AAA:「少なくとも」1ヶ月はディレー
2月半ばにマイナーリーグのシーズン・スケジュールが正式に発表されたばかりですが、現地2021年3月2日、早くもリスケジュールとなりました。
当初は、例年どおりにメジャーの開幕の一週間後にオープニングナイトを迎えることになっていたトリプルAも、少なくとも1ヶ月の開幕ディレーが決定。こちらはMLBの方から各クラブへ通達が下された模様です。
トリプルAはまだ流動的な要素あり
本当は下記の記事に追記で記載したかったのですが、この記事自体は1月にしたためたものであり、もうすでに2月の発表が行われた時点で追記しておりました。
トリプルAの開幕に関してはまだ流動的な要素が多く、今後も決定事項がアップデートされかねないと思いましたので、新たにこの記事を書いています。
(仮)開幕は5月4日
当初、トリプルAは以下のスケジュールで開幕が決まっていました。
- 20クラブ が4月6日にオープニングナイトを実施。
- 残り10クラブは2日後の4月8日にオープニング。
しかし、今回の決定により、少なくとも1ヶ月のディレーが決定。現時点での開幕は5月4日ということに。まず一部チームが4日にオープニングを迎え、残りチームは5月6日からということになりました。
ということは、ダブルA以下の開幕と同時期のオープニングとなりました。
また、これによって、シーズン終了も約1ヶ月、後ろにプッシュバックされる見込みです。
オルタネイト・サイト復活へ
2020シーズン、マイナーリーグはキャンセルになりました。各クラブは選手補充のため、オルタネイト(代替)サイトを運営し、メジャー・ロスターの調整を行ってきました。
今季はビッグリーグは当初通り、4月1日の開幕が決定し、そこは動かしていません。よって、アクティブ・ロスターから外れた選手はこのままですと、開幕後1ヶ月は、調整の場がありません。もっとも、その時期にマイナーはキャンプインするのですが、調整の段階が違います。
オルタネイト・サイト運営の利点
したがって、チューンナップされた選手たちの受け皿という意味においても、2020シーズン同様にオルタネイトサイトを運営することになりました。
また、むしろこちらの方が重要なのですが、オルタネイト・サイトを運営することで、感染対策も有効です。
というのも、仮にトリプルAがオープンになった場合、このレベルは飛行機での移動も発生します。ということは地理的、あるいは距離的に感染のリスクにさらされることから、そのリスクを減らす意味においても、メジャーのホームに近いところで、一箇所に集めて、リスクを減らす方が良いです。また、一箇所に集めることで、チーム単位での感染予防の管理も容易です。
オルタネイト・サイトはこのような理由で2020年に使用されてきました。そして2021シーズンも同様な機能として復活することに。
2021年のオルタネイト・サイトの運用はこれから
4月から5月にかけての1ヶ月間の空白を埋めるだけにしておくのか、あるいは1年継続させるのか。この点はまだ見えていません。
この点はMLB代表者、MLBPA代表者、2人の医師からなる合同の安全衛生委員会が逐一アップデートしていくことになりそうです。それが彼らのミッションです。
よって、このトピックはまた情報がアップデートされれば、追記いたします。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント