレンジャーズのスターティング・ランナップですが、ご覧の通り。この日の成績も記載しています。4番RFのアドリス・ガルシアが抜けたので、ミッチ・ガーバーを3番に上げ、4番にはルーキーのエバン・カーター、そして上位へのつながりを意識してあえて下位に置いていたジョシュ・ヤングを数字通りにクリーンナップに上がりました。そしてRFにはトラビス・ジャンコウスキー。
一方、Dバックスは3Bのエバン・ロンゴリアとエマニュエル・リベラがスイッチしたのみ。打順に変更はありませんでした。
# | TEX | AZ |
---|---|---|
1 | 2B:セミエン/ 5-2/.211 | 2B: マルテ/ 5-2/ .338 |
2 | SS :シーガー/ 5-2/ .306 | RF: キャロル/ 5-1/ .274 |
3 | DH: ガーバー/4-0/ .224 | C:モレーノ/ 4-2/ .250 |
4 | LF:カーター/ 4-0/.309 | 1B: ウォーカー/ 5-3/ .211 |
5 | 3B: ヤング/5-3/ .311 | DH: ファム/ 3-1/ .293 |
6 | 1B: ロウ/ 4-1/ .206 | LF: グリエル・Jr./ 3-2/ .274 |
7 | C: ハイム/ 4-1/ .210 | CF: トーマス/ 4-0/.220 |
8 | CF: タベラス/ 3-0/ .189 | 3B: リベラ/ 3-0/ .235 |
9 | RF: ジャンコウスキー/4-2/.500 | SS: ペルドモ/ 3-1/ .298 |
P | モンゴメリー/ 5.0 IP/ 1 R | マンティプライ/ 1.1 IP/ 1 R |
TEX:壮絶な打撃
この日のスコアですが、なかなか見られない光景となりました。
Club | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEX | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 11 | 11 | 0 |
AZ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 7 | 4 | 1 |
大量得点も、1点目はワイルド・ピッチから
【YOUTUBE】The Texas Rangers put TEN RUNS on the board in two innings in Game 4 of the World Series!
2回表と3回表に2度のビッグイニングを作ったレンジャーズですが、最初の1点はバッテリー・エラーによる得点。ここから2イニングで10得点という野球の怖さを感じる序盤となりました。
2回表
実は1回裏、Dバックスが圧し気味だったのですが、レンジャーズがジョナ・ハイムの肩などでピンチを脱出。そして2回表はご覧の流れに。これを見てもおわかりのように先頭打者が長打で出塁したとは言え、2アウトからの得点です。そして2イニングとも締めはシーガーとセミエンというレンジャーズが誇るスター・デュオがHR。
- ジョシュ・ヤング:右中間へダブル
- ナサニエル・ロウ:三振
- AZはジョー・マンティプライからミゲル・カストロへスイッチ
- ジョナ・ハイム:2Bゴロで2アウト。ヤングは3塁へ進塁
- レオディー・タベラスの打席でミゲル・カストロがワイルド・ピッチ。ヤングが生還(TEX 1, AZ 0)。タベラスはBB
- トラビス・ジャンコウスキー:シングル
- マーカス・セミエン:LF線にトリプル。タベラスとジャンコウスキーが生還(TEX 3, AZ 0)
- AZはカイル・ネルソンにスイッチ
- コーリー・シーガー:CFへ2ランHR(TEX 5, AZ 0)
3回表
- エバン・カーター:1Bゴロ
- ジョシュ・ヤング:LFへシングル
- ナサニエル・ロウ:CFへシングル
- AZはカイル・ネルソンからルイス・フリアスへスイッチ
- ジョナ・ハイム:1、2塁間へのゴロをC・ウォーカーがファンブル。1アウト満塁に。
- レオディー・タベラス:三振で2アウト満塁に
- トラビス・ジャンコウスキー:RFへタイムリー・ダブル。ヤングとロウが生還。(TEX 7, AZ 0)
- マーカス・セミエン:左中間に3ランHR(TEX 10, AZ 0)
Dバックスも7点を奪う
序盤に10-0となったこのゲームですが、Dバックスも最終的に7点を奪いました。
8回裏の得点ですが、このイニングから登板となったレンジャーズのブロック・バークから1アウト後に、コービン・キャロル、ガブリエル・モレーノ、クリスチャン・ウォーカーが3連続シングルで大きなチャンスを作ります。レンジャーズはたまらずクリス・ストラットンを投入。Dバックスは満塁でとみー・ファムが犠牲フライを放ち、まず1点。そしてつづくルルデス・グリエル・Jr.がLFへ3ランHRを放ち、計4得点を上げ、4回裏の1得点と合わせ5-11としました。
9回裏はウィル・スミスから代打のジョーダン・ローラーが四球で出塁。ヘラルド・ペルドモはRFへシングルを放ち、1アウト1、3塁とチャンスメイク。ここでマルテ、キャロルという一番良いターンに回ってきたのですが、ウィル・スミスが力を発揮し、2連続三振。
しかし、代わったホセ・レクラクからガブリエル・モレーノがタイムリーを放ち2点を奪いました。
ヒーニーがゲームメイク
両クラブともにブルペン・ゲームにすると思われたのですが、レンジャーズはアンドリュー・ヒーニーが5回まで投げました。アンドリュー・ヒーニーは毎回ランナーを背負う投入となりましたが、5.0イニングを被安打4、失点1、BB 2、SO 3となんとかまとめました。投手陣もシャーザーが離脱して緊急事態だったので、やはりアンドリュー・ヒーニー、マーティン・ペレスの2人が頑張ってもらわないといけませんね。
Dバックスは当初通りブルペン・ゲームにしましたが、ミゲル・カストロの乱調は計算外だったでしょう。その後のカイル・ネルソン、ルイス・フリアスの計3人で2回1アウトから3回3アウトまで計1.2イニングを投げましたが、ここだけで9失点です。その後は4回から、ライン・ネルソンが5.1イニングで1失点と好投したため、結果論となりますが継投がハマりませんでしたね。
K・マルテ、PS20試合連続安打
さて、ポストシーズン記録を更新中のケーテル・マルテですが、この日も2安打を放ち、これでポストシーズンで20試合連続安打と記録を更新中です。
これでレンジャーズが3勝とし、初のWS制覇に王手です。
Game5は、ネイサン・イオバルディとザック・ギャレンです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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