来季もスーパー2Bの守備が見られる!
現地2022年11月8日、ミルウォーキー・ブルワーズは2Bのコルテン・ウォン(Kolten Wong)の2023年のクラブ・オプションを行使することに決定しました。
これにより、来季もスーパー2Bのすごい守備が見られますね!
追記します。現地2022年12月3日、コルテン・ウォンはマリナーズへトレードとなりました。
現在の契約内容
コルテン・ウォンとブルワーズは2021年2月に下記の契約内容でサインしていました。
- 2年/$18M (2021-22) +$10M クラブオプション(2023)
- $1M サイニング・ボーナス
- 支払い:$7M(2021) 、$8M(2022) + $10M クラブ・オプション($2Mバイアウト)
- 2021年のサラリーのうち$5Mは金利なしの繰延払いで、2023年と2024年の6月30日と12月15 日に$1.25M ずつ計4回支払われる
2023年のサラリーは2022年よりアップ。契約最終年の翌年のクラブ・オプションはどちらかというと、行使されないケースの方が多いです。その理由として、1つは現契約の内容を見栄え良くするために設定されているケースもあること、そしてもう一つはそのオプションの金額がグンと上がって設定されていることで、その期待値とパフォーマンスにギャップがあるため行使されないなど。
コルテン・ウォンのクラブ・オプション行使はその点でパフォーマンスが素晴らしかったということが言えます。
それにしても苦心が見える契約内容だったなと思います。繰延払いは選手側の要望もあるでしょうが、当年に使うキャッシュをセーブする点ではクラブ側にメリットを与えていますし、バイアウトを$2Mにしていたこともオプション行使には有効だったかもしれません。これがもし$1Mだったら、それだけ渡してサヨナラという判断になりかねません。
カージナルス時代の痛い思い出も
コルテン・ウォンは2020-2021年のオフシーズンにかなり痛い思いを体験。カージナルスとコルテン・ウォンは2016年3月に5年/$25.5M (2016-20)でサイン。この際、2021年は $12.5Mのクラブオプションがついていたのですが、カージナルスがこれを行使せず。コルテン・ウォンは$1MバイアウトでFAとなったのでした。
短縮シーズンの2020年には60試合中53試合に出場。打率.265、OBP .350、SLG .326、HR 1、RBI 16、Run26をマークしていたにも関わらずです。その前年の2019年も148試合に出場し、カージナルスの攻守の中核を担う選手でした。
その背景としてはレギュラーシーズンの無観客がありました。ゲート収入が無くなり、クラブ側の経営に大きな打撃を与えたのです。2020年終了後はその煽りを食らった選手も多く、ウォンもその一人だったのです。
2022年の成績
2022年のコルテン・ウォンは134試合に出場し、430打数108安打、打率.251、OBP .339、SLG .430、OPS .770をマーク。HRも15本を放っています。RBIは47。
コルテン・ウォンは強い打球を打つ左打者であると同時にやはり守備が魅力ですね。
記事を書いてしまいたくなる好プレーを何度も披露してくれます。
170cm!
コルテン・ウォンはがっちりした体格の2Bで身長は170cm。アルトゥーベより数センチ高い感じです。2023年で33才のシーズンを迎えます。まだまだ若いので、怪我にだけは注意してもらって、さらにすごい守備を見せてもらえたらなと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント