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【MLB】サルバドール・ペレス、ジョニー・ベンチ超えの46号!

まだ行くぞ!!

 ロイヤルズのサルバドール・ペレスが、ついにあのジョニー・ベンチを超えました。

 現地2021年9月20日、ロイヤルズ@インディアンス戦のダブルヘッダーのGame1で、サルバドール・ペレスが、5回表に2ランHRを放ち、今季46号とし、ついにあのジョニー・ベンチを超え、捕手によるシングル・シーズン最多HR記録を塗り替えました!

 Congratulations!

捕手によるシングル・シーズンHR記録

1.サルバドール・ペレス: 46 (2021-KCR)
2. ジョニー・ベンチ: 45 (1970-CIN)
3. ハビー・ロペス: 43 (2003-ATL)
4. トッド・ハンドリー: 41 (1996-NYM)
4. ロイ・キャンパネルラ(Roy Campanella): 41 (1953-BRO)
6. マイク・ピアッザ(Mike Piazza): 40 (1999-NYM)
6. マイク・ピアッザ(Mike Piazza): 40 (1997-LAD)
6. ジョニー・ベンチ: 40 (1972-CIN)

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ALで唯一超えたのがサルビー

 捕手による40HRですが、これまではすべてナ・リーグの捕手による記録でした。これはDH無しというのも関係あるかもしれません。投手も打席に立つ分、捕手も得点源として機能しないと成り立たないからです。

 ただ、消耗の激しいポジションで、40本もHRを放つのはやはり並大抵のことではありませんね。

 それをサルバドール・ペレスが超えたのですから、すごい記録です。50年ぶりの更新というのがその凄さを物語っています。

 なお、サルビー以前のア・リーグはカールトン・フィスク(1985-CWS)による37号が最多でした。

打席でピタッと止まる瞬間の恐ろしさ

 46号を放った相手投手は、トリストン・マッケンジー。9月に入り、エンジン全開の右腕ですが、サルバドール・ペレスは、コーナーに散った1、2球でファウルを放ち、0-2カウント。ポイントは3球目のフレームから枠外へ外れるスライダーを見切ったことにあったと思うのですが、さすがのペレスもあとボール1個分、中に入っていれば空振りしていたかもしれません。

 インディアンス・バッテリーからすればそれを悔いたのか、4球目に同じ球種のスライダーで同じコースを選択。これが結局、甘く入り、そこをサルバドール・ペレスが見逃しませんでした。左中間スタンド深くに刺さる大きなHRでしたね。

 今、とにかく当たっているサルビーですが、打席でピタッと止まる瞬間があります。打者は動いていないと速いボールについていけなくなるので、どこかを動かしているものですが、サルビーもそのように動きます。しかし、一瞬ピタッと止まる時間がありますね。この時の迫力たるや、もし漫画家が描いたとすれば、炎のようなオーラを描くでしょう。そのようなものをまとっている感じがします。

AL HRランキングもタイに

 この46号により、ブルージェイズのヴラディーミル・ゲレロ・Jr.と並びました。そしてRBIも115とし、MLBでも単独トップ。AL2位はホセ・アブレイユで113。

 9月に入り、ここまで20試合をこなし、サルビーは79-22、打率.278、OBP .333、SLG .595、OPS .928。HRは8本、RBI は21です。

 残り11試合。ロイヤルズはポストシーズンも無くなりましたので、クラブ側も全力で支援してきますから、まだ記録を更新しそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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