BOSTON Pre 2021
日本時間2021年3月18日。もう3月も半ばを過ぎました。ただいま仕事が立て込んでおりまして、前日は記事更新ができず、大変失礼致しました。やはりフィスカル・イヤーエンド(会計年度末)というのは予想外のことがいろいろと起きますね。なかなか楽しませてくれます。たまにはキツい状況になることもありますが、それでも元気にやっていけるのはメジャーリーグという楽しみがあるおかげです。
依然、打線は好調をキープ
さて、本日はまたレッドソックスの話題です。現地2021年3月17日、レッドソックスはミネソタ・ツインズを9-1で下し、今スプリングトレーニングの成績を9勝6敗としました。
約10日ほど前の現地2021年3月7日(日)、スプリングトレーニングのゲーム開始から1週間が経過した時点で、チーム打率は.302をマークしていました。しかし、さすがに2021年3月17日時点では.270と落ちました。現時点ではインディアンスが,281でトップです。
それでも打率はMLB30クラブ中、5位。依然、好調をキープしていると言っていいでしょう。そんなレッドソックス打線でひときわアピールしているのが、ボビー・ダルベック(Bobby Dalbec)。
ボビー・ダルベックが5号HR
ボビー・ダルベックは、現地2021年3月17日のツインズ戦でも9番1Bで出場。2回の第1打線でマット・シューメーカーからグランドスラムを放ち、今スプリングトレーニング、第5号としました。なおグランドスラムは今スプリングトレーニング2度目です。
Here’s a look at Bobby Dalbec’s no-doubt grand slam. pic.twitter.com/5gLomgsv4d
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) March 17, 2021
これでボビー・ダルベックの今スプリングトレーニングの成績はご覧の通りに。
【現地2021年3月17日時点のダルベックの成績】
- 12試合出場
- 27打数9安打
- 二塁打:2
- HR : 5
- 打率.333、OBP .419、SLG .926
- RBI : 12 / BB: 4/ SO:13
HR5本は、レンジャーズのジョーイ・ギャロ、カブスのジョク・ピダーソン、ドジャースのコーリー・シーガーとともにMLBトップタイ。また、RBI 12はMLBで単独トップ。
1Bでマイケル・チャビスとの争い
ボビー・ダルベックは3Bも守りますが、ラファエル・デバースがいるため、現時点では1B候補。また1B候補にはマイケル・チャビスが。非常に強力なライバルです。
マイケル・チャビスは2Bも守りますが、2Bには今オフに獲得したキケ・ヘルナンデスがまず第一の候補となり、そして今スプリングトレーニングで好調を維持しているクリスチャン・アローヨも。コーラ監督はマイケル・チャビスのOFでの起用は考えていないため、ますますダルベックとチャビスの一騎打ちの様相に。これは頑張らざるを得ません。
My Opening Day lineup if the season starts tomorrow:
— Boston Strong (@BostonStrong_34) March 11, 2021
2B Hernández
CF Verdugo
SS Bogaerts
DH Martínez
3B Devers
1B Dalbec
LF González
RF Renfroe
C Vázquez
Rodríguez LHP.
2021年はまだルーキーステータス
ボビー・ダルベックですが、誕生日が1995年6月29日で、現時点で25才。2016年のアマチュア・ドラフトでレッドソックスから4巡目指名を受けてプロ入りした選手です。
デビューは2020年8月30日。もしも2020シーズンが短縮シーズンでなければ、ダルベックも、もっと華々しくデビューイヤーを飾ることができたかもしれませんね。
2020年のメジャーでの成績は、23試合で80打数21安打、打率.263、OBP .359、SLG .600、HR 8、RBI 16、BB 10、SO 39。
なお、ルーキーステータスは打者の場合、AB(打数)が130以内ですから、まだルーキー・ステータスです。
ジャレン・デュランは開幕マイナーへ
一方、今スプリングトレーニングで打率.313、OBP .375、SLG .773、HR 2、RBI 3をマークしていた左の大砲で2B/CF登録のジャレン・デュランは激しいアクティブ・ロスター争いから一歩後退。残念ながら、開幕はマイナーで迎えることになりました。
LFのアンドリュー・ベニンテンディー、CFのジャッキー・ブラッドリー・ジュニアが抜け、レギュラー獲りを期待していたのですが、ハンター・レンフロー、アレックス・ベルドゥーゴ、マーウィン・ゴンザレスの3名には及ばなかった模様です。
タナー・ハウクも開幕マイナー(3/18時点)
また、2020年9月15日にデビューし、3試合に先発し、3勝0敗、ERA 0.53をマークした右腕のタナー・ハウクも開幕はマイナーでのスタートとなってしまいました。
BOSTON STRONGさんの情報によると、コーラ監督はローテーションを5人で回すか、6人で回すかで、マット・アンドリーズをブルペンにするか、ローテーションに入れるか悩んでいたようです。しかし、コーラ監督は5人のローテーションで回すことを決めた模様。これにより、マット・アンドリーズのブルペン起用が決まった模様です。
Red Sox rotation?
— Boston Strong (@BostonStrong_34) March 15, 2021
If they go 5:
1. Rodríguez
2. Eovaldi
3. Pérez
4. Pivetta
5. Richards
(Andriese to the bullpen)
If they go 6:
1. Rodríguez
2. Eovaldi
3. Pérez
4. Pivetta
5. Andriese
6. Richards
昨シーズン、トレードで獲得したニック・ピベッタ、今オフに再契約のマーティン・ペレス、FAで獲得したギャレット・リチャーズらがいるため、タナー・ハウクのスポットがなくなってしまいました。
もっとも、タナー・ハウクとジャレン・デュランに関してはMLS操作の視点もあるかもしれません。それにより彼らのFAイヤーを1年遅くに設定することができるからです。
開幕まであと2週間強。レッドソックスの開幕までの動向にも注目したいです。
追記:ハウクは開幕ロスター入りとなりました
追記です。3月18日以降、ロスターの見極めが進み、タナー・ハウクは開幕ロスター入りとなりました!!
E・ロッドはILスタートに
そしてエースとしての期待されていたエドゥアルド・ロドリゲスは、エルボーイシューにより開幕ILに入りに。タナー・ハウクが上がったのはこの事情によります。
【レッドソックス2021 Opening Day Roster/26名】
- 【SP】
- ネイサン・イオバルディ
- タナー・ハウク
- ギャレット・リチャーズ
- ニック・ピベッタ
- マーティン・ペレス
- 【RP】
- マット・バーンズ
- アダム・オッタビーノ
- ダーウィンゾン・ヘルナンデス
- 澤村拓一
- マット・アンドリーズ
- ジョシュ・テイラー
- ギャレット・ウィットロック
- オースティン・ブライス
- フィリップ・バルデス
- 【C】
- クリスチャン・バスケス
- ケビン・プラウェッキ
- 【INF】
- ボビー・ダルベック(1B/3B)
- マーウィン・ゴンザレス(UTL)
- エンリケ・ヘルナンデス(2B)
- クリスチャン・アローヨ(2B)
- ラファエル・デバース(3B)
- ザンダー・ボガーツ(SS)
- 【OF】
- フランチー・コルデロ(LF)
- アレックス・ベルドゥーゴ(CF)
- ハンター・レンフロー(RF)
- 【DH】
- J.D. マルチネス
お読みいただき、ありがとうございました。
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