レイズが奇策
考え方を柔軟に!というのは、ビジネスでも野球でも同じですね!
現地2018年5月19日(土)、エンゼルスVSレイズ戦で、元ジャイアンツのクローザーで、スライダーが非常にいいセルジオ・ロモ(Sergio Romo)が先発し、初回を三者三振に仕留めました!
ロモはここで交代。なんと初回のみの先発でした!
オープナーとは
先発をあえて短イニングで降板させてブルペンで9回までつなぐこの作戦を「Opener(オープナー)」と呼ぶことになりました。先発投手というと5回、100球目安の起用が今までの野球界では一般的ですが、今までのStarter(スターター)という位置づけとは意味合いが違うということで、1番めに投げる投手という意味でOpener(オープナー)と呼ぶようになりました。
2回以降のリレー
レイズは2回から本来の先発ローテであったライアン・ヤーブロー(Ryan Yarbrough)を起用。8回1アウトまで投げ、被安打4、失点1と本来の先発以上の働きを見せました。
レイズのキャッシュ監督の狙いは、右の好打者が多いエンゼルス打線に対して、左のヤーブローが立ち上がりに苦戦し、ゲームメイクに失敗するのを避けるため、右スライダー投手であるロモを起用したとのこと。流れをうまくつくりましたね!
2日連続の先発が決定
そして、キャッシュ監督ですが、大谷投手が先発する20日にもロモを先発させると発表。本日のように、立ち上がりをロモに任せ、それ以降は本来の先発である左腕のアンソニー・バンダ(Anthony Banda #53)に切り替える見込みです。
好調レイズ、6連勝
レイズはこれで6連勝!一方のエンゼルスは5連敗で、マリナーズに2位の座を奪われました。もっとも、ア・リーグ西地区の2位、3位、4位は混戦で、日替わりで順位が入れ替わる状況です。
さて、同じピッチャーの話題で行きますと、今日はやはりこの人の話題をあげずにはいられません。
先発の鑑、M・シャーザーが13K
ナショナルズのマックス・シャーザーです。
レイズのオープナーとは正反対の位置づけのスターターとしての堂々とした存在感を放っております。
絶好調のシャーザー
2018年5月19日のドジャース戦に登板。ここのところのピッチングは本当に無双状態が続いています。この日も7回を投げ、被安打5、失点2、奪三振13!
ERAは1.78です。シーズンの奪三振が早くも100を超えて、104! 両リーグ通じても2位のゲリット・コール(登板が1回少ないのですが)に11個の差をつけています。
ゲーム展開
このゲームは初回にドジャースが先制。先頭のジョク・ピダーソンが2塁打を放ち、続くマックス・マンシー(3B)のシングルで1点を上げます。
ドジャースは5回にもマックス・マンシーが活躍。ソロHRを放ち、シャーザーを相手に2−0で前半を折り返します。
バットでも
辛抱強く投げていたシャーザーに援護がめぐってきたのが、6回裏。複数のタイムリーで4−2と逆転します。この時、自身でもタイムリーを放ち、勝利への執念を見せます。
シャーザーは逆転直後の7回表のマウンドも0点で抑え、いい流れをつくって交代となりました。
ナショナルズの流れではあったのですが、8回に2番手のサミー・ソリスがコーディー・ベリンジャーにソロHRを許し、リードは1点差に。
実は逆転負け
最終回、ナショナルズはクローザーのショーン・ドゥーリトルをマウンドに送りますが、先頭から3長短打を許し、まさかの逆転を許す展開に。シャーザーの好投虚しく、5−4でドジャースが勝利しました。
リッチ・ヒルが2球で降板
ドジャース先発のリッチ・ヒルがマメの影響で2球で降板。その後、小刻みな投手リレーで目先を狂わされたとは言え、ナショナルズが放ったヒットはたったの4本。ドジャースのピンチにつけ込むことができませんでした。
日曜日は、ストラスバーグが登板します。
ダブルヘッダーは大変
さて、選手は大変という話しなのですが、この日のこのカードはダブルヘッダー。Game1は4−1でドジャースが勝利。
2試合目ですが、ゲーム開始がなんと夜8時05分!3時間半ほどかかりましたので、11時過ぎの終了。
ダブルヘッダー翌日にデーゲーム
さらに言えば、翌日の日曜日のゲームは現地時間お昼1時30開始! 睡眠不足にも程があるでしょ。メジャーは本当に過酷ですね。
日本時間2018年5月21日の朝、大谷投手も登板します!
お読みいただき、ありがとうございました。
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