BOS、ようやく2023年の編成に着手
現地2022年9月5日、ボストン・レッドソックスはキケ・ヘルナンデスこと、エンリケ・ヘルナンデス(Enrique Hernández )と1年/$10M(2023)で延長合意しました。
こちらは現時点でまだフォーマルではないので、細かいところは判明していませんが、2023年は$10M保証なのは間違いないところです。
キケ・ヘルナンデスはオフにFAとなる予定でしたが、その機会を回避してレッドソックスでの3シーズン目を迎えることになります。
単価はアップ
キケ・ヘルナンデスの今季までの契約はご覧の通りです。ドジャースでの6シーズンを経て、2020年のオフシーズンに初めてFAとして参戦し、結んだ契約です。
- 2年/$14M (2021-22)
- 支払い:$6M(2021)/ $8M (2022)
- 一部、繰延払いあり
AAVで$7M/年だったのが、2023年は$10Mへと単価はアップ。単年にはなったものの、FA市場に打って出て下がるよりはという判断もあったかもしれませんね。何より、ボストンでというふうに思ってサインしてくれたなら、ファンは嬉しいところです。
2021年は大活躍
レッドソックスとの1stイヤーとなった2021年、キケ・ヘルナンデスは守備に、走塁に、打撃に大活躍のシーズンとなりました。
こんな選手をドジャースはユーティリティーとしてキープしていたのか?というくらいの活躍でもありました。
134試合に出場し、PA(打席数)は585を数え、508-127、打率.250、OBP .337、SLG .449、OPS. 786。HRは20、二塁打は35!、三塁打は3。RBIは60で、RUNは84。
PSでも大活躍
とりわけすごかったのがポストシーズンでの活躍。ヤンキースとのワイルドカードでは3打数1安打。
そしてレイズとのALDSでは、4試合で20-9、打率.450、OBP .429、SLG .900、OPS 1.329。二塁打3、HR2、RBI 6。
アストロズとのALCSにおいても、6試合で26-10、打率.385、OBP .407、SLG .846、OPS 1.254、二塁打と三塁打がそれぞれ1、HRは3です。
守備でも光りました。
2022シーズンのスタートは大苦戦
もはやレッドソックスの打線に欠かせなくなったキケ・ヘルナンデスですが、2022年のスタートは大苦戦となりました。4月の打率は、.193、5月も.211とレッドソックスの成績と比例するかのように、苦しむことになりました。
5月のCOVID-19 ILから始まり、6月初旬からは右股関節(Right Hipとあるのでおそらく股関節で良いかと)を傷め、60 Day IL に入ることに。結局、復帰は8月16日からということに。
復帰後、8月の打率は.250にまで戻し、9月は.273(現地2022年9月6日)まで回復しており、やはり打線の中でいい仕事をしています。
スーパー・ユーティリティーで運動能力が素晴らしすぎるため、やはり基本となる下半身は色々と酷使していたということになるのかもしれません。
プエルトリコ・ネイティブで、2022年8月24日の誕生日で31才になったキケ・ヘルナンデス。来季の活躍に期待したいと思います。
レッドソックスもキケとの延長契約で、2023年のセンター・ラインの一角を固めたということになります。
レッドソックスの2022年終了後のFA
レッドソックスはこのオフ、非常に忙しいです。J.D. マルチネス、ネイサン・イオバルディ、マイケル・ワカ、リッチ・ヒルはこのオフはFA。
問題はザンダー・ボガーツ。2025ねまでの契約ですが、このオフにオプトアウトが入っており、契約の更新がファンからも求められております。そしてこのオフでFA1年前となるラファエル・デバースも囲い込みたいところでもあります。
レッドソックスのオフの動きはなかなか注目となります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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