今季はP、C、2BとHRレア・ポジションが爆発
こんにちは。
現地2021年9月18日、9月第3週の最後の日ですね。早いです。MLBはあと2週間でレギュラー・シーズンが終了します。
個人タイトルの方も気になるところですね。ただ今デッドヒート中です。
マーカス・セミエン、40HR
そんな中、ブルージェイズのマーカス・セミエン(Marcus Semien)が、現地2021年9月18日のツインズ戦の4回裏に、反撃の狼煙となるソロHRを放ちました。
このゲームは1回表にツインズがジョシュ・ドナルドソンの2ランHRで2点を先制。ブルージェイズは追いかける立場でした。セミエンのHRの後、テオスカー・ヘルナンデスにも3ランHRが飛び出したブルージェイズはこのイニングに4得点で逆転。7回裏にもボー・ビシェットのタイムリーが出て、6-2のスコアでツインズを下しました。
マーカス・セミエンですが、このHRで今季40号!節目の一発となっています。
2B で40HR
マーカス・セミエンは現地18日のゲームを終えて、147試合の出場ですが、今季は2Bで132試合に出場。そのポジション・カテゴリーに依るなら、セミエンは2016年のブライアン・ドージャー以来、通算5人目の2Bでの40HR以上達成となります。
Marcus Semien joins an elite group. pic.twitter.com/HsXET6rRHZ
— MLB (@MLB) September 18, 2021
2Bはうまい、早い、そしてどちらかという小兵が守るというイメージ通り、HRが少ないポジションでもあります。
そのポジションで40HRとはすごい!と感心するところです。
ただし!セミエンは本来SS
ただ、マーカス・セミエンは内野の3B、2B、SSのユーティリティーではあるのですが、そもそもSSを守る能力があるからできることでもあります。
簡単なプロフィール
マーカス・セミエンは、2013年にホワイトソックスでデビュー。もともとホワイトソックスの2011年ドラフトの6巡目です。
2013年-14年のホワイトソックスでの2シーズンは、2Bで29試合、3Bで50試合、SSで6試合での出場(DH/PH/PRは除く)。
2014年12月のトレードでホワイトソックスからアスレチックスへ移籍。この時、一緒に動いたのが、クリス・バシット、ジョシュ・フェルグリーら。誰とのトレードだったかというと、ジェフ・サマージャです。
そして、アスレチックスでは完全にSS。2015年-20年の6シーズンで守ったのはSSオンリー!6シーズンで計769試合です!
2019年にはSSでMVPで3位
そして2018シーズンから2020シーズンまで3シーズン連続で、アスレチックスをポストシーズンに推し進めた打の功労者でもあります。
ちなみに、2019シーズンはMVP投票で3位にランクインしました。
何が言いたかったかというと、もともとSSですということ。
HRレア・ポジションがトップ争い
あくまで今季は2Bで出ていますから、2BでのHRということを考えると、レアなことでもあります。
現地2021年9月18日終了時点で、40HR以上を放っているのは、4名のみ。
- ゲレロ・Jr.(46): 1B
- サルバドール・ペレス(45) : C
- 大谷選手(44): P 兼 DH
- マーカス・セミエン(40): 2B
ゲレロ・Jr.は本塁打がよく出るポジションの1Bですが、大谷投手がP兼DH、サルバドール・ペレスがC、マーカス・セミエンが2Bと、すごいことが起こっております。
しかも、今季はボールを飛ばなくしているにも関わらずです!
もっと評価されてしかるべき選手
マーカス・セミエンは、2019年は33HRを放ちながら、安打数は187。打率は.285。2019年はホームランがよく出た年だったとは言え、今季の40HRで打撃が進化していることは証明されました。
ただ、FAとなった2020年オフはちょっと苦労しましたね。1年/$18M (2021)と前年より単価はアップしたものの、複数年を獲得できませんでした。
まだブルージェイズとはエクステンションの契約はできておりません。
打てるSSなのに、underrated(過小評価)されてきたわけですが、このオフはかなり人気が出そうです。それまでにブルージェイズが守りに入るかどうか、気になりますね。
ちなみに、ブルージェイズのSSは、ボー・ビシェットですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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