最終日、怒濤のオファー合戦も実らず
MLB側が選手会に合意の最終期限と定めていたのが現地2022年2月28日。しかし、双方は最終日に怒濤のオファーを繰り出し続け、その期限をまたぎました。日が変わって現地2022年3月1日になっても継続して行われた協議は夕方まで続けられました。
しかし、双方ともについに対案を出し尽くし、選手会はMLBのファイナルオファーを受け入れるかどうか、まとめに入りました。その結果、満場一致で拒絶することに決定。
これにより2021年12月2日から始まったロックアウトは継続が決定。レギュラーシーズンの162試合実施が無くなりました。
コミッショナーが公式に発表
"I am going to cancel some regular season games."
— Sports Illustrated (@SInow) March 1, 2022
–– MLB Commissioner, Rob Manfred pic.twitter.com/I15H1RBEHf
そして現地2022年3月1日東部時間17時にロブ・マンフレッド・コミッショナーが記者会見を実施。新しいCBAが合意に至らなかったことから、ロックアウトは引き続き継続。レギュラーシーズンの162試合実施は無くなり、最初の2シリーズの計6試合がキャンセルされると公式に発表されました。
協議があとわずかで終われば、6試合のみのキャンセルで済みますが、仮に3月いっぱいまで継続するようなことがあれば、開幕は更に延びて、5月になる可能性もあります。
コミッショナーの会見でいやらしかったのは、選手はこの逸失試合のサラリーを受け取ることは出来ないと念押ししたところですね。ワールドシリーズのトロフィー”a piece of metal”(鉄くず)と言ったとか言わないとか真偽は定かではありませんが、ベースボールに愛情があるのか疑問ですね。
レッドソックスはレイズ、オリオールズ戦がキャンセル
最初の2シリーズですが、レッドソックスで言えば、3/31、4/2、4/3のレイズ戦、4/5、4/6、4/7のオリオールズ戦がキャンセルということに。
このままで行くと、4/7のヤンキース戦(ヤンキー・スタジアム)がオープニング・ゲームとなります。
ファイナル・オファーのやり取り
もう記者の方々もこの2日は大変だったと思います。まだ情報がばらついていますが、ESPNのジェフ・パッサンさんの情報では下記のようなファイナル・オファーがMLBからありました。
The MLBPA's previous offer:
— Jeff Passan (@JeffPassan) March 1, 2022
– CBT thresholds at 238/244/250/256/263
– Pre-arb bonus pool at $85M with $5M annual increases
– Minimums at $725K going up $20K a year
直前に選手会が提示したオファーが下側です。
期限前にこんな疲れたやり取りになるのは目に見えていましたから、やはり最初の間延びが許せませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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