ゲーム前にトラブル発生
ウィル・スミスの影響でしょうか?2022年はどうも平手打ち(Slap in the face)が行われるケースが目立ちますね。
現地2022年5月27日、シンシナティ・レッズはサンフランシスコ・ジャイアンツを地元グレート・アメリカン・ボール・パークに迎えて3連戦。
その初戦の午後、レッズの選手たちがバッティングプラクティスをしていた最中、LFの位置でレッズのトミー・ファムとジャイアンツのジョク・ピダーソンが鉢合わせ。そこで2人は口論となり、なんとトミー・ファムがジョク・ビダーソンに平手打ちをしたというのです。数人の選手が仲裁に入り、両クラブのダグアウトとブルペンがゲーム前にベンチズ・クリアーになる案件に。
リライトします。誰かが撮っていたんですね。LFで白い影の選手がトミー・ファム。そしてよろけているのがジョク・ピダーソン。結構、強めの張り手なのがよくわかります。
Tommy Pham slapped Joc Pederson across the head and was suspended for three games because lingering resentment from a rule regarding IR designation in their fantasy football league spilled over into real life and led to Pham’s attack.
— Jeff Passan (@JeffPassan) May 28, 2022
Baseball is not real. It’s a Mad Lib. pic.twitter.com/0a41Yi0DGD
一体、何があった?!
トミー・ファムは沈黙を守っている状態で、ジョク・ピダーソンからの情報でしかないのですが、どうやら、ファンタジー・フットボール・リーグに関する争いでこのようなことになった模様です。
ゲームで?!
ファンタジー・フットボールとはゲームです。GMになったつもりでNFLクラブを運営して行くものですが、どんなものかは下記のリンクなどをご参照ください。
How to Play Fantasy Football for BEGINNERS(YOUTUBE 英語)
かなりアツい!
実はMLBの選手たちもこのゲームには夢中で、かなりの熱の入れようで楽しんでいます。
例えば、下記のリンクは2018年に公開されている動画ですが、ドジャースの主力、スタッフがクレイトン・カーショウのテキサスの自宅に集まり、ファンタジー・フットボールのドラフトを行っている様子。当時、ドジャースにいた現ジャイアンツのザイディ社長もいますね。遊びにもお金をかけて徹底的に楽しんでいる様子が楽しそうで最後まで見てしまう動画でもあります。料理も美味しそうです。
Backstage Dodgers: Dodgers Fantasy Football Draft(Yoututbe)
ゲーム上のロスターをめぐる不正行為かどうかの争い
ピダーソンによれば、ファンタジー・フットボール・リーグで、故障とされていた選手をIR(インジャリー・リザーブ)に入れ、別の選手を追加したそうです。その後、トミー・ファムがグループチャットを使って、「それは不正行為だ」と指摘するテキストメッセージを送ったとのこと。
それに対し、ピダーソンはルールを調べ、そのルールのスクリーンショットを貼って、「違反していないよ」と伝えたそうです。なお、トミー・ファム自身も自身のクラブのロスターでよく似た動きをしていたそうです。
このようにゲーム上での細かい指摘の伏線があった模様。ゲーム上のことで口論?と疑問も持ってしまいますが、アツくなりすぎるくらい面白いのがファンタジー・フットボールなのでしょう。筆者もやってみたいです。
Joc shares details of what happened in his fantasy football league that started his altercation with Tommy Pham today pic.twitter.com/d9NBTwPVoG
— SF Giants on NBCS (@NBCSGiants) May 28, 2022
MLBが調査へ
この騒ぎにより、トミー・ファムはゲーム開始直前にラインナップから名前が消えました。
レッズの広報担当によると、トミー・ファムはMLBの調査が終わるまで欠場することに同意したとのことです。
なお、ピダーソンとファムが直接交流したのは今回が初めてで、ピダーソンは「今後、ファムとはファンタジー・フットボール・リーグで相まみえることはないだろう」という、ちょっとおかしくて、切ないコメントも出しています。
なお、このゲームではピダーソンは出場。3打数1安打でした。
ゲームの方はレッズが主力のファムを欠きながらも、カルロス・ロドンから3得点を奪い、守っては先発のグラハム・アシュクラフト(Graham Ashcraft)が7回途中、被安打4、スコアレスと好投。リリーバーも好結果を出し、5-1のスコアでレッズが勝利しました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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