NO. 1トップ・プロスペクトがついにデビューへ
現地2021年6月22日、レイズのプロスペクトで、2020年、2021年のプレシーズン時のトップ・プロスペクト・ランキングで1位のワンダー・フランコ(Wander Franco)がついにメジャーデビューを果たしました。
ワンダー・フランコとは
ワンダー・フランコはドミニカ共和国出身の20才の内野手。右投げスイッチヒッターで、身長は5-10で、178cmとメジャーの内野手としては、珍しい180cm未満。
血筋で言えば、ウィリー・アイバー、エリック・アイバー兄弟の甥になります。ウィリー・アイバー(兄)は内野手で、2005年から2010年までメジャーに在籍。最後の3年間はレイズで過ごしました。エリック・アイバー(弟)は2006年から2017年までメジャーに在籍。主にエンゼルスで活躍したSS。
2018年に17才でプロデビュー。2019にはシングルAプラスに昇格。2020年のデビューも期待されたのですが、マイナー・リーグのキャンセルにより、デビューが今年となりました。2019-20のとしまたぎで、ドミニカ・ウィンター・リーグに参加。2つのチームに所属し、46-12。
ダーラムで好成績
2021年はトリプルAで開幕を迎え、5月からスタートしたトリプルA(ダーラム・ブルズ)で、39試合、162-51、打率.315、OBP .367、SLG .586をマーク。二塁打11、三塁打6、HR 7でRBIは35。抜群の成績を残してついにデビューとなったのでした。
20才には見えない風格
身長がそれほど大きくないせいで、かなりがっちりとした体格のワンダー・フランコ。デビュー戦となったレッドソックスとのゲームでは、ベテランの風格さえ漂わせていました。
2番3Bでデビュー
そしてランナップではいきなりの2番での登場。ポジションは3B。
ジョーイ・ウェンドルはベンチ
レイズの3Bはジョー・ウェンドルですが、今季は.294/.350/.491 をマークしており、むしろ活躍しています。この日はベンチスタートとなりました。ワンダー・フランコにポジションを空ける形です。これから、レイズはジョー・ウェンドルをどう起用するのか見ものです。少し勇み足ですが、もしもトレード・ターゲットになったとしたら、大物が動くかもしれません。
SSには引き続き、テイラー・ウォールズが入っています。
デビュー戦でHR
ワンダー・フランコですが、素人が見ても並のルーキーでないことは明白な動きを披露。
この日は四球、CFフライ、LFへHR、LF線に二塁打、Pゴロで4-2、3RBIでした。
レッドソックス、延長で勝利
ゲームの方ですが、レッドソックはまだ本調子ではない、エドゥアルド・ロドリゲスが先発。レイズはアンドリュー・キットリッジでオープナーでした。本来なら1イニングを任せ切りたかったのでしょうが、ランナーを2人貯めたところで、レフティーのラファエル・デバースに回りましたので、0.2イニングで交代。ライアン・ヤーブローにスイッチしました。
初回、2点を奪われたレッドソックスですが、3回表にハンター・レンフローのHRなどで5得点を奪い逆転。
しかし、5回裏にワンダー・フランコに3ランHRを打たれ、5−5の同点に。
BOS・リリーバーがナイスリレー
しかし、その後はレッドソックスのブルペンが大いに力を発揮。テイラー、オッタビーノ、バーンズ、澤村、D・ヘルナンデスが無失点リレー。
そして延長11回、デバースのタイムリー2塁打などで一気に4点を奪ったレッドソックスが9-5で勝利。確かに打ち勝ったゲームではあるものの、リリーバー達が非常に頑張ったゲームでもありました。
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