スポンサーリンク

【MLB2022】マリナーズ-エンゼルス間で起こった大乱闘は計12名がサスペンション対象に(追記あり)

MLBからの処分が出ました

 現地2022年6月27日、一夜明けてマリナーズはシアトルでオリオールズと、エンゼルスはアナハイムでホワイトソックスと対戦することになりましたが、前日の大乱闘の件で、MLBから処分がくだされました。

 処分はMLBのオン・フィールド・オペレーションのシニア・バイス・プレジデントというタイトルがつくマイケル・ヒル氏の名前でもって発表されました。

計12名が処分対象に

 MLBのサスペンション(出場停止)の重い順に記載しています。計12名のうち、エンゼルスは9名、マリナーズは3名です。

  1. 【LAA】フィル・ネヴィン監督:10試合のサスペンション(現地27日から)
  2. 【SEA】ジェシー・ウィンカー:7試合のサスペンション
  3. 【SEA】J.P.クロフォード:5試合のサスペンション
  4. 【LAA】アンソニー・レンドン(右手首手術でシーズン・エンディング)
    • 現地27日から7試合はベンチに入れず
    • 怪我が治り、ILから復帰後に5試合のサスペンション(おそらく2023年)
  5. 【LAA】アンドリュー・ウェインツ:3試合のサスペンション
  6. 【LAA】ドム・キティ(アシスタント・ピッチング・コーチ):5試合のサスペンション
  7. 【LAA】ライアン・テペラ:3試合のサスペンション
  8. 【LAA】ライセル・イグレシアス:2試合のサスペンション
  9. 【SEA】フリオ・ロドリゲス:2試合のサスペンション
  10. 【LAA】レイ・モンゴメリ(ベンチコーチ):(ドム・キティ復帰後に)2試合のサスペンション
  11. 【LAA】マニー・デル・カンポ(通訳):2試合のサスペンション
  12. 【LAA】ビル・ヘイセルマン(キャッチング・コーチ):(ドム・キティ復帰後に)1試合のサスペンション

乱闘などの処分の場合、ロスターに補充は出来ず

 なお、このような乱闘で処分が下された場合は、クラブは40manロスターに選手を補充することはできません。よって、選手がサスペンションになると戦力不足という事態になります。

 ただ、救済処置ではないのですが、MLBからは処分に当たりサスペンション期間をずらすことができることも知らされており、マリナーズは同期間に3名を同時に欠くことはないとのことです。

 よって、現地2022年6月27日のオリオールズ戦では3名とも1番、2番、3番でラインアップに名を連ねており、ジェシー・ウィンカーはシアトルのファンから大拍手を受けていました。

 マリナーズの処分対象の3名はいずれも控訴する予定です。不服申立てのようなものです。これはサスペンション期間中のサラリーにも影響することから、このような動きをしているとも思われます。

エンゼルスも対象者が出場

 エンゼルスも現地2022年6月27日のホワイトソックス戦では、サスペンション処分対象のライアン・テペラとライセル・イグレシアスがゲームに出場しました。エンゼルスの場合、彼らがいないとゲーム後半はどうにもなりませんからね。

 彼らもタイミングをずらしてサスペンションを実行すると思われます。

やはり出た!乱闘で怪我

 なお、マリナーズの捕手、ルイス・トーレンスは、左肩の炎症で27日に10Day ILに入りました。これは乱闘際の怪我です。トーレンスの場合は引き離そうとした際に怪我をしたと思われます。

追記:アーチー・ブラッドリーが骨折

 追記です。現地2022年6月28日、エンゼルスにも怪我人が出たことが明らかになりました。追い上げに不可欠のキー・リリーバーの一人、アーチー・ブラッドリーが右肘を骨折していたことが明らかになりました。

 なお、これは殴り合い起因の怪我ではなく、ダグアウトのベンチの手すりを乗り越えようとしたときに落下。大怪我をした模様。

 これはかつて、ガーディアンズのザック・プリサックが不甲斐ない投球に腹を立て、ロッカールームでTシャツを切り裂いた時、椅子に指を当て骨折したのと同じくらい、頭を抱えるアクシデントですね。

 なお回復には複数ヶ月を要する見込み。

ウィンカー、次はエンゼルスを倒す 

 なお、ジェシー・ウィンカーは、一夜空けても気分が悪かったらしく相当イライラしていたようです。彼目線ではダグアウトからレンドンとネヴィンが喧嘩を仕掛けきたという見解でした。

 同時にウィンカーは「僕としては、もう終わったこと」だから、次に対戦するときに彼らを倒すことに集中するというような切り替えも見せています。

 次の両クラブの対戦は、後半戦の8月5日からシアトルにて4連戦が組まれています

 なお、マリナーズは、7月28日からはヒューストンにてアストロズとの4連戦、8月1日からはニューヨークにてヤンキースとの3連戦、さらにエンゼルスとの4連戦を行った後、8月8日からシアトルにてまたしてもヤンキースとの3連戦が組まれており、それどころではないかもしれません。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025FA】カブス、TJ後にアップグレードしたマシュー・ボイドと2 年/29Mドルで合意 
【MLB2025FA】メッツがフランキー・モンタスと2年契約へ!まずはローテ枠の1人を獲得!
【MLB2025FA】ブレーブスがジョー・ヒメネスの手術の影響でコナー・ギリスピーと1年契約!
【MLB2025】ドジャース、トミー・エドマンと5年の延長契約で合意!
【MLB2024】ブランドン・クロフォードが引退を表明!ジャイアンツが2度WSを制覇したときのSS
【MLB2025FA】ドジャースがブレイク・スネルを獲得!5年契約で合意へ
【MLB2025FA】エンゼルスが菊池雄星投手と3年/63Mドルでサイン!
【MLB2025】ジョシュ・スボルツが右肩手術で夏まで離脱!戦力充実のTEXはブルペン補強が鍵
【MLBFA2025】ロッキーズがマルチ・ポジションをこなせるカイル・ファーマーと1年契約でサイン!
【MLBトレード2025】ブレイディー・シンガーとジョナサン・インディアのトレードが成立
【MLB2024-25】ノンテンダー・デッドラインが到来!LAAのパトリック・サンドバルらの名が挙がる
【MLB2024】大谷がナ・リーグMVPを受賞!3度目の満場一致!輝いた50-50!
【MLB2024】AL MVPはアーロン・ジャッジが満票で受賞!自身2度目!
【MLB2024】サイ・ヤング賞はNLがクリス・セール、ALがタリク・スクーバル(満票)が受賞!
【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!結果は13名中12名が辞退!
【MLB2024】”MOY”はMILのパット・マーフィーとCLEのスティーブン・ボートが受賞!
【MLB2024】”ROY”(Rookies of the Year )はNLがポール・スキーンズ、ALはルイス・ヒルに決定!
【MLBプロスペクト】2024 AFL MVPは三冠王を獲ったタイガースのホスエ・ブリセーニョ!
【MLB2025】ドジャースのリリーバー、ブラスダー・グラテロルが肩の手術でシーズン前半戦を欠場へ
【MLBスタジアム】レイズ、2025年はジョージ・M・スタインブレナー・フィールドでレギュラーシーズンを戦うことに
【MLB2025FA】エンゼルスがSSを補強!DバックスからFAのケビン・ニューマンとサイン
【MLB2024】All-MLB(オールMLB)が発表され、大谷がファーストチーム、今永がセカンドチームに選出される!
【MLB2025FA】レッドソックスがベテラン左腕のジャスティン・ウィルソンと1年契約でサイン
【MLB2025FA】エンゼルスがトラビス・ダーノーと2年12Mドルでサイン!
【MLBアウォード2024】シルバースラッガー賞が明らかに!大谷は2年連続3度目の受賞
【MLB2025FA】”ファイヤー・ボーラー”佐々木朗希投手のポスティング・プロセスについて
【MLB移籍FA】2025シーズンに向けたクラブ別主要FAプレーヤーリスト!注目FA選手の情報も!
【MLB2025FA】エンゼルス、ベテラン技巧派のカイル・ヘンドリクスと1年契約でサイン
【MLB2025FA】ゲリット・コールはオプトアウトを行使するも、結局残留
【MLB2024】大谷、亜脱臼を起こした左肩に関節鏡視下手術を実施し、無事に成功!
タイトルとURLをコピーしました