Oh, you thought Shotime was over? 🔥 pic.twitter.com/EScSd2PQJy
— MLB (@MLB) September 6, 2018
現地2018年9月5日、ショッキングなニュースが入ってきました。
9月2日に復帰登板を果たした大谷投手でしたが、登板後はじめて故障していた肘のMRIを撮ったところ、新しい箇所に損傷が見つかり、ドクターからトミー・ジョン手術のリコメンデーションを受けたことが明らかになりました!
Shohei Ohtani underwent an MRI on his right elbow earlier today. The imaging revealed new damage to his ulnar collateral ligament (UCL). Based on these findings, UCL reconstruction surgery is the recommended plan of care. Additional information will be provided when appropriate.
— Los Angeles Angels (@Angels) September 5, 2018
上のツイートのNew Damageというが新しい損傷箇所ということになります。
アメリカのファンの声
エンゼルスは登板直後は肘は大丈夫と言っていたのにちょっとこれは悲しいですね。確かにもともと傷めていた箇所は大丈夫だったようではありますが、新しい箇所が傷ついては元も子もありません。
一部のファンの声を上げてみました。論調としては「どうでもいい試合でなんで投げさせたんだ」という声が多いように思います。
Why the hell would you make him pitch in a game that didn’t matter. This organization is a joke. I’m sorry to Trout and Ohtani and everyone else who came here and failed.
— Manny Cachora (@Manjesus14) September 5, 2018
↑「重要でもないゲームに登板させたのはなんで?エンゼルスはジョークものだよ。トラウトも大谷もここに来た皆は間違いだったね、ごめんね」※超意訳(柔らかめ)をご了承ください。
Why the hell did he pitch against the Astros???
— Kevin Judge (@_Judger) September 5, 2018
「なんでアストロズ相手に投げさせたんだ」
(復帰戦なのに一番強い相手に当てたのはなんでというニュアンスかと思います。)
2つほど引用させていただきましたが、いずれも”heXX”というhワードがついており、日本語だと「クO」(※Oにはソを入れてください)とかになりますでしょうか。
このようなファンの手厳しい声もあり、エンゼルスのメディカルスタッフはちょっと厳しい立場に追い込まれました。
本人は4-4、2HRをかっ飛ばす
そんなよくないニュースがゲーム前に駆け巡った大谷選手ですが、当の本人は何事もなかったかのようにレンジャーズ戦に4番DHで出場。
周囲の騒音をよそに、4打数4安打、3打点、2HR、1盗塁と大活躍を見せてくれました。
この2本で大谷選手のHR数は18。日本人のルーキーとしては城島選手の記録に並びました。
ちなみに同僚のマイク・トラウトはルーキー・イヤーの2012シーズンに30HRを放ち、ROY(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)を獲得しているのですが、18本目は2012年8月3日、出場84試合、266打席目で達成しております。
なお、大谷選手は出場82試合目、247打席目の達成。なんと、トラウトより早いHRペース!
トミー・ジョンと言わず、セス・メイネス手術は?
ファンも関係者もトミー・ジョンと聞いて嫌な感じがするのは復帰に約18ヶ月かかるからです。2020シーズンの半ばくらいですね。人によってはもう少しはやくマウンドに上がる人がいますが、だいたい1年半かかってます。
大谷投手はPRP療法を行いましたが、トミー・ジョン手術との違いを一言で言えばこれです。
PRP療法は「修理」、トミー・ジョン手術は「交換」
うまくまとめてくださっているサイト↓
しかし、第三案とも言うべき、セス・メイネス手術というのがあるのはご存じでしょうか?
セス・メイネスとはカージナルスにいたピッチャーの名前。トミー・ジョン手術の名前の由来がメッツの投手でこの手術を成功させた選手の名前をつけたのと同様に、セス・メイネスがこの手術の初めての成功例だったので手術に名前がついています。本当は学術的な名前がありそうですが、通称はこれです。
どんな手術かと言いますと、セス・メイネス手術は人工靱帯繊維を入れる新手術です。要はこういうことらしいです。
セスメイネス手術は「添え木」してなじませる
うまくまとまめてくださっているサイトがありました↓。
これだと復帰まで6から7ヶ月。うまくいけば2019シーズンにも復帰できる可能性もあります。
セス・メイネスはカージナルス時代の2016年8月にこの手術を行い、2017年4月にロイヤルズのマイナーのマウンドで復帰。5月にはメジャーのマウンドに上がっています。
通算5年、252試合、18勝10敗、7SVのリリーフ投手なのですが、現役最後の5年目が手術後の成績になります。8試合、9.2イニング、1勝0敗、SVなし。シーズン途中でDFAになったので回復の継続具合の詳細はわかりませんが、要は半年足らずで復帰した実績があるということです。
実はマイク・トラウトも怪我した指をこの治療で治しています。
大谷投手はじっくりと考えてから結論を出す予定です。動向に注目ですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
【編集後記】
北海道の大きな地震、安否不明の方々が早急に見つかりますように。希望をもって救出を待ちたいと思います。
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