A・シモンズが抜ける穴にホセ・イグレシアス
現地2020年12月2日、こちらの話題もノンテンダー・プレーヤー・リストが明らかになった日に書けなかった話題です。
エンゼルスの新GMがSS獲得に動きました!
同日、オリオールズからトレードでホセ・イグレシアス(Jose Iglesias )を獲得。FAで抜けるアンドレルトン・シモンズのSSのポジションを埋めました。
トレード詳細
このトレードで動く選手はこちら。
エンゼルスGet
- ホセ・イグレシアス(Jose Iglesias ):31才/SS
オリオールズGet
オリオールズには若手右腕二人が動きます。
- ギャレット・ストーリングス(Garrett Stallings)/ 23才/RHP
- ジーン・ピント( Jean Pinto)/ 19才/RHP
ホセ・イグレシアスはオプションを行使されていた
今回、ホセ・イグレシアス獲得に当たり、ディールの形態がトレードになったのですが、それはホセ・イグレシアスがオプションを行使され、オリオールズの一員だったからです(FAではなかった)。
【ホセ・イグレシアスの契約】
- 1年/$3M (2020)+2021 $3.5M クラブOpt( $0.5Mバイアウト)→オプション行使(残留)→12/2、トレードでエンゼルスへ
よって、ホセ・イグレシアスのサラリーは$3.5M。エンゼルスとしてはあの守備を$3.5Mで獲得できるのは投手陣が万々歳しているではないか?と思います。
ホセ・イグレシアスは打撃も向上中!142−57!
ホセ・イグレシアスはオリオールズに入る前のレッズ時代から打撃が向上。
2020シーズンはすごかったです。39試合出場にとどまりましたが、今季はDHで起用されるケースもありました。
成績は142打数で53安打を放ち、打率.373、OBP .400、SLG .556でOPSは.956。二塁打がなんと17本!HRも3本を放ち、RBIは24、Runsは25。
タイガース時代とはうってかわって、チャンスメイクにはもってこいの選手になっています!
オリオールズへ移籍する二人
オリオールズに移籍するのは、二人とも右腕。
ギャレット・ストーリングスは、23才で2019アマチュアドラフトでエンゼルスの5巡目指名の右腕。テネシー大学の出身。2019シーズンもマイナーのショートシーズンリーグに参加せず、2020年はCOVID-19の影響でマイナーのゲームがキャンセルになったため、まだプロでの登板はありません。
アマ時代のファストボールの球速は91mphですが、アマ選手の見本市の様相も呈するパーフェクトゲームでは伸びしろは十二分と太鼓判を押されています。とにかくプロで早く投げたいところですね。
ジーン・ピントは2001年1月9日生まれの19才。まもなく20才の誕生日を迎えます。ベネズエラ出身で、2019シーズンにドミニカサマーリーグで登板した記録があります。3試合12.0イニングで0勝1敗、ERA 2.25。
ともに未完過ぎる二人でオリオールズがどう磨いていくのか、楽しみな素材です。
エンゼルス内野はOK
ホセ・イグレシアスがSSに入ったことでエンゼルスの内野は固まった様相を見せています。
- 1B: アルベルト・プホルズ(RHB)/ ジャレッド・ウォルシュ(LHB)
- 2B: ルイス・レンジフォ(スイッチ)/ デービッド・フレッチャー(RHB)/フランクリン・バレート(RHB)/ ジャマイ・ジョーンズ(RHB)
- 3B: アンソニー・レンドン(RHB)
- SS: ホセ・イグレシアス
デービッド・フレッチャーとフランクリン・バレートが内野のユーティリティーのような存在でSSも可能。アンソニー・レンドンが故障しても3Bの対応も可能。打撃優先でゲームプランを組めそうです。
大谷選手には心強い
アンドレルトン・シモンズがいなくなるものの、今度はホセ・イグレシアスが入り、3Bにはアンソニー・レンドンもおり、左側は鉄壁。2Bのメンバーも動きがいいことから、ホセ・イグレシアスの加入は大谷選手には朗報ですね。
エンゼルスは2019年オフにもオリオールズからディラン・バンディーを獲得。これはいいディールになりましたね。オリオールズとはいい関係を気づいていけそうです。ちょうどパドレスとレイズがそのような関係ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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