PIT 5 @ 8 LAA (Gm1)
現地2023年7月21日、パイレーツ@エンゼルスの3ゲームシリーズが始まりました。エンゼルスはこのシリーズが終わると遠征です。
この日は大谷選手の今季18度目の登板日。7月に入り、チーム状態が悪く、自身もブリスター・イシューなどがあり2連敗でまだ勝ち星はありませんが、ここのところのエンゼルスはザック・ネトーも帰ってきましたし、調子は上向きです。8勝目はこのゲームで!ということで期待が膨らみました。
4HRを浴びる
パイレーツは7月に入り、このゲーム前までで3勝12敗。ピッチャーに難があるのですが、打線は若い選手が多く、勢いに乗せたくないところではありました。
先制点はパイレーツで4回裏、1アウトからまずはチョイが先制ソロHR。これはスウィーパーがど真ん中に入ってしまい、完全な失投。
さらに、つづく売出し中のヘンリー・デービスにもスウィーパーが真ん中高めに抜けてしまい、今季3号を左中間に放り込まれます。Back to Backでした。パイレーツが2-0とリードします。
LAA打線、オビエドを捉える!
パイレーツ先発は右腕のヨハン・オビエド。いいボールを投げるピッチャーらしいピッチャーなのですが、いかんせんまだまだ突如変わってしまう面があり、安定感に欠けます。あの素晴らしいボールを持ちながら、直近15試合で1勝10敗(このゲーム込み)というのがその傾向を顕著に表しております。
ただ、エンゼルス目線からすると、大谷選手とのマッチアップということで、それが良いように刺激され、際立った投球をゲーム後半まで続けてられてしまうのは怖いなというリスクもありました。
そのオビエドは序盤3イニングはエンゼルス打線を寄せ付けず、High-90のスピンの効いたボールでどんどん打ち取って行きます。序盤3イニングはもうサイ・ヤング級か?と思えるような圧倒感。
ただ、イニングでガラッと変わるのでチャンスは来そうでした。
そうなったのは2点を先制された直後の4回裏。
大谷選手四球後にまたモニアックが拾う
先頭の大谷選手が四球で歩いた後、そのチャンスを拾ったのはやはりミッキー・モニアックでした。モニアックは、四球直後の甘いスライダーをRFへ運ぶ2ベースを放ち、これで大谷選手が1Bから一気にホームインして1-2。
テイラー・ウォードが四球で歩いたあと、マイク・ムスターカスが真ん中低めの甘いスライダーをRFへライナーで運ぶ3ランHRを放ち、エンゼルスは4-2と一気に逆転します。
さらにこのイニングは2アウトからトレイ・キャベッジがCFへソロHRを放ち、エンゼルスは5点目。
大谷選手を援護しました。
ところが、その直後の5回表、大谷選手は先頭のニック・ゴンザレスに死球を与えた後、ジャック・スウィスキーに甘いカットボールをRFへ運ばれる2ランHRを打たれて4-5と1点差に詰め寄られます。初級のスウィーバーも甘かったので、ちょっとスライダー系はこの日はよくなかった模様。
エンゼルスはその後、ザック・ネトーとテイラー・ウォードにHRが出て、8-4とリードを拡げます。
大谷選手は6回表に、先頭のヘンリー・デービスにこの日2本目となるソロHRを浴び、5失点目。打たれたのは96.7mphのアウトハイの4シームでした。ヘンリー・デービスはこれで今季4号。
継投も成功
大谷選手は7回表、1アウトを奪ったところでアーロン・ループにスイッチ。球数は87球でした。まだ指の状態が本調子ではなさそうでしたが、それでも6.1イニングを投げて、被安打6、失点5にまとめ、勝利に貢献。BB 1、SO 9、HR 4。
8回表にはマット・ムーアがマウンドに上がり、無失点。9回表はカルロス・エステベスが二塁打を一本浴びるも、後続をしっかりと抑えゲームセット。
8-5のスコアでエンゼルスが勝利を収めました。
LAA、50勝目
エンゼルスはこの勝利で今季50勝目。貯金も2になりました。
ワイルドカード3枠目まで4.0ゲーム差となっています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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