TDL後のロスター・ムーブ
現地2022年8月6日のロスターの動きについて記載したいと思います。
トレード・デッドラインが2日に終了し、各クラブともにロスターを色々と調整しているところでもあります。その際立った動きは、前日の記事にも書いたブルワーズですね。
【カブス】アンドレルトン・シモンズをDFAに
現地2022年8月6日も大物選手に動きがありました。まずはシカゴ・カブスが、SSのアンドレルトン・シモンズ(Andrelton Simmons)をDFAとしました。
GG賞4度
アンドレルトン・シモンズと言えば、その卓越した守備、特に肩が有名でした。受賞したAwardはご覧の通り。ローリングスのゴールドグラブとウィルソンのディフェンシブ・アウォードで2013年から2019年まで受賞し続けました。ウィルソンはここ2年開催されておりません。
Year(Club) | ゴールドグラブ | ウィルソン Def. |
---|---|---|
2013(Braves) | NL SS NL プラチナ・グラブ | NL Def. プレーヤー SS |
2014(Braves) | NL SS | Def. プレーヤー SS |
2015(Braves) | – | Def. プレーヤー SS Overall Def.プレーヤー |
2017(Angels) | AL SS | Def. プレーヤー SS |
2018(Angels) | AL SS | Def. プレーヤー SS |
2019(Angels) | – | Def. プレーヤー SS |
MVP投票で最高の8位に入った2017シーズンはエンゼルスでの2年めで158試合に出場。出場試合数もキャリアハイでした。打撃も素晴らしく、打率.278、OBP .331、SLG .421、HR14、Run 77、RBI 69で二塁打が38!
そして140試合以上に出場したシーズンでの打率のキャリアハイは、2018年の.292。よく打っていたのです。
2020年は30才のシーズンだったのですが、コロナ・パンデミックで60試合中30試合に出場。打率は.297を残し、良かったのですが、このシーズンからなにか元気が無くなってしまったような感じになりました。何か怪我があったのかもしれませんが、大きな怪我による離脱はありませんでした。エンゼルスではこれが最後のシーズンに。
2021年はミネソタに移籍し、131試合に出場するも、打率.223、OBP .283、SLG .274と打撃ではまったく貢献できずに、FAに。
そして今季はカブスとサイン。カブスにはSSにニコ・ホーナーがおり、そもそもはバックアップでの補強でした。
今季は34試合に出場。しかし、ニコ・ホーナーの欠場日もしくは守備での終盤での出場でした。打率.173、OBP .244、SLG .187、HR0。
元気がなくなっていた原因かもしれませんが、今季は7月半ばから右肩のハリでILに入っていて、復帰したタイミングでのDFAとなってしまいました。
カブスはニック・マドリガルが2B、パトリック・ウィズダムが3B、ニコ・ホーナーがSSとメンバーが揃っているので、現時点でマイナーにいるデービッド・ボートがまたバックアップとしてコールアップされる見込み。ただし、投手とのロスターの兼ね合いになります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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