菅野投手の結論はもともとの期限日に
現地2021年1月5日、読売ジャイアンツの菅野智之投手のMLBのポスティング移籍についてはすでに多くのメディアで報道されていますが、ここまでの情報を整理しておきたいと思います。
現地5日に結論出ず
菅野投手がMLBへの移籍手続き申請を行ったのは2020年12月8日。交渉の期限となるのは現地2021年1月7日17時(東部時間)です。日本時間では、8日(金)の朝7時。
日本時間2021年1月6日に菅野投手が注目されていたのは、その期限を待たず、現地5日にデスティネーションが明らかになる可能性があると報じられていたため。
しかし、結論は出ず。最終期限の現地7日17時に持ち越しとなりました。
条件が合わない
5日に結論が出なかったのは、条件が合わなかったためと見られています。状況から推察するに、もうそれしか理由はないと思われます。
複数の候補
かつてのポスティングはオークションの入札のように、もっとも高い金額で手を上げたクラブが交渉権を獲得していましたが、今はBiddigと言われつつも、選手の考えで決めることができます。大谷選手がそのいい例ですね。サラリーよりも、二刀流を貫けるかどうか、気候などで総合的にエンゼルスとサインしました。
菅野投手獲得に手を上げているのは、ブルージェイズ、ジャイアンツ、レッドソックスと言われています。
メッツが途中離脱
メッツも参戦していましたが、年が明けてすぐに離脱しました。新オーナーに代わり、コロナ禍でも豊富な資金を使えるメッツが離脱したことは、サラリーの条件の点でちょっと痛かったです。ただ、そのメッツよりもよい条件を出していたところがあったのかもしれません。
サラリーなのか、あるいは付帯条件なのか。どのポイントが厳しかったのかは定かではありませんが、菅野投手側が納得行く条件ではなかったとのことです。
7日まで待ちましょう
残り2日の間にどのような結論になるのか、ここは注目されます。
巨人の4年提示
読売ジャイアンツが菅野投手に4年でオプトアウトありの条件を提示したことから、それも含めて総合的に考えるしかなさそうです。
菅野投手は1989年10月11日生まれの31才。NPBでのキャリアは8年。すでに国内FA権は取得していました。海外FA権を得る9年を前に今季挑戦したかったのは、やはり投手としてのキャリアを考えてのことだったと思います。
ご本人も納得の行く、よい結論が出ればと思います。
追記:2021はチャレンジせず巨人に
現地2021年1月7日、菅野投手が2021年にMLBに移籍するかどうかの結果が出ました。2021年は読売ジャイアンツということになりました。
菅野投手に対してどのクラブがどれくらいのオファーを出したのかは明らかになっていません。
噂レベルの話ですが、沢村賞2度受賞の菅野投手が一つの目安にしていたのが、マリナーズが菊池投手と結んだ4 年/$56M (2019-22)という数字。本人もこれは超えるだろうと思っていたのかもしれません。しかし、残念ながらディール成立には至らず。
なお、菊池投手の4年/$56Mはサイニング・ボーナスの$6Mも含めた総額です。それを指し引くと$4年/$50Mで、AAVで$12.5M/Year。
プライドが邪魔したかもしれませんね。
なお読売ジャイアンツは菅野投手に4年/$40M+オプトアウトありを提示しており、2021年オフもMLBに挑戦する見込みです。
2022年だと32才になってしまう菅野投手。MLB挑戦は1年でも早い方がよいと思ったのですが、来年に持ち越しとなりました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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