レンジャーズ、盤石の強さでAL東トップをスイープ
レンジャーズ、強いですね。
現地2023年7月17日から始まったALイーストとALウェストの首位同士の戦いは3戦とも非常にレベルの高い好ゲームが繰り広げられ、結果はレンジャーズがレイズをスイープ!ということになりました。
【Game1】TB 2- 3 TEX (W/O)
シェーン・マクラナハン登板ゲームに勝利
今回の3ゲームシリーズでレンジャーズはGame1をデイン・ダニングで取ったというのが大きかったと思います。シーズン前はローテーションに入っていなかったのですが、デグロムの怪我などもあり、ローテーションに入るうちに、力を発揮。もはやローテーションの欠かせない一員になりました。
そのデイン・ダニングは7イニングまで投げ、被安打5、失点2、BB 1、SO 4、HR 1と見事な投球を披露。立ち上がりにヒットと四球に足を絡められ、犠牲フライで1点を奪われた後、2イニング目もジョシュ・ロウにソロHRを打たれるなど、序盤の2イニングで2点のリードを奪われました。
2点とは言え、先制点を与えてはまずかったのが、この日のレイズの先発は、怪我から復帰したシェーン・マクラナハンだったということ。離脱前にすでに11勝を上げていた左腕は、さすがの投球を披露。
初回、先頭のマーカス・セミエンにシングルを打たれたものの、コーリー・シーガーをダブルプレーに取り、優位に試合を進めます。マクラナハンは、2回から5回の4イニングを3人ずつで斬っていくさすがの投球。
エジキエル・デュランが同点2ラン
そんなマクラナハンでしたが、久々の投球で腕のスタミナが切れた5回裏、先頭のロビー・グロスマンにシングルで出塁を許し、つづくエジキエル・デュランには右中間ブルペンに放り込まれる2ランHRで同点に追いつかれます。
デイン・ダニングが3回以降無失点で7回まで投げきったところがこのゲームの大きなポイントで、9回表にはアロルディス・チャップマンが登板。100mph超えの投球でレイズ打線の反撃の意欲を摘みました。
最後はピート・フェアバンクスがランナー3塁の場面でワイルド・ピッチを投げ、これで代走のジョシュ・スミスが生還してレンジャーズがサヨナラ勝利。Game1を取りました。
【Game2】TB 3 @ 5 TEX
ネイトが11勝目
Game2は、レイズがタジ・ブラッドリー、レンジャーズがネイサン・イオバルディが先発。投手戦となりました。口火を切ったのはレンジャーズで3回裏にチームリーダーのマーカス・セミエンがLFへソロHRを放ち、1点を先制。
6回裏、疲れの見えてきたタジ・ブラッドリーは先頭のナサニエル・ロウにCF前にシングルを許し、アドリス・ガルシアに四球を出したところで、降板。レンジャーズは2アウトを奪われるも、トラビス・ジャンコウスキーがロバート・スティーブンソンからRFへタイムリー2塁打を放って2得点目。タジ・ブラッドリーは5.0 IPで被安打5、失点2、自責点2、BB 2、SO 9、HR 1。
一方のネイサン・イオバルディは非常に丁寧な投球を披露。6.0イニングで被安打は2、スコアレス、BB 3、SO 2。良い投球でしたね。
ネイト降板後、レンジャーズは2番手のホセ・レクラクが簡単に失点し、ネイトの勝ち星が危うくなりましたが、7回裏にレンジャーズが3得点を上げ、最後はウィル・スミスがゲームを締め、5-3で連勝。
【Game3】TB 1 @ 5 TEX
迎えた現地2023年7月19日のGame3はレイズがザック・リッテル、レンジャーズはジョン・グレイが先発。レンジャーズは3回裏にレオディー・タベラスにソロHRが出て1点を先制。
レオディー・タベラスは7回裏にもタイムリーを放つなど、4-2。9番打者がこれだけ機能すればやはり強いはずです。
8回裏にはジョナ・ハイムに3ランHRが出て、レンジャーズが5-1で勝利。
先発のジョン・グレイは5回途中までで8安打を打たれるも、スコアレスという粘り強い投球を披露。レンジャーズは3番手にこの日がデビューとなったアレックス・スピアズが登板。1.2イニングをパーフェクトに抑え、レンジャーズの不安点であるリリーバーの弱点をカバーしました。
先発が強い!
レンジャーズはこの3ゲームシリーズはいずれも先発が中盤まで頑張ってゲームメイク。中盤以降の打って欲しい場面で期待に応える選手が日替わりで登場。強いサイクルに入りましたね。
これも2番コーリー・シーガーの存在感が効いているがゆえの良いサイクルだと思います。
それにしても3戦ともにナイス・ゲームで、そのナイス・ゲームをすべて取ったというのが今のレンジャーズの強さを表していると思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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