ヤンキース戦でマルチHR
現地2021年6月29日、エンゼルス@ヤンキースのGame2。このゲームでも大谷選手はまたやってくれましたね。
27号、28号のマルチHRをマーク。ついにHRランキング・トップに躍り出ました。しかも、2位のゲレロ・Jr.に2本の差もつけて。
歴史的快挙
以前、ジェイコブ・デグロムの今季の投球をリアルタイムで見られる状況について書かせていただきました。
そして大谷選手の活躍もリアルタイムで見られる貴重な体験もしていると言わざるを得ません。まず、先発投手が7月が来ようかという時期に、HRランキングのトップ争いをしているということ。
そして、先発投手として11試合、59.1イニングを投じ、3勝1敗、ERA2.58、奪三振は82をマーク。現時点でア・リーグの先発試合数NO.1はザック・グレインキの17試合で、イニング数NO.1も同じくザックの103.2イニングですが、週に1度、あるいは5日に1度でローテーションを回しながら、なおかつ前後のゲームにもしっかり出ているという。
しかも、それをやっているのは日本人です!10年前の2011年にこのようなことを想像した方はいたでしょうか?もちろん、筆者も想像力の乏しさからまるでそのようなイメージの芽さえも持っていませんでした。また、10年前に大きな震災のあった岩手県から生まれた青年が大仕事をやってのけている姿に感動さえ覚えます。こんなストーリーを描けるのはとてつもなく大きな存在しかいないのではないかと思います。
タイヨンの強いボールをHR
ゲームの方ですが、大谷選手は2番DHでの出場。
ヤンキースの先発は、ジェイムソン・タイヨンでした。4シームのベロシティーは94-95mphというところでしたが、さすがに強いボールを投げていましたね。数字以上に威力を感じました。
大谷選手が27号を放ったのは3回表。すでにスコアは2−5とヤンキースがリードという状況。
大谷選手は4球目の95mphの4シームの後の低めのチェンジアップをうまく拾い、これがRFスタンドにライナーで入るHR。
そして28号は、2打席連続となりました。5回表にデービッド・フレッチャーを1塁に置いて回ってきました。前の打席でチェンジアップを拾われたバッテリーはこの打席では4シームが多め。ゲーム中盤でタイヨンの4シームの威力も増していました。さすがにこの打席では苦戦するのではないかと思われましたが、どうも大谷選手は打席内でアジャストした模様。5球目の94.7mphの4シームはインハイに投じられたのですが、これをさばくようにバットを出し、前の打席よりもさらに速い打球速度でヤンキー・スタジアムのライトスタンドの最前線に飛び込みました。
このHRでエンゼルスはスコアを5−10に。
エンゼルス、大敗
なお、ゲーム結果の方はエンゼルス投手陣が崩れ、前半4回で10点を奪われ、序盤で勝負がついてしまいました。
この投手のサイクルをなんとかしたいエンゼルスであります。
Game3は1番投手大谷!
なお、現地30日に行われるGame3ではやはりマッドン監督はやるだろうなと思っていた1番投手大谷を実現しました。
どういうゲーム展開になるのか、ヤンキースがこのまま引っ込むとも思えません。厳しい戦いになるかもしれませんが、楽しみですね。
The MLB home run leader is pitching and leading off today. A lot to process here…
— Los Angeles Angels (@Angels) June 30, 2021
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お読みいただき、ありがとうございました。
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