CLEからDFAとなったフランミル・レイエス
現地2022年8月11日に、フィールド・オブ・ドリームスでアイオワでゲームを行ったカブスは、1日移動日を設けて現地2022年8月13日から14日まで再び、レッズと対戦。この3ゲームシリーズはいずれもレッズ・ホームです。
シンシナティへ場所を移した13日のゲームはカブスが先制点を許すも、4回表にフランミル・レイエスが2ランHRを放って逆転。さらにゲーム後半にはイアン・ハップ、ウィルソン・コントレラスにもHRが出てカブスが7-2で勝利。このカードは2連勝となりました。
「MLBで最も打ちそうな打者」のフランミル・レイエス
このゲームで、HRを放ったフランミル・レイエス(Franmil Reyes)は、トレード・デッドライン後の現地2022年8月6日、ガーディアンズからDFAとなっていました。
今季はガーディアンズで70試合に出場。263-56で、打率 .213、OBP .254、SLG .350、OPSは.603。HRは9、RBIは28。さすがに、この数字は厳しいですね。
ガーディアンズは長打は少ないものの、いい打率を残している選手がレギュラーの半分を占めていたので、やはりこの数字は打線を分断するものでした。もう少しSLGも上がっていればよかったのですが、今季は頼みの長打も少なかったですし、とにかくバットに当たりませんでした。
フランミル・レイエスとは
フランミル・レイエスは1995年7月7日生まれの27才。ドミニカ共和国の出身です。
元々はパドレスの選手で、2011年11月にアマチュアFAとしてサインしました。プロデビューは2012年で16才の時です。
インディアンズに移籍したのは2019年のトレードデッドラインのこと。バウアーとプイーグを軸にしたレッズ、インディアンズ、パドレスによる3チームトレードでのことでした。
このトレードでパドレスはレッズからテイラー・トランメルを獲得したのですが、その対価で出した一人がフランミル・レイエス。パドレスはあの長打力を捨てるのか?と筆者は思いました。
最も打ちそうな打者
フランミル・レイエスの身長は6フィート5インチで196cmで体重は公式では120kg(実際はもっとありそう)。
メジャー・リーグには彼より大きい体格の人はまだおります。
しかし、フランミル・レイエスほど、打席に入った時に「打ちそう」に思える打者は他にいるでしょうか?実際に打つかどうかは別です(笑)。結果はともかく、初見だとしてこんなにストライク・ゾーンの上下が広く、どこまで運ばれるかわからないと思わせるような雰囲気を持った打者はなかなかいないと思います。
見た感じで強打者というので行けば、例えばレッドソックスのラファエル・デバースなどはその構えから打ちそうに思います。
カブス移籍後、打率は4割超え
フランミル・レイエスはガーディアンズからDFAとなった後、ウェーバーにかけられ、現地2022年8月8日にカブスがクレームオフ。そして9日に即アクティベートしました。
カブスでのデビュー戦はその9日のナショナルズ戦。先発で7回まで出場し、4打数1安打。そして10日にはフル出場で4打数2安打。フィールド・オブ・ドリームスには出場しなかったものの、13日のレッズ戦では上述のようにフル出場し、HRも放ちました。
カブス移籍後は、12-5、HR1、打率.417、OBP .417、SLG .667 、OPS 1.083。
この調子で本来の打撃を見せ続けてくれればと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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