MLB史上最多のシーズン9度目のノーヒットノーラン
こんにちは。
現地2021年9月11日、ミルウォーキー・ブルワーズが、ポストシーズンに向けて弾みをつける素晴らしい記録を達成。
その前に、9月11日と言えば、あの911の惨事が起こった日です。
ニューヨークでは911のイベント
ニューヨークのシティ・フィールドでは、ゲーム前に追悼のイベントが行われました。もうあれから20年も経過したんですね。
Yankees and Mets held a moment of silence for all the lives lost 20 years ago ❤️
— Sports Illustrated (@SInow) September 11, 2021
(via @MLBONFOX)pic.twitter.com/ZRgmDKMlLe
犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
2021年のノーヒットノーラン
コービン・バーンズとジョシュ・へイダーによるコンバインド・ノーヒットノーランは、今季9度目。ご覧のようなログになっています。
【2021シーズンのノーヒットノーラン達成】
- ジョー・マスグローブ (SDP) : 現地2021年4月9日 @ TEX
- カルロス・ロドン(CWS): 現地2021年4月14日 vs CLE
- ジョン・ミーンズ(BAL): 現地2021年5月5日 @SEA
- ウェイド・マイリー(CIN): 現地2021年5月7日 @CLE
- スペンサー・ターンブル(DET): 現地2021年5月18日 @SEA
- コーリー・クルーバー(NYY): 現地2021年5月19日 @TEX
- コンバインド(CHC):現地2021年6月24日 @LAD
- ザック・デイビーズ/ライアン・テペラ/アンドリュー・チェイフィン/クレイグ・キンブレル
- タイラー・ギルバート(ARI): 現地2021年8月14日 vs SDP
- コンバインド (MIL) : 現地2021年9月11日 @ CLE
- コービン・バーンズ/ ジョシュ・へイダー
参考記録【7イニング】
- マディソン・バンガーナー(ARI): 現地2021年4月25日 @ATL
- コンバインド(TBR): 現地2021年7月7日 vs CLE
- コリン・マクヒュー/ ジョシュ・フレミング/ ディエゴ・カスティーヨ/ マット・ウィスラー/ ピート・フェアバンクス
2021シーズンはすでに6月の時点で「1900年以降で」という近代野球の括りでの最多記録の7度を超えています。今回の9度目の達成は、その括りさえも解き放ち、1884年に達成されたMLB史上最多の8度さえも超えたというレコード・ブレイキングです。
【シーズンノーヒッター記録】
- すでに6月の時点で、1900年以降の最多の7度(1990/1991/2012/2015)超え。
- 1884年:8度 ←今回はこれを超えました。
参考記録である7イニングでの2度の達成も入れたなら、実に11度というすごいシーズンになったのでした。
ブルワーズ史上では2度目
また、1969年にクラブが創設されたブルワーズのフランチャイズ・レコードで言えば、2度めの達成です。
1度目は1987年4月15日に、フアン・ニエベス(Juan Nieves)がオリオールズ戦で達成。当時のブルワーズには、ポール・モリター、ロビン・ヨーントなどがおり、オリオールズにはカル・リプケン・Jr.やエディー・マレーがおりました。
コービン・バーンズ、6回までパーフェクト
初回にクリスチャン・イェリッチとオマール・ナルバエスのタイムリーで2点を援護してもらったコービン・バーンズは、立ち上がりからインディアンス打線を圧倒。1回裏に、マイルズ・ストローとブラッドリー・ジマーを2者連続三振に仕留めてどんどん勢いを増していきました。
気づけば、インディアンス打線を6回終了までパーフェクトに抑えるトリメンダスな投球。
7回裏、先頭のマイルズ・ストローに四球を与え、パーフェクトは崩れたものの、危なげない投球。
ロレンゾ・ケインが好守備
まったく危なげない投球だったのですが、唯一ヒヤリとさせたのは、8回裏2アウト後の、オーウェン・ミラーの右中間へのライナー。伏兵に持っていかれたか?と思ったその時、名手のロレンゾ・ケインがダイビング・キャッチ!ノーノー・ブレイクの危機を救いました。
8回で115球
コービン・バーンズはこの日、8回を投げ14奪三振。与四球は1つ。やはりこれだけ三振を奪うと、球数も多くなり、8回を投げて115球。
もう1イニングという選択肢もありましたが、次回の登板やポストシーズンも考慮し、ここは無理せずに降板。
そして9回裏は、ジョシュ・へイダーが登板。厳しいコースに97-98mphのファストボールを投じられては打てるわけがありません。
オースティン・ヘッジスの1Bファウルフライをジェイス・ピーターソンが防御ネットをうまく利用してキャッチしたシーンが唯一ドキドキしたくらいです。
ヘイダーは31セーブ目を上げ、見事にコンバインド・ノーヒッターを達成したのでした。
ゲームは3-0のスコアでした。
インディアンス、ノーヒッターを喫したのは今季3度め
さて、対戦相手のインディアンスですが、今季ノーヒッターを喫したのはこれで3度め。参考記録のレイズによるコンバインドを入れたなら、4度になります。
そして、ザック・プリサックは今回が対戦相手の投手として3度めの先発でした。
- 4月14日、ホワイトソックス/ カルロス・ロドンが達成した日の先発:ザック・プリサック(0.2回/被安打7/失点6)
- 5月7日、レッズ/ウェイド・マイリーが達成した日の先発:ザック・プリサック(8回/3ヒッター)
- 【参考記録】7月7日、レイズによるコンバインド時の先発:サム・ヘンゲス。
- 今回、またもやザック・プリサック(6回/4ヒッター/3失点)。
怖いのはホセ・ラミレスと思ったとしても、打率は.257。さすがのフロント・オフィスも編成を考えるでしょうね。
来季からはガーディアンズです!
お読みいただき、ありがとうございました。
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