カーブが素晴らしい投手
現地2020年11月16日、ブレーブスがいい補強を行いました!レッドソックスは獲得に走って良かったのではないか!?と思えるほどのいいディールです。
ジャイアンツからFAとなっていたドリュー・スマイリー(Drew Smyly)と合意しました。
契約内容
ドリュー・スマイリーとブレーブスは以下の内容で合意。
- 1年/$11M(2021)
現地2020年11月17日時点ではオプションやバイアウトなどの詳細情報は入っておらず、ひょっとしたら、単年の契約のみかもしれませんが、分かり次第追記します。
ドリュー・スマイリーの良さ
まず、ドリュー・スマイリーの詳細は下記の2019シーズンのフィリーズデビューの時の記事をご参照ください。
簡単に書かせていただくと、カーブを絶賛された投手です。
フィリーズに入る前、ドリュー・スマイリーは複数のクラブから短期間でディールされてしまうという厳しい時期を過ごしましたが、それは2017年夏にトミー・ジョンを受けてしまったことから。これにより2017年後半と2018年のフルシーズン、マウンドから遠ざかってしまったことから、そのような契約になってしまいました。
しかし、回復した2019年にフィリーズがサイン。上記の記事のようにカーブが大絶賛されました。
2020年、K/9 rateはMLB NO.1
2019シーズン、レンジャーズとフィリーズで25試合、21先発で114.0イニングを投じ、術後初のフルシーズンを経験したドリュー・スマイリーは4勝7敗、ERA 6.24と数字こそついてこなかったもののしっかりとした手応えを掴みました。
2020年はFAでジャイアンツと1年$4Mでサイン。プロレーティッド(日割り)で、約$1.48Mのサラリー。
成績は7試合、5先発、26.1イニングで0勝1敗、ERA 3.42。この数字も大した成績ではありません。しかし、注目すべきはその奪三振率の高さ。
26.1イニングで42奪三振。SO 9では14.4を記録。これはMLB NO.1の数字です。
球種とベロシティー
2020年、ドリュー・スマイリーが投じたのは4シーム、カーブ、カット。チェンジアップも投げますが、2020年は少なかったです。
4シームはアベレージで93.8mph、カットボールは89.3mph、そしてカーブが80.0mph。比率は、4シームが45.5%、カーブが36.5%、カットボールが17.8%。
相手打線を完全に封じるタイプではありませんが、先発ローテーションとしてかなり期待できる投手です。
ブレーブス、盤石なスターター
現時点でブレーブスのスターターはかなり盤石です。下記の中にはブルペンを担う投手もいますが、そのローテーション枠を争う立場の投手も入れれば、その数たるや、すごい面々です。ここにドリュー・スマイリーが入ることはさらなるプラス。
- マックス・フリード(L)
- マイク・ソロカ ※2020年アキレス腱断裂もリハビリ中
- イアン・アンダーソン
- ドリュー・スマイリー(L)
- カイル・ライト
- AJ・ミンター(L)
- ブライス・ウィルソン
- トゥーキー・トゥーサン
- ワスカル・イノア
- ショーン・ニューカム(L)
2020年のポストシーズンではイアン・アンダーソンが大活躍しましたが、A.J.ミンター、カイル・ライトも大いに機能したことは彼ら本人にも大きな自信になったことでしょう。
マーク・マランソン、シェーン・グリーン、ダレン・オデイ、ジョシュ・トムリンなどブルペンのベテラン達がこぞってFAとなり、彼らとの再契約も含めたゲーム後半のプランも再構築する必要がありますが、若手のローテーション候補がこれだけひしめいていれば、プランを寝るのもかなり楽ですね。
ドリュー・スマイリーの2021年にも期待していいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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