スポンサーリンク

【ALDS 2022】アストロズがアルバレスの2ランで逆転勝利!ジェレミー・ペーニャがまたしても殊勲のつなぎ

2022 ALDS Game2

 アストロズ、強いですね!

 現地2022年10月13日、この日はALDSが2試合予定されていましたが、もう1つのガーディアンズ@ヤンキース戦はニューヨークが嵐であったため、順延されました。よって、この日はマリナーズ@アストロズのカードのみ行われました。

L・カスティーヨ vs F・バルデス

 先発はマリナーズがルイス・カスティーヨ。エースの風格漂う雰囲気のある右腕ですね。アストロズはフランバー・バルデス。シーズン17勝6敗、ERA 2.82で、勝利ランキング2位、ERA ランキング6位と素晴らしい成績を納めた左腕。しびれるような顔合わせとなりました。

 やはり先発がいいとゲームが締まりますね。初回はともに3人ずつで斬って取り、無得点。

カイル・タッカーが先制HR

 先制点はアストロズでした。2回裏、1アウトからカイル・タッカーがやや甘めに入った真ん中低めのスライダーを見逃さず、RFへ大きなHRを放ち、1-0。失投と言えば失投でしたが、これは打ったカイル・タッカーが素晴らしかったです。

マリナーズが一度は逆転

 4回裏、マリナーズが反撃。1アウトからエウへニオ・スアレスが四球で出塁。つづく、ミッチ・ハニガーがLFへ二塁打を放ち、1アウトでランナーは2、3塁。

 カルロス・サンタナは2ストライクとなってカーブに手を出し、これがPゴロに。この処理をフランバー・バルデスがホームへ悪送球し、その間にスアレスが還り、マリナーズが1-1の同点に。サンタナが1、2塁間に挟まれ、ランダウンプレーとなりましたが、3塁に到達したハニガーがホームをうかがえず。ここはホームを狙っても面白かったと思います。

 ただ、つづくディラン・ムーアがRF前にシングルを放ち、2-1と逆転に成功しましたので、結果的にハニガーが躊躇してよかったことになりましたね。

 次のチャンスもマリナーズでした。6回表、2アウトからミッチ・ハニガーが四球を選んで出塁。つづくカルロス・サンタナが初球のシンカーを叩き、2塁打。さらに、ディラン・ムーアも四球で歩き、2アウトながら満塁のチャンスを迎えます。

 フランバー・バルデスはここで降板となりました。5.2イニングで92球。スコア以上にかなり神経をすり減らした投球になったと思われます。被安打4、失点2、BB2、SO6です。得意のカーブとチェンジアップをうまく使いながら、良い投球を見せたと思います。

 アストロズのマウンドにはヘクター・ネリス。バッターは勝負強いカル・ラリー。非常におもしろい対戦となりましたが、ヘクター・ネリスはここぞとばかり、スプリッターを連発。それしか投げず、SSゴロに抑えてこのピンチを切り抜けました。笑うしかない球種選択でしたね。

ジェレミー・ペーニャ、またしてもアルバレスにつなぐ

 ピンチの後にチャンスありで、6回裏、マリナーズのマウンドは引き続き、ルイス・カスティーヨ。

 2アウトからジェレミー・ペーニャがCF前にしぶとく落として出塁。完全に差し込まれていたのですが、力でCF前に落としました。これはCFのフランシスコ・ロドリゲスにまかせておけばスライディングで取ったかもしれません。2Bのアダム・フレイジャーが深い追いしてしまいました。ルイス・カスティーヨは怒っていましたね。

 注目したいのがジェレミー・ペーニャのつなぎ。Game1の9回裏も、ホセ・アルトゥーベが倒れ、絶望的な2アウトとなった後、ジェレミー・ペーニャがCF前に弾き返し、ヨルダン・アルバレスにつなぎ、サヨナラ3ランが飛び出したのでした。

 ペーニャのつなぎなくしてアルバレスの大仕事は達成できません。

ヨルダン・アルバレスが逆転2ラン

 そしてヨルダン・アルバレスが打席に。アルバレスに対してマリナーズ・バッテリーは被害の少ないアウトコースでの勝負を選択しました。1球目は遠く外れてボール。2球目、球種はシンカーでこれが枠から外れてはいたのですが、初球よりやや内に入りました。

 これをアルバレスがLFに持って行き、なんとスタンドイン。

 ヨルダン・アルバレスが逆転2ランHRを放ち、アストロズが一気に形成を逆転させます。スコアは3-2とアストロズがリード。

 ルイス・カスティーヨは失投ではありません。2球ともアウトコースは間違いではなかったと思います。インコースの方が怖いですから。ただ、スライダーならありかと思いましたが、これは後付けの考えです。よって捕手のカル・ラリーの選択は良かったと思います。打った方がすごい。

 ルイス・カスティーヨはこのイニングで降板。7回、104球、被安打が5、失点3、BB0、SO7、HR2。

 マリナーズは7回にも四球2つでチャンスをもらうも、ヨルダン・アルバレスの好守備に得点を阻まれるなど、この日はアストロズが1枚上手というチーム力を見せました。

 アストロズは8回裏に2アウトから、またしてもジェレミー・ペーニャが出塁。四球でアルバレスにつなぎました。しかし、マリナーズ・ベンチは申告敬遠を選択。このチャンスにアレックス・ブレグマンがRF前にクリーン・ヒットをつなぎ、追加点。

 最後はライアン・プレスリーが登板し、無失点に抑え、4-2でアストロズが勝利。ALCSへ王手をかけました。

 なお、この日はホセ・アルトゥーベも好守備を見せ、アストロズの強さがより浮き彫りになった日でもありました。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024-25】ノンテンダー・デッドラインが到来!LAAのパトリック・サンドバルらの名が挙がる
【MLB2024】大谷がナ・リーグMVPを受賞!3度目の満場一致!輝いた50-50!
【MLB2024】AL MVPはアーロン・ジャッジが満票で受賞!自身2度目!
【MLB2024】サイ・ヤング賞はNLがクリス・セール、ALがタリク・スクーバル(満票)が受賞!
【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!結果は13名中12名が辞退!
【MLB2024】”MOY”はMILのパット・マーフィーとCLEのスティーブン・ボートが受賞!
【MLB2024】”ROY”(Rookies of the Year )はNLがポール・スキーンズ、ALはルイス・ヒルに決定!
【MLB2025】ドジャースのリリーバー、ブラスダー・グラテロルが肩の手術でシーズン前半戦を欠場へ
【MLBスタジアム】レイズ、2025年はジョージ・M・スタインブレナー・フィールドでレギュラーシーズンを戦うことに
【MLB2025FA】エンゼルスがSSを補強!DバックスからFAのケビン・ニューマンとサイン
【MLB2024】All-MLB(オールMLB)が発表され、大谷がファーストチーム、今永がセカンドチームに選出される!
【MLB2025FA】レッドソックスがベテラン左腕のジャスティン・ウィルソンと1年契約でサイン
【MLB2025FA】エンゼルスがトラビス・ダーノーと2年12Mドルでサイン!
【MLBアウォード2024】シルバースラッガー賞が明らかに!大谷は2年連続3度目の受賞
【MLB2025FA】”ファイヤー・ボーラー”佐々木朗希投手のポスティング・プロセスについて
【MLB移籍FA】2025シーズンに向けたクラブ別主要FAプレーヤーリスト!注目FA選手の情報も!
【MLB2025FA】エンゼルス、ベテラン技巧派のカイル・ヘンドリクスと1年契約でサイン
【MLB2025FA】ゲリット・コールはオプトアウトを行使するも、結局残留
【MLB2024】大谷、亜脱臼を起こした左肩に関節鏡視下手術を実施し、無事に成功!
【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはフアン・ソトら計13名
【MLB2024Awards】ゴールドグラブ賞が決定!今季は14名が初受賞(追記あり)
【MLB2024】ポストシーズン記事一覧
【MLB2024】ドジャースがセレブレーション・パレードを実施!シーズンの激しさがわかる名スピーチも
【MLBトレード2025】ホルヘ・ソレアーがエンゼルスへ、グリフィン・カニングがブレーブスへ移籍
【WS2024_Gm5】ドジャースが5点差を跳ね返して見事にWS制覇!MVPはフレディー・フリーマン
【WS2024_Gm4】F・フリーマンに4試合連続HRが出るも、ドジャースは大敗
【WS2024_Gm3】ビューラーが快投、フリーマンが3戦連続HR!ドジャースがチャンプに王手!
【WS2024_G3】大谷は左肩を守りながら出場し、得点に絡む
【2024プレーヤーズ・チョイス】POYはアーロン・ジャッジ!大谷はNLアウトスタンディングに!
【WS2024_Gm2】ドジャース、連勝!山本が7回途中1失点の好投!エドマン、テオスカー、フリーマンにHR
タイトルとURLをコピーしました