復帰!
現地2018年9月2日(日)、大谷翔平投手が約3ヶ月ぶりとなる6月6日以来のマウンドに復帰致しました!
この日はゲーム展開としては他カードのDバックス@ドジャースのナ・リーグ西地区の首位攻防戦が抜群に面白かったです。ウォーカー・ビューラーのすごいボールも取り上げたかったですし、マット・ケンプ VS アーチー・ブラッドリーの対決、そしてまるでVTRを見るかのような連日のドラマティックな展開など非常に盛りだくさんな内容でした。
しかし、日本人としてはやはり大谷翔平投手の復帰登板を取り上げない訳に行きません!!
約100年ぶりの偉業を達成
この日の大谷翔平投手は何か姿そのものが「勇姿」というか、迫力を感じさせました。
なお、これは後で取り上げる例のプレーについて称賛しているのではなく、「これで二刀流が復活したぞ、またいっちょ暴れてやるか」とでも言わんばかりの闘志を感じさせてくれたという意味です。
今日の登板の模様を見て、やはり大谷選手は二刀流双方で圧倒的な成績を上げたいんだなと改めて感じた次第です。
実際、この日の登板でベーブ・ルース以来、約100年もの間、誰も成し遂げていなかった50イニング登板、15HRの偉業を達成しました。
’18/9/2時点 | 大谷選手(2018)24才 | ベーブ・ルース (1919) 24才 |
Pitching | 10試合 / 51.2 IP
4勝2敗/ ERA 3.31 /SO 63 | 17試合 /133.1 IP
9勝5敗 / ERA 2.97 /SO 30 |
Batting | AB 239 / HITS 66/ HR 15
RBI 43/ Av .276 | AB 432 / HITS 139 /HR 29
RBI 113/ Av .322 |
MAX 99.3mph
復帰登板となったこの日、初回、2回と無失点で抑える上々の立ち上がり。しかし、3回は四球の後にジョージ・スプリンガーに2ランHRを打たれ2点を先制される展開に。結局、この後のホセ・アルトゥーベを抑えたところで降板。
3回途中、被安打2、失点2、与四球2、奪三振2、被本塁打1という成績でした。Maxは初回に5番打者のタイラー・ホワイトに投じた2球目の99.3mph (159.80 km/h)。
素手!
この日、大谷投手は上述の通り短いイニングでマウンドを降りました。その要因の一つとなったのが、2回裏の先頭のマーウィン・ゴンザレスにフルカウント後に投じたこのプレー。
なんと素手で行きました!
実況も”dangerous play”を連呼するほどの危険なプレー。シフトを敷いていたので獲ったのはSSのシモンズではなく、3Bのテイラー・ワード。
これはかなり勿体ないプレーでした。そもそも最高のSSシモンズも後ろにいる訳ですからやって欲しくないプレーでした。
気合が入っていたという見方もできますが、やはりやって欲しくなかったですね。
3回に急激に球速ダウン
2回の先頭打者を打ち取った時点で発生したベアハンド対応。やはり代償がありました。
直後の2回は球速をキープしていました。ユリ・グリエルへの4シームMaxは97.8mph、マーティン・マルドナードへの4シームMaxは95.2mph。
しかし、3回裏に急激に球速が落ちました。先頭のトニー・ケンプへの4シームは、88.9mph、90.2mph、91.9mph。ホームランを打たれたジョージ・スプリンガーへの4シームは92.1mph。ホセ・アルトゥーベには92.7mphがMaxでした。
96、97平均が出ていたファストボールが91程度まで降下。状態を案じたベンチが慌てて投手交代させたという復帰登板でした。
本当にベアハンドをやっていなかったらと悔やまれます。
なお、球速ダウンのもう一つの要因は腰痛。1回降板後に腰に違和感を感じていたとマイク・ソーシア監督は明かしています。これは打撃にも影響があるだけにどんな症状なのか、詳細を待ってみたいと思います。
3回のスピード降下はあくまでベアハンドと腰痛によるもので、故障していた肘の影響ではないと球団側も念の為のコメントも出しています。
(2018年9月6日 追記です)
現地2018年9月5日、新しい箇所に損傷があったと発表されました。ファンのブーイングの声も含め、詳細はこちらに↓。
なお、心配な右手の指の状態ですが、今のところ特にプレスリリースはありませんので、大丈夫だとは思いますが、しっかりと診察を受けてもらいたいですね。
ゲームはアストロズが4−2でエンゼルスを下しております。
やはり何かと話題を振りまいてくれますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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