大谷選手、シャットダウンか?
現地2023年9月15日、エンゼルスはタイガースとの対戦ですが、大谷選手はこの日も欠場。これで11試合連続の欠場で、期間としては2週間となります。ゲームは2-11でタイガースが大勝。
情報によればこのゲーム終了後、エンゼル・スタジアムのクラブハウスのロッカーが片付けられ、その前には大きなバッグが置かれていたと言います。
エンゼルスは現地16日(土)に公式に声明を出すとのことです。
クラブハウスのロッカーを片付けるということは今季はもう使用しないという意味でもあり、しかも翌日にクラブ側から公式に声明が予定されているということは、普通に考えれば今季のシャットダウンがほぼ決まったような状態でしょう。
まだ噂レベルですので、公式声明を待ちましょう。
ワークアウトは行ったものの、11試合連続欠場
大谷選手は9月4日のオリオールズ戦を前にした打撃練習中に腹斜筋を痛め、その日のゲームを欠場。オリオールズとの3ゲームシリーズはすべて欠場し、シアトルでの遠征となったマリナーズ戦には復帰できるかと思われました。
実際、9月11日のマリナーズとのGm1にはスタメンに名を連ねましたが、まだ100%ではないとのことで、急遽取りやめに。結果、マリナーズとの3ゲームシリーズも全て欠場し、10試合連続の欠場に。
そして移動日の14日に本人は翌日のゲームへの出場を希望。実際、15日のタイガースとのGm1を前にワークアウトは行ったものの、やはりスターティング・ランナップから外れることに。
この日、DHにはランダール・グリチャックが入りました。これで右腹斜筋による欠場は11試合連続ということになりました。
右肘への正当な評価に時間を使うか?
現地2023年8月23日、今季23度めの登板でレッズ戦のマウンドに上った大谷選手は、2回途中、打者3人めの途中でマウンドを降りることとなりました。
情報では右肘のUCL(尺側側副靭帯)を傷めたことが判明。今季の投手としてのシャットダウンが決まりました。
2018年にすでにトミー・ジョン手術を受けている大谷選手は、仮に手術となると2度めということに。2度目となると、慎重を期するので通常通りの18ヶ月のシャットダウンは覚悟する必要が出てきます。
代理人であるネズ・バレロ氏は、8月に記者団を前に大谷選手の右肘のUCLの治療についてまだ手術以外の選択肢が残されていることも説明。これは正当な評価が必要となります。MRIによる画像診断も万能ではなく、撮影されている部分から推測して隠れた部分を診断するのが常のことで、実際にメスを入れないと100%正確な診断は出来ないと言います。
手術をするなら、早いに越したことはなく、この欠場の2週間の判断も問われかねません。
29歳の大谷選手は、MLB史上最高のシーズンを過ごしてきました。打撃面では44本塁打を放ち、ALでトップ。20盗塁も決めています。OPS 1.066、SLG.654は、規定打席に達したコーリー・シーガーにALトップの座を奪われましたが、素晴らしい数字。
肘を傷める前のマウンドでも132.0イニングを投げて10勝5敗、ERA 3.14、167奪三振、対戦相手の打率は.184と輝いていました。途中、正捕手が離脱するなど万全ではないチーム状態でこの数字。勝てるクラブなら14-15勝をマークしていた可能性も。
そんな大谷選手は今オフはFA。今回はロッカールームが片付けられたということでそれが憶測を呼んでおりますが、やはり打者としてもシャットダウンするのではないか?と思います。まずは公式発表を待ちましょう。
追記:大谷選手は今季シャットダウンが決定
現地2023年9月16日午後、エンゼルスはGMのミネイジアンが会見に臨み、大谷選手の今季のシャットダウンを告げました。MRIの結果、腹斜筋の症状が続いているため。またミネイジアンは肘の治療のプロセスについては「まだ詳細はわからないが、できるだけ早く手術を終えて、24年に向けて準備を始めたいのは明らかだ」とも述べています。多分、このGMには休みは告げても肘の治療のことはシェアしていないんだと思われます。信頼していないのではないか?とは思っております。
お読みいただき、ありがとうございました。
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