今季デビューの3人のミラーはいずれも好投手!
現地2023年5月23日、事前に大きくアナウンスされましたが、ドジャースのプロスペクト右腕のボビー・ミラー(Bobby Miller)がMLBデビュー!
デビュー戦でブレーブスが相手、しかも相手先発はスペンサー・ストライダーという非常に高いハードルにもかかわらず、見事にゲームメイク。MLB初登板で初勝利を上げました!
メイソン・ミラー、ブライス・ミラーとともに優秀
今季はすでにアスレチックスの剛腕、メイソン・ミラーがMLBデビュー。初登板で100mphを連発し、強烈な印象を残しました。
また、メイソン・ミラーは厳しいチーム事情の中、自身のピッチングを見つめ進化を試みており、今後非常に楽しみな存在です。
さらに、マリナーズからブライス・ミラーがMLBデビュー。メイソン・ミラーとの競演となったアスレチックスとのデビュー戦で「これは!」という投球を見せ、登板を重ねるごとに「やはり!」と唸らせる投球を披露。
すでに完成度の高さを見せつけています。まだまだ伸びしろもありそうですが、とにかくスピンレートも含め球質の良さがすでにMLBトップクラスという優秀さ。良い投手です。
そんな中、ドジャースのプロスペクトのボビー・ミラーが登場。
ボビー・ミラー、100mph超えが4球
そのボビー・ミラーは初回からブレーブス打線に対して真っ向勝負。リードオフのロナルド・アクーニャ・Jr.の初球に100.1mphをマーク。アクーニャも様子見せずにいきなり襲いかかりましたが、結果は3Bゴロ。
その後、ボビー・ミラーは1、2回に100mph超えを4度マーク。ほとんどが98-99mphという強烈なベロシティーをマーク。甘いコースもありましたがそこは球威でねじ伏せた感じです。かなり低めも意識しており、コントロールも良く、コマンドを良くする段階に入っていると思いました。
ボビー・ミラーは1回裏に2アウトからショーン・マーフィーにシングルを許し(これはど真ん中でした)、続いてオースティン・ライリーにCFへのラインドライブの2塁打を浴びて1失点。
しかし、2回以降は得点を許さず、息の抜けないブレーブス打線を相手に素晴らしい投球を披露。5イニングでマウンドを降りたのですが、95球で被安打4、失点1、自責点1、BB1、SO5と素晴らしい結果を残しました。
ボールが強いのは良いですね!4シーム、シンカー、カーブ、スライダー、チェンジアップが持ち球です。
LAD、打線も援護
そんなミラーを援護しようとドジャースは打線が奮起。スペンサー・ストライダーを相手に初回にいきなりムーキーが強烈な2塁打を放ちました。この2塁打はカッコよかったですね!!
そのムーキーを還したのがこの日、バッテリーを組んだウィル・スミス。
ルイビル大バッテリー
ウィル・スミスとボビー・ミラーはルイビル大の出身です。ウィル・スミスが2016年の1巡目(全体32位)、ボビー・ミラーが2020年の1巡目(全体29位)です。
ウィル・スミスのタイムリーで1回表に1点をプレゼントしたのでした。
ドジャースは2回表に、元ブレーブスのジェイソン・ヘイワードがソロHRで援護。さらに、ウィル・スミスのこの日2本目のタイムリー・ダブルで2点を追加。
ボビー・ミラーは4-1とリードを保って投球。それを守り抜いたのでした。
その後もドジャースは終盤に追加点を上げ、8-1で完勝しました。ボビー・ミラーはメジャー初登板で初勝利。
それにしても、今季デビューの3人の素晴らしいプロスペクト右腕がいみじくもファミリー・ネームがミラーという偶然。MLBは色々なことが起こってやはり面白いですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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