レッズ、6連敗の後の3連勝
ナ・リーグ中地区でブルワーズとの熾烈な首位攻防を展開するシンシナティ・レッズが現地2023年7月21日、Dバックスの初戦に打ち勝ちました!
レッズはオールスター前の7月7日からのブルワーズとの3ゲームシリーズを1勝2敗で負け越し。オールスター・ブレイク後の14日から始まったブルワーズとの3ゲームシリーズではスイープされました。そのスイープは内容は良くていずれも1点差での敗戦。
そして直前のジャイアンツとの4ゲームシリーズのGame1,2で連敗し、後半戦は5連敗となっていました。オールスター前からの敗戦で行くと6連敗。
しかし、現地19日のジャイアンツとのGame3、4に連勝。ようやく調子と取り戻したところで、Dバックスの3ゲームシリーズを迎えました。
マット・マクレインがグランドスラム!
乱打戦となったこのゲームは、Dバックスが左腕のトミー・ヘンリー、レッズは右腕のベン・ライブリーが登板。ともになかなか落ち着かない状態で中盤へ。
4-2とレッズが2点をリードして迎えた5回表、Dバックスはケーテル・マルテのトリプルで1点を還して3-4。
そして5回裏、レフティーのジョーイ・ボットを2Bゴロで仕留めたヘンリーはここで降板。豪球のジャスティン・マルチネスがマウンドに上がります。
レッズはクリスチャン・エンカーナシオン=ストランドと、タイラー・スティーブンソンの連続安打でチャンスメイク。ここでウィル・ベンソンが二塁打を放って1点を追加して5-3に。
1塁が空いていたことから、エリー・デラクルーズは申告敬遠。1アウト満塁でニック・センゼルの代打にTJ・フリードルが送られるも、フリードルは三振に倒れて2アウト。
ここで回ってきたのがマット・マクレイン。ジャスティン・マルチネスはここぞとばかり腕を振って、マクレインに100mphを連発。しかし、3球目。真ん中高めに浮いたところをマクレインは逆方向を狙ってスイング。これがRFスタンドに入るグランドスラムとなり、レッズが9−3と一気にリードを拡げます。
この一発は大きかったですし、100mphの強いボールに対してしっかりと逆方向に対応したのが素晴らしいなと思いました。
レッズは7回表に、フェルナンド・クルーズがHRなどで3失点するも、8回表はルーカス・シムズが、9回表は、アレクシス・ディアスがしっかりと締めて、9-6でDバックスに勝利。
マット・マクレインの一発が効いた勝利でした。
マット・マクレインはエリーとともに殊勲の活躍
レッズのマット・マクレインは2021年のレッズの1巡目指名。なお2018年にはDバックスから1巡目指名を受けるも拒否して、UCLAに入りました。
デビューは今季5月15日。まだ2ヶ月超しか経過していないのですが、レッズのSSに安定感をもたらし、さらにここまで打率.301、OBP .367、SLG .519、9HR、34 RBI、44 RUN、8 SBと活躍。
見ていて非常に期待したくなる選手。身長は173cm。サイズに負けないパワーとスピード、そしてうまいフィールディングがあります。
エリー・デラクルーズはマクレインの1ヶ月後にデビュー。ともに1、2ヶ月のビッグリーグ経験者がチームの躍動を支えています。
レッズはこの後、MIL、LADと続く!
レッズはこのDバックスとの3ゲームシリーズをなんとしてでも勝ち越す必要があります。というのも、24日からミラー・パークで再びブルワーズとの首位攻防3連戦を控え、さらにその後は、ロスに飛んでドジャースとの3連戦。やれやれ首位攻防が終わった!と一息つこうとしたら、さらなる強敵が控えているという鬼のスケジュール設定となっています。
今調子を落としているDバックスからは勝ちをもぎ取っておきたいところだったので、Game1の1勝は大きいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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