パドレス、LADとの直接対決に勝ち越し
現地2021年4月23日(金)、パドレス@ドジャースの4ゲームシリーズのGame2が行われ、またしても白熱したレベルの高いゲームが繰り広げられました。
このゲームはパドレスがダルビッシュ投手、ドジャースがクレイトン・カーショウが先発。前回の対戦では両投手ともに好投し、辛うじてカーショウが投げ勝った形となりましたが、今回もいい投手戦でした。ただ、ダルビッシュ投手の方が味方打線を奮起させるパワーが上回ったと思います。
ダルビッシュ投手が好投
先制したのはドジャースでした。パドレスは1回表、タティス・Jr.の3B強襲ヒット、マニー・マチャードのシングルでチャンスを作るも無得点。
ドジャースは先頭のムーキー・ベッツがLF線に二塁打を放ち、出塁。コーリー・シーガーの内野ゴロの間にムーキーが3塁へ進塁し、チャンスメイク。ジャスティン・ターナーが四球で出た後、マックス・マンシーがRF前シングルを放ち、ムーキーを迎え入れ1点を先制。
ウィル・マイヤーズが同点HR
2回表、パドレスは先頭のウィル・マイヤーズがカーショウの投げた甘いスライダーを逃さず強振。LFスタンドに入るソロHRで、すかさず同点に追いつきました。取られたらすぐに取り返すことができたのはパドレスに流れをつくるのに大いに役立ちましたね。それにしてもウィル・マイヤーズのバットを寝かせる構えはかっこいいですね。いつも素手です。
タティス・Jr.が2打席連続HRで援護
パドレスはさらに、3回表にフェルナンド・タティス・Jr.が左中間に大きなHRを放ち、2-1と逆転。タティス・Jr.は5回に回ってきた第3打席でもLFに大きなソロHRを放ち、2打席連続HR。これで3−1とリードを広げます。
ダルビッシュが中盤を制す
ダルビッシュ投手は序盤3イニングは死球などでランナーを背負うピッチングとなりますが、失点したのは1回裏のみ。
しかし、中盤には落ち着いた投球で4回から5回まではクレイトン・カーショウに打たれたシングル1本のみという安定した内容となりました。特に6回裏はジャスティン・ターナー、マックス・マンシー、エドウィン・リオスを三者連続三振に抑える力技も披露。力技と言っても非常にテクニカルな変化球も交えた圧巻の投球内容でした。
ダルビッシュ投手は7回裏に、ランナーを二人背負うピンチを迎えますが、味方守備にも助けられ、無失点。結局、この日のダルビッシュ投手は、7回を被安打4、失点1、与四球3、与死球2、奪三振9。パドレスの流れをキープする好投を見せてくれました。
ドジャース、ハードラック
7回を終えてパドレスが3−1とリードするスコア。ちなみに先発のクレイトン・カーショウは7回を被安打5、失点3、四球1、奪三振7、被本塁打3。
ドジャース打線の実力からすれば、まだチャンスはありました。しかし、ビハインドの状況で、ケンリー・ジャンセンやデービッド・プライスを出せないというところが、このゲームを内容以上の点差が広がるゲームにしたと思います。
コーリー・クヌーベルが離脱
ドジャースは8回のマウンドに上がったジミー・ネルソンが好投。ここまではよかったと思います。
しかし、9回表、今季獲得したコーリー・クヌーベルが登板するも、5球で肘の違和感で降板。急遽、マウンドに上がったデニス・サンタナが結局、3点を奪われ万事休す。6-1でこのゲームはパドレスが取りました。
ドジャースはムーキー・ベッツがダルビッシュ投手から3度、芯で捕らえた打球を飛ばすもヒットになったのは初回の二塁打のみ。あとの2本は野手に捕らえられ、まさにハードラックという当たりでした。
この対決はこのゲームで今季5試合目。前シリーズはドジャースの2勝1敗の勝ち越しでしたが、このシリーズはここまでパドレスが2戦2勝。ついにパドレスが3勝2敗と勝ち越しました。
Game3はパドレスがブレイク・スネル、ドジャースがトレバー・バウアーです。スネルはまた、バウアーの掘った穴に辟易するのでしょうか?
お読みいただき、ありがとうございました。
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