野手→捕手
現地2022年5月7日、パイレーツ@レッズ戦で予期せぬトラブルが発生。そもそもパイレーツのスタートはご覧のメンバーでした。ちなみに、この日はダブルヘッダー。そのGame1での出来事です。
We play two today.#LetsGoBucs pic.twitter.com/b4S2VxxPiG
— Pittsburgh Pirates (@Pirates) May 7, 2022
捕手はゴールド・グラブ受賞経験者のロベルト・ペレス。
6回裏、アンドリュー・ナップが退場
まず1つ目のトラブルが起こったのは6回裏。2アウト、ランナー無しでレッズのコリン・モランの打席で、初球のアウトコースへのスライダーに対するチェック・スイングの判定をめぐり、パイレーツ・ベンチから野次が飛びます。飛ばしたのはバックアップ捕手のアンドリュー・ナップ。
この野次に対し、主審のウィル・リトルが、ベンチのアンドリュー・ナップに対して、退場の処分を科します。
これでパイレーツのベンチ入りの捕手は、ロベルト・ペレスのみという状況に。 ゲームは2-2のタイスコアです。
8回表、ロベルト・ペレスが負傷
そして8回表、レッズのルーカス・シムズから先頭のロベルト・ペレスがまずはシングルで出塁。つづくベン・ギャメルもRFへ痛烈な当たりのシングルを放ち、ノーアウトでランナー1、2塁とパイレーツがチャンスメイクします。
しかし、1塁ランナーのロベルト・ペレスは2Bベースをオーバー・ランしたところで、左足のハムストリングスを傷め、慌てて2Bベースに戻ることに。
あまりの痛さに苦悶の表情を見せるロベルト・ペレス。結果的には10Day ILに入る怪我となりました。パイレーツはコール・タッカーをピンチ・ランナーに起用。
せっかくの大チャンスを迎えたものの、パイレーツは、その後のケブライアン・へイエス、ダニエル・ボーゲルバック、そしてマイケル・チャビスと三者連続三振でチャンスを潰します。
その後です。
8回裏、ジョシュ・バンミーターがマスクを
捕手がいなくなってしまったパイレーツ。ここでなんと2Bを守っていたジョシュ・バンミーターを捕手に起用しました。
そしてピンチランナーに出たコール・タッカーをそのまま2Bに。コール・タッカーの本職はSSなので、これは問題ありませんでしたが、バンミーターは捕手は初体験。
Pirates back-up catcher Andrew Knapp got ejected from the dugout and starting catcher Roberto Perez got injured
— Jomboy Media (@JomboyMedia) May 7, 2022
So second baseman Josh VanMeter had to catch for the first time in his four-year MLB career. Pittsburgh allowed seven runs in his first inning behind the plate pic.twitter.com/E0yqtTHyi5
ウィル・クロウ、大乱調
ひょっとしたら、本職が捕手でないことが影響したのかもしれませんが、6回2アウトから登板し、7回裏をダブルプレーを含め打者3人で抑えたウィル・クロウが急遽、大乱調に。
死球、ワイルド・ピッチ、四球、四球で満塁のピンチを迎え、タイラー・スティーブンソンに勝ち越し2点タイムリーダブルを許す始末。
ウィル・クロウはここで降板するも、つづくボー・サルサーも犠牲フライや2本のタイムリー・ダブルを浴び、このイニングは結局、7失点。
ウィル・クロウが6回の3アウト目、さらに7回を無失点に抑えたことから、本職でないバンミーターの起用が大きな影響を与えたと言って過言ではなさそうです。
サインなどもあるでしょうから、ただ受けるだけというわけにはいかないということですね。
結果、レッズが9−2で勝利。
捕手がいないことはこれだけ悪影響となる象徴的なゲームとなりました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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