ダルビッシュ投手、連敗を止める
現地2021年6月3日(水)からパドレスは地元サンディエゴでメッツを迎えての4ゲームシリーズです。パドレスはこの後、カブスとの3ゲームシリーズを経て、再びシティ・フィールドでメッツを相まみえますので、このシリーズでは「嫌な相手」と印象づけたいところ。
カブスとメッツの対戦がつづく
また、パドレスは直前のカブスとの3ゲームシリーズでスイープされており、なおかつその前のアストロズとの3ゲームシリーズのGame3を落としているため、4連敗中でした。
今季はズルズル負け続けることはなさそうなパドレスではありますが、やはり連敗は止めておきたいところ。そこにダルビッシュ投手が投打にわたる活躍でチームの連敗をストップさせました。
SDP、ダルビッシュ投手登板日は11勝1敗
ダルビッシュ投手は今季、このゲームを入れて12試合に登板しているのですが、ダルビッシュ投手が登板した日のパドレスの成績はなんと11勝1敗!ダルビッシュ投手が登板すると、パドレスはほぼ負けないのです。
唯一黒星がついたのは例のドジャース戦。4月17日にサンディエゴでクレイトン・カーショウと、ものすごい投手戦を演じ、0-2で惜敗したときだけ。ダルビッシュ投手は5回2アウトまでノーヒットピッチングでしたから、これはもう敗戦のカウントに入れるのは気の毒なくらいの投球でした。
今季はとりわけ、チームに貢献していることは明白ですね。
ダルビッシュ投手、6回途中、2失点
この日のメッツ戦ですが、相手先発がタイワン・ウォーカー。先取点を上げたくない相手です。ダルビッシュ投手は最高の立ち上がりを見せ、3イニングを終えてランナーを出したのは四球の1個のみ。
ダルビッシュ投手のこのリズムの良いピッチングがパドレスに流れを呼び込みました。
タティス・Jr.が先制17号2ランHR
3回裏、パドレスは先頭のマニー・マチャードが四球で出てチャンスメイク。1アウト後、打席にはフェルナンド・タティス・Jr.。
タティス・Jr. は4球目の4シームをフルスイング。やや上がりすぎたか?と思われた打球でしたが、これをメッツのCFのメイソン・ウィリアムスがウォール際でリーピングキャッチを実行。一旦はグラブに収まり、ナイスプレーというところだったのですが、残念ながら完全に捕球しておらず、ボールはグラブから出てそのままスタンドへ流れました。
このHRでパドレスは2点を先制。ダルビッシュ投手を投げやすくさせました。タティス・Jr.のHR数はこれで17本目。ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.と並びました。
ダルビッシュ投手が打席でチャンスメイク
また、パドレスは4回裏にランナーを一人置いて、ダルビッシュ投手がバスターでライト線に二塁打を放ち、チャンスメイク。
No one is more surprised than Darvish on his double. 😂 pic.twitter.com/iZm37zoFDA
— Rob Friedman (@PitchingNinja) June 4, 2021
それをジュリクソン・プロファーがシングルで還して3-0に。ダルビッシュ投手は第1打席でLF前にシングルを放っていて、この日はマルチ安打。
5回裏にはワイルド・ピッチでもう1点をもぎ取り、4-0とリード。
4回裏と5回裏の追加点もダルビッシュ投手がしっかり抑えていたので流れを呼び込んだと言ってよいと思います。
6回表、ダルビッシュ投手はジェームズ・マッキャンに2ランHRを浴び、ドミニク・スミスに死球を与えたところで降板となりました。スコアは4-2。
ダルビッシュ投手は5.1イニングで被安打4、失点2、自責点2、与四球1、与死球1,奪三振5という成績でした。
パガンが失点
パドレスはダルビッシュ投手降板後、ティム・ヒル、クレイグ・スタメンが無失点投球でナイス・リレー。
ただ、8回表にマウンドに上ったエミリオ・パガンがビリー・マッキニーに三塁打を打たれ1失点。エミリオ・パガンはドジャースとの2度めのシリーズでは肝心なところでHRを打たれ、この時期が底だったのですが、その後はらしさを取り戻していました。この失点は7試合ぶり。
ここでひっくり返されてはダルビッシュ投手の勝ち星も消えるところでしたが、なんとか4-3と1点リードを保ったまま、マーク・マランソンへスイッチ。
9回表、マーク・マランソンはランナーを2人出すも、無失点に抑え、パドレスが連敗を4で止めたというゲームでした。
ダルビッシュ投手の投打にわたる活躍がチームに良い刺激を与えたゲームだっと思います。
ダルビッシュ投手は今季6勝1敗、ERA2.25、奪三振は84。6勝はナ・リーグでは4位タイ、ERAでは8位、奪三振は4位です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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