カーショウ、7回までパーフェクト継続も・・・
オールスター・ブレイクに向けた最後のシリーズです。ドジャースはエンゼルスとのハイウェイ・シリーズ2連戦で前半は終了。
現地2022年7月15日はそのGame1が行われ、ドジャース先発のクレイトン・カーショウが素晴らしい投球を見せました。7回までパーフェクトを継続。迎えた8回裏に先頭のルイス・レンヒーフォにLF線に二塁打を打たれ、惜しくも大記録ならずも、8回を投げきり、1ヒッター、スコアレスの素晴らしい投球を見せました。
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) July 16, 2022
MAX92.1mphで完璧な投球
クレイトン・カーショウと言えば大きなカーブが特徴的ですが、この日はイニングを増すごとにカーブのキレが増して行ったように思いました。ゲーム序盤は74mphほどで、それでもすごいブレーキでしたが、最終イニングとなった8回裏には72.5mphまで落しました。すごすぎます。
すでに飛び抜けたベロシティーをマークしないカーショウはこの遅いカーブを効果的に活用。この日のMAXは92.1mphです。そして4シームのほとんどが91-92mphの間です。
投手はコントロールが命とはよく言いますが、カーショウの投球を見るとそのように思います。86−87mphほどのスライダーの精度も良かったですね。
カーショウは8イニングを投げきりましたが、球数はたった89球!被安打1、スコアレス、無四球、奪三振6というほぼ完璧な投球内容でした。
エンゼルスはこの日もトラウトが欠場。大谷選手が2番DHに入りましたが、その大谷選手も三振→3Bゴロ→三振→3Bゴロと苦戦しました。このすごい投球を打席で体験し、次回の登板に何か良いインスピレーションが得たかもしれません。
カーショウの7回までパーフェクトは今季2度め
クレイトン・カーショウは今季初登板となった現地2022年4月13日のツインズ戦で7回パーフェクトをマーク。この時は、スプリングトレーニングが短かったため、無理をさせずということでデーブ・ロバーツ監督がパーフェクトのまま降板させました。
今季の契約時は長年の貢献からドジャースが拾ったというような印象を持ったものでしたが、いざシーズンが始まるとここまで7勝2敗、ERA 2.13とここ数年で一番いいシーズンを過ごしています。2019年に16勝5敗をマークしましたが、今季はこれに近い数字をマークしそうな勢いです。
ちなみにカーショウのシーズン勝利数のキャリアハイは、2011年と2014年の21勝です。2011年は21勝5敗、2014年は21勝3敗です。
メジャーリーグ、20年もパーフェクト・ゲームは無し
カーショウの非常に素晴らしい投球で久々のパーフェクト・ゲームが見えてきました。
前回のパーフェクト・ゲームはいつだったかというと、2012年8月15日にマリナーズのフェリックス・ヘルナンデスがレイズ戦で達成したのが最後。
2021シーズンはノーヒット・ノーランの最高記録が出ましたが、パーフェクトは20年も遠ざかっております。
ちなみに2012年はジャイアンツのマット・ケインも6月13日のアストロズ戦で達成。さらに、ホワイトソックスのフィリップ・ハンバーも4月21日のマリナーズ戦でマークしており、1シーズンで3度もパーフェクトゲーム達成者が出ました。
この日のドジャース打線ですが、初回にフレディー・フリーマンのタイムリーなどで2点を先制。カーショウを楽にしてあげました。5回にはハンサー・アルバートの2点トリプルで追加点。6回にはウィル・スミスのタイムリー二塁打などで4点を追加。8回にもジャスティン・ターナーにタイムリーが出て、立ち上がり、中盤、終盤とエンゼルスにスキを与えることなく加点。
エンゼルスは9回裏に2番手のレイエス・モロンタからブランドン・マーシュがソロHRを放ちましたが、2安打しか放てませんでした。スコアはドジャースが9-1で勝利しました。
それにしても、エンゼルスは大谷投手登板日以外、勝てませんね。
現地2022年7月16日は前半戦最後のゲームになります。いいゲームを期待したいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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