キム・アングGMの初ディール
マイアミ・マーリンズのトレードのニュースが入ってきました。
現地2020年11月30日、マイアミ・マーリンズはインディアンスからトレードでビューティフル・サブマリンのアダム・シンバー(Adam Cimber)を獲得。このトレードは今オフからGMを任されたキム・アングさんの記念すべき初ディールです!
アダム・シンバーを金銭トレードで獲得
今回のアングさんの初ディールとなったこのトレードでの対価はキャッシュ・コンシダレーション、つまり金銭トレードです。マーリンズからインディアンスには$0.1Mが渡ります。
安い対価
メジャー3年めのサブマリン右腕に対してなんとも安価な対価となった訳ですが、アダム・シンバーは現地2020年11月25日にDFAとなっていました。今回はDFA後にトレードが成立したパターンです。
また、アダム・シンバーの2020年のサラリーは$0.5815Mで、これはメジャー最低年俸に気持ち分が上乗せされた額。インディアンスは若手投手の枠を空けることと、少しでもサラリーを削減するということもあってかなり安い額のトレードになった模様です。
アダム・シンバーとは
アダム・シンバーは1990年8月15日生まれの30才。2013年、パドレス9巡目指名のアンダースローです。
きれいなアンダースロー
メジャーの現役アンダースロー投手の中でおそらく一番美しいフォームで投げる投手です。日本のファンが見て一番しっくりくるフォームかと思います。牧田投手の下から投げる技術はすごいですが、あのような下からボールをポップアップして弾き出すような不思議な感覚はあまり感じさせず、バランスよく下からねげてくるという感じの投手。
ベロシティーはファストボールで平均85mphほど。アンダースローで85mphなら打席で見れば92-93mphくらいに見えるかもしれませんね。
2020シーズンは14試合、11.1イニングでERA 3.97。グランドボール(ゴロ)率が52.4パーセント、BB 9は1.59。
MLS 2.139 (2021/Jan)
アダム・シンバーはまだFAではありません。MLSは2.139(2021年1月にそうなる予定)。調停資格前でした。
ホセ・ウリーナをDFAに
アダム・シンバーの対価はほぼマイナーディールのような額となりましたが、マーリンズはアダム・シンバーを受け入れるために40manロスターを空けました。よって、アダム・シンバーはそのままメジャー契約となりますので、サラリーは現状とほぼ変わらずか、メジャー最低年俸に則った額になるものと思われます。
では誰をDFAにしてロスターを空けたのかというと、ホセ・ウリーナ(José Ureña)でした。ウリーナはドミニカ共和国出身で2021年は29才。メジャー通算6シーズンで、32勝46敗、ERAは4.60。
腕の使い方が独特の右腕ですね。
2018年、ルーキーのアクーニャにHBP
ホセ・ウリーナと言えば、2018年のブレーブス戦でのロナルド・アクーニャへの故意死球が印象的です。あれでウリーナの株がガタッと落ちてしまいました。
下記の記事に詳細を記載しています。サムネが違うゲームのものですが、めずらしく一日のまとめ記事みたいな書き方をしているのでこの記事の中に記載しています。
グランド上でなにかあったかもしれませんが、やはりやってほしくありませんでしたね。
キム・アングさんもこのDFAは賢明と言えるかもしれません。いいボールを投げるのにメンタルに今一つ正義感がないと言わざるを得ません。
新生マーリンズも動き出しましたね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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