レッドソックス 11 @ 5 カブス
現地2023年7月16日、レッドソックス@カブスのGame3が行われ、レッドソックスは中盤以降に大量得点を奪って11-5のスコアで快勝。シリーズ勝ち越しを決めました。
デバースが技ありの一発を放ち先制
カブス先発はオールスター投手のジャスティン・スティール。レッドソックスは右腕のカッター・クロフォードが先発。
またこの日はアレックス・ベルドゥーゴに休みを与えた関係で、吉田選手が5番LF、アダム・デュバルが4番RFに入り、CFには1番でロブ・レフスナイダーが入りました。SSはユー・チャンで9番、2Bにはクリスチャン・アローヨ(7番)、ジャスティン・ターナーが1B(2番)、DHにはなんとホルヘ・アルファーロを起用しました。
レッドソックスは初回、レフスナイダーの牽制死でチャンスを潰したかと思ったのですが、直後に3番のラファエル・デバースがアウトコースに逃げるスライダーをうまく拾い、これが左中間スタンドに入るソロHRに。1点を先制します。
吉田選手がグランドスラム!
ジャスティン・スティールは初回のデバースのHRが以降は中盤までゲームメイク。ところが5回表に乱れます。
レッドソックスは下位打線からチャンスを作り、8番のコナー・ウォンの2塁打をきっかけに、ユー・チャンのLF前シングルでチャスを拡大。ここでレフスナイダーがタイムリーを放ち、待望の追加点(2-0)。
その後もジャスティン・ターナーがシングルでつなぎ、ノーアウト満塁でラファエル・デバースに打順が回ってきましたが、デバースは7球粘るも最後は三振に倒れて1アウト。つづくアダム・デュバルはインコースを攻められ、3Bポップフライに倒れて2アウト。
せっかくの満塁も1得点だけかと思われた時に、この日5番に入った吉田選手が打席に。
ジャスティン・スティールはアウトコースに2球続けてこれが2級ともボールに。3球目、4シームが甘くなり、これを吉田選手が逃しませんでした。RFスタンドにライナーで飛び込むグランドスラムとなり、レッドソックスがこの回、一気に5得点。6-0とリードを拡げます。
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ミラー・パーク以来のGS
吉田選手がグランドスラムを放ったのはこの日で2本目。1本目は現地2023年4月23日にミラー・パークで行われたブルワーズ戦で、この日は8回表がビッグイニングとなり、吉田選手に1イニングで2打席回りました。そして2打席ともHR!しかも2本目がグランドスラムでした。このゲームで吉田選手は4-2、6RBIと活躍したのでした。
吉田選手、7回にはトリプル!
そして7回表、コントロールに苦しむマイケル・ラッカーから2つの四球を得たレッドソックスは、1アウト1、2塁で吉田選手に打席が回ります。
吉田選手は7球目、インローへの93.5mphの4シームを右中間に弾き返し、CFのマイク・トークマンのダイビングも一歩及ばず。これがフェンスにまでたどり着いて吉田選手は一気に3塁へ駆け込みます。
これがゲームを決める2点トリプルとなり、レッドソックスが8-0とリード。さらにこの後、ホルヘ・アロファーロの時にカブス・バッテリーがワイルド・ピッチを起こし、吉田選手がホームインして9得点め。
レッドソックスは8回表にもトリストン・カサスの2ランHRが飛び出し、11得点を奪いました。
カッター・クロフォードが6回1ヒッター
そして良かったのはレッドソックス先発のカッター・クロフォード。6.0イニングを投げ、被安打1、スコアレス、BB 4、SO 9で見事にゲームメイクしました。
8回からは今季マイナー契約でサインしたジェイク・ファリアがマウンドに上がりましたが、2イニングで5得点を奪われ、最終的には11-5のスコアとなりました。ジェイク・ファリアは今季初登板もあり、8回に4連続BBにタイムリー・シングルと大炎上し掛けましたが、コーラ監督はあえて継続して投げさせました。9回もに3本の長短打で2点を奪われれるなど、この日は結果が出ず。
レッドソックスはこの日の勝利で50勝44敗に。これでALイーストは全5クラブが50勝となっています。シーズン途中の100試合未満で全クラブが50勝をマークしているというのはなかなか考えられないことです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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