メッツとの変則ダブルヘッダー
現地2023年7月22日、レッドソックスはフェンウェイ・パークでメッツとの対戦です。
前日の21日のGame1はゲーム途中の豪雨によりサスペンデッドとなり、東部時間午後2時10分から続きをスタート。もともと22日土曜日の午後4:10分に予定されていたGame2は、午後7:10に時間をずらして行われました。
【Gm1】千賀投手との対戦は2-0
21日午後7:13にファーストピッチとなったGame1ではメッツは千賀投手が先発。吉田選手は、3番DHでの出場。このゲームからはラファエル・デバースが復帰しています。
サスペンデッドゲーム
注目の千賀投手との対戦は、第1打席がSSゴロ。これはフランシスコ・リンドーアが2Bベース寄りにシフトを敷いていたので、CFに抜けませんでした。
3回裏に回ってきた第2打席は三振。
4回裏、アダム・デュバルがフォークボールで三振に倒れて1アウト。次打者のアレックス・ベルドゥーゴの打席途中で1-2カウントとなったところで大雨が降って中断。約2時間待ちましたが、天候が回復せず、サスペンデッドゲームに。
レッドソックスは1回裏にジャレン・デュランのシングルと足で1点をもぎ取り、さらに3回裏にはユー・チャンのタイムリーダブルで2点を追加して3-0とリード。
しかし、メッツは3回表にジェフ・マクニールの2ランHRで2点を返し、さらに4回表にはダニエル・ボーゲルバックの2ランHRで4-3と逆転していました。
ゲーム再開後
ゲームは続きからですが、投手は怪我を防止する観点からスイッチして良いことになっており、メッツはグラント・ハートウィグ(Grant Hartwig)が登板。彼が非常に良いピッチングをしました。
レッドソックスはカッター・クロフォードからジョー・ジャケスにスイッチ。
メッツは、ブレナン・バーナディーノにスイッチした6回表に、ブレット・ベイティーのタイムリー・ダブルで追加点。5-3とリードを拡げました。レッドソックスは7回裏に犠牲フライで1点を上げ、4-5と追い上げを図りましたが、1点が遠く5-4でメッツが勝利しました。千賀投手には勝ち星がつかず。
【Gm2】吉田選手が3安打!
Game2はメッツがマックス・シャーザー、レッドソックスがジェームズ・パクストンが先発。
吉田選手は2番LFで先発出場。レッドソックスは1回裏にジャレン・デュランが7球粘った末にシャーザーのカーブをRFスタンドに放り込むリードオフHRで1点を先制。
直後の吉田選手もシャーザーのインハイの94.1mphの4シームをLFへラインドライブで弾き返すシングルを放ち、チャンスを拡げましたが、3、4、5番が倒れて1回裏は1点のみに終わりました。
2回裏にはイニング先頭のトリストン・カサスが甘いカットボールを右中間スタンドに放り込むソロHRを放ち、2-0とリード。
3回裏の吉田選手の第2打席は、アウトコースへ逃げるチェンジアップに対応。マックス・シャーザーに弾き返す強いゴロを放ち、シャーザーが1Bへスローイング・エラーをした際に2塁に進塁。
4回表にホルヘ・アルファーロの信じられないスローイング・エラーで3点を返されて2-3と逆転されたレッドソックスは、5回裏にユー・チャンのソロHRで3-3の同点に。吉田選手の第3打席が回ってきますが、この打席は1Bゴロ。
One of the most bizarre lead changes you will ever see pic.twitter.com/KDQJk7MgZy
— Jomboy Media (@JomboyMedia) July 23, 2023
6回裏、四球で出塁したラファエル・デバースを2塁に置いて、トリストン・カサスがこの日2本目となる2ランHRをCFの深いところに放り込み、レッドソックスが5-3と勝ち越しに成功。
吉田選手は7回裏の第4打席で、四球と盗塁で進塁したジャレン・デュランを2塁に置いて、LFへ技ありのタイムリーを放ち、6-3とリードを拡げます。吉田選手はこの後、盗塁も決めます。直後にジャスティン・ターナーがLFへ2ランHRを放ち、レッドソックスが8−3とリード。これでゲームが決まりました。
レッドソックスは9回表にジャスティン・ガーザを投入して、リードを2点に詰め寄られるも、最後はケンリー・ジャンセンが登板してダニエル・ボーゲルバックをLFファウルフライに打ち取り、ゲームセット。吉田選手がフェンス際の難しい打球を処理しました。
8-6でレッドソックスが勝っています。
吉田選手、打率でALトップに
4打数3安打を放った吉田選手は打率を.319とし、ア・リーグの打率ランキング・トップに躍り出ました。
【AL打率ランク(現地2023年7月22日)】
- 吉田選手(BOS):.319
- ヤンディー・ディアス(TB): .316
- ジョシュ・ネイラー(CLE): .312
- ボー・ビシェット(TOR): .311
- カイル・タッカー(HOU)、大谷翔平(LAA): .302
大谷選手は5位です。なお、大活躍のミッキー・モニアックは打率.335ですが、PAが169で現時点で99試合を消化しているエンゼルスでは、306 (99 x 3.1)の打席が必要なことから、規定打席未達でランキングには入らずです。
参考までにナ・リーグのランキングも上げておきます。
【ナ・リーグ打率ランク(現地2023年7月22日)】
- ルイス・アラエズ(MIA): .375
- ロナルド・アクーニャ(ATL): .330
- フレディー・フリーマン(LAD): .328
- ブライソン・ストット(PHI): .305
- レーン・トーマス(WSH): .290
ルイス・アラエズはさすがに.400は難しくなりましたが、それでも強烈な数字を出していますね。アクーニャ、フリーマンもさすがの数字。4位以下はグンと落ち、ア・リーグの方が3割打者が多い結果となっています。
シャーザー、苦戦!
メッツ先発のマックス・シャーザーは、6.0イニング、93球を投げて、被安打6、失点5、自責点5、BB 2、SO 7、HR 4と苦戦しました。
ERAは4.20に。なお、今季は相当苦戦しているシャーザーですが、勝ち星だけを見ると8勝4敗。数字は残しております。
ただ、$43Mのサラリーからするとファンからはクレームがつくところですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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