ライバル対決のGame3は投手戦
ナ・リーグ西地区のライバル対決のジャイアンツ@ドジャースのNLDSは、現地2021年10月11日、舞台をドジャー・スタジアムに移して行われました。
おそらくほとんどのメジャー通の予想を裏切り、アレックス・ウッドを打ち立てたジャイアンツが、シャーザー登板日のドジャース相手に大健闘。しかも美技連発で、素晴らしいゲームを見せました。
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— SFGiants (@SFGiants) October 12, 2021
両先発が素晴らしい立ち上がり
ドジャースの先発はマックス・シャーザー。ワイルドカードで登板したので、NLDSでの登板はこのGame3が初戦となりました。
シャーザーはポストシーズンモードという投球でした。集中力が高まり過ぎたのか、初回に強い風でオフバランスとなりボークをもらうシーンもありましたが、それはご愛嬌で、リズムのいい投球が続きました。2回、3回は三者凡退。
アレックス・ウッドに変化?
元ドジャースでもあるアレックス・ウッドですが、独特のワインドアップに変わっていました。プレートから走り出すのか?と思われるほど、投球動作の初動の早さにドジャースの各打者もタイミングを取りづらそうにしていました。
4回に四球2つでピンチを迎えるも、ドジャース打線に仕事をさせない投球が続きました。
ロンゴリアが一発
ゲームが動いたのは5回表。イニング先頭のエバン・ロンゴリアは簡単に2ストラクを奪われるも、ファウルで粘ります。2回の第一打席ではまったく合っていなかったので、この粘りは意外でした。
5球目、高めに入った4シームにロンゴリアが対応。これが右中間スタンドに入るHRに。
ジャイアンツが1点を先制しました。
シャーザー、熱投及ばず
ロンゴリアに一発を浴びたシャーザーでしたが、7回110球を投げきり、失点はこの1点のみ。被安打はたったの3、与四球1,奪三振10の熱投。
当たっているポージーも初回の1安打のみに抑え、ゲームを支配していたのですが、ロンゴリアの一発は悔しいところでしょう。
一方のアレックス・ウッドも5回2アウトまで投げ、被安打はたったの2、無失点、与四球2、奪三振4の好投。ドジャース打線を相手にこの成績はすごかったですね。
ジャイアンツ、盤石のリレー
ジャイアンツは5回途中からタイラー・ロジャースを起用。被安打3ながらも無失点に。さらに7回途中からジェイク・マギー。マギーは0.2イニングをパーフェクト。
そして8回からはカミロ・ドバルを起用。2イニングを任せました。リードが最少失点の1点のみでしたから、慎重なリレーとなりました。
ゲームは1-0でジャイアンツが勝利。
ジャイアンツ、強いですね。
ジャイアンツはこの勝利で2勝目となり、NLCSへ王手をかけました。
Game4はアンソニー・デスクファニーが待ち構えています。Game3はジャイアンツの美技が目立ちました。これは視点を変えれば、ドジャースはハードラックも相当ありましたので、シャットアウトでの敗戦はあまり気にしなくても良いのではないかと思っています。
本当ならここで短期戦に強いダスティン・メイを起用したいところでしょうが、今はトミー・ジョン手術で不在。Game4がどういう展開になるのか、非常に楽しみです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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