「1番ピッチャー大谷!」記念すべきゲーム
現地2021年3月22日(日)のエンゼルス@パドレス戦はすごかったですね。筆者はいつも通り、週明けの出社で電車に乗っていて、SNSでエンゼルスの情報をチェックしていたのですが、思わず目を疑いました。
「1番、ピッチャー大谷!」
Shohei Ohtani pulls double duty today!
— Los Angeles Angels (@Angels) March 21, 2021
⚾️ 1:10pm PT
📺 Fox Sports Prime Ticket
📻 @AngelsRadioKLAA pic.twitter.com/qNXDLAkWqo
おお、これは!!
プロの世界でこのようなことを演出してしまうのは、栗山氏以外にはないと思っていましたが、まさか、ジョー・マッドン監督までやってしまうとは・・・これには本当に驚かされました。
NPBでやった漫画の世界をMLBでも
大谷選手が先発登板でありながら、リードオフで出場したのは、2016年7月3日の対ホークス戦以来のこと。もちろん、NPBのレギュラーシーズンでの出来事で、初回の第1打席で豪快なHRを放ち、ファンの度肝を抜いたので、記憶に残っている人も多いかと思います。
この時ばかりは、スケールの大きさにただただ驚くばかりでした。
しかも、大谷選手は、投げては8回120球、被安打5、奪三振10の快投で勝利投手に。そして打撃では第1打席以降は、四球が2回続き、第4打席では三振、第5打席では敬遠の四球。結果は5打席で1HR、3BB、1SO。
見どころ満載だったこのゲーム
Double duty for Ohanti and he put on quite the Sho. 👀
— MLB (@MLB) March 21, 2021
(MLB x @Flonase) pic.twitter.com/H7AlCKVdBP
この日のパドレス戦の大谷選手は、見どころ満載でしたね。
MAX 101.9mph
まず、投球の方ですが、4イニングを被安打2、失点1、与四球2、奪三振5という内容。
ファストボールは常時95mph-97mphを計測し、MAXは101.9mph(163.99km/h。もう164km/hということで!)をマーク。
Here was the 101 mph pitch (and grunt) https://t.co/CM8E9HBuby pic.twitter.com/TrNaAK0Hy9
— Jack Harris (@Jack_A_Harris) March 21, 2021
フィニッシュの時の力の入れ具合がもう、怖いくらいの印象で鋭い腕のスイングでしたね。
変化球もGOOD
そして今季から多用しているカーブがこの日も効果的でした。初登板では暴れることが多かったスライダーも精度が上がってきたようです。そして、あまり投げすぎないで欲しいのですが、スプリットはやはり驚異的なレベルでした。ピッチング・ニンジャさんも”Unfair”と表現するほどの威力。
I love when Shohei Ohtani pitches, throws an unfair Splitter & then glances to the CF camera like…
— Rob Friedman (@PitchingNinja) March 22, 2021
"Can you believe how talented I am?" 😎 pic.twitter.com/uhwoFaFIP7
タティス・ジュニアとの対戦
この日の「投」の見どころの1つであった、フェルナンド・タティス・ジュニアとの対戦は、2打数0安打。三振とSSポップフライで、終始押しまくった投球でした。ルーキーイヤーに腰を傷めたことのあるタティス・ジュニアが心配になるくらいの強いスイングで対抗していますが、押されていましたね。
Here was the 101 mph pitch (and grunt) https://t.co/CM8E9HBuby pic.twitter.com/TrNaAK0Hy9
— Jack Harris (@Jack_A_Harris) March 21, 2021
初回の失点はブライアン・オグレイディーの1塁線への当たりが3塁打になったので、ジェイク・クロネンワースの内野ゴロの間に1点を奪われた形になりましたが、打者4人で切りましたし、リズムの方も出てきました。まだ暴れるボールがありましたが、あと1週間でさらにチューンナップしてくれると思います。
ピッチングの方はオープニングにきっちり合わせてきたような形となりました。
第1打席は狙っていた?
そして打撃の方ですが、第1打席の対戦相手は今季トレードでパドレスに移籍したブレイク・スネル。マッドン監督のすごいところは、カクタス・リーグだからこそ、左VS左でしかも最高レベルに近い投手と対戦させてみようという大胆さを持っていることですね。
こんな顔合わせはなかなか見られるものではありません。大谷選手は、左中間にシングル。ヘルメットの飛ばし具合がかなりかっこよかったのです。これはボールをあげようとしことがありありと見えるスイングでした。日ハムの時と同様に狙っていたのかもしれませんね。
ブレイク・スネルとは2度の対戦がありましたが、2打席目は四球でした。
マーク・マランソンからも2塁打(おまけつき)
パドレスは2番手に今季からFAでブレーブスからパドレスに移籍したマーク・マランソンがマウンドに。かなり厄介なカットボーラーですが、大谷選手はLFへ2塁打を放ちます。しかし、スライディングの勢いでベースから体が離れたスキにタッチされ、アウトに。これはご愛嬌でした。
打率は.636
打撃が好調な大谷選手は、この日の2安打により、22打数14安打となり、打率はなんと.636をマーク。OBPが.654で、SLGが1.182という嘘のような数字になっています。すでにHRは4本ですからね。こんなSLGにもなりますよね。
俄然、MLBを盛り上げる存在に
今スプリングトレーニングでの大谷選手の活躍は、シーズンに大きな期待を抱かせる活躍です。約2年ぶりにリアルなベーブ・ルースを目の当たりにしたいと思っているファンも多いはず。とんでもないシーズンにしてくれるかもしれませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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