レイズはALCSへ王手!
現地2020年10月7日、レイズ@ヤンキースのALDS Game3がヤンキースのホーム設定で行われ、レイズの強さが際立ったゲームとなりました。
2勝1敗としたレイズは3戦先勝のALDSにおいて勝ち抜きに王手。Game4で決めることができるかどうかという状況になりました。
ランディー・アロザリナ、またしても3安打
そのレイズの攻撃力を牽引しているのはメジャー2年め、25才のキューバ出身のランディー・アロザリナですね。
Game3においては、1打席目に田中投手から2B内野安打、2打席目も田中投手からCF前シングル、5回の第3打席では今ALDS3本目となるHRを放ち、レイズの勝利に大きく貢献。4打席目は四球で、5打席目は投手ゴロ。
この日は4打数3安打、1HR、1RBI。
ALDSでは全試合マルチ達成
ランディー・アロザリナはALDSで、4打数3安打、4打数2安打、4打数3安打といずれの試合もマルチを達成。日本で言う3安打の猛打賞が2試合もあります。
ALDSの打率は.624、OPSは2点台!
そしてGame3を終えた時点でのALDSの打率はなんと.625!しかも3試合のいずれも1本ずつHRを放っており、もう誰も止められない状況となっています。
ちなみにOBPは.692、SLGは1.417、OPSは2.109!
ショートシリーズで手がつけられなくなると一気にこのような数字に上がりますね。
Game3の様相
Game3を振り返ってみます。先発はレイズがチャーリー・モートン、ヤンキースが田中将大投手。
ハマった場合のモートンでした
このゲームはとにかくチャーリー・モートン次第というふうに見ていました。チャーリー・モートンはハマると無双状態になるものの、変化球が甘いとビッグ・イニングを作られてしまう面があります。
総じて安定はしているのですが、はまらなかった場合、致命的になる恐れがあることから、その出来に注目していました。
そしてこの日はハマった方のモートンでした。
モートンは3回に1点を奪われ、味方のリードを消してしまいましたが、味方打線が3点を勝ち越した直後の4回裏を無失点で切り抜けたことでレイズの流れをグッと引き寄せたと思います。
モートンは5回、86球を投じ、被安打4、失点2、与四球2、奪三振6、被本塁打0という内容で、レイズの2勝目に大きく貢献しました。
キアマイアーが田中投手から3ランHR
一方の田中投手は3回まで1失点とゲームメイクしていましたが、4回表にヒットと四球で2人のランナーを出した後、ケビン・キアマイアーにRFへ3ランHRを打たれのが痛かったです。4イニングで被安打8、失点5、被本塁打2という内容でした。
この日、レイズはオースティン・メドウズ、ブランドン・ラウの1、2番コンビが無安打だったものの、下位打線のケビン・キアマイアー、マーティン・ペレスがそれぞれ3安打を放ったので打線としても機能しました。
筒香選手、ヒットが出そう
ALDS初スタメンとなった筒香選手はこの日は5−0。芯で捉えたライナーもあったのですが、ルメイヒューに捕まり、ポストシーズン初ヒットはなりませんでした。今後も出場の機会は出来ると思います。これで筒香選手まで機能し始めたら、レイズ打線はますます手がつけられなくなりますね。
NYY、マイケル・キングがパーフェクト
7回を終えて8−2とレイズがリードしていた状況だったので、ヤンキースは点差が空いた状況でのリリーバーとしてマイケル・キングを起用。これがハマりました。8回、9回の2イニングをパーフェクトに抑える好投。よい場面の中継ぎで出てくるかもしれないので、レイズとしては要注意ですね。
このゲームではまたしてもジャンカルロHRが出ました。ジャンカルロ・スタントンはALDS3試合で計5HRと驚異的な数字を残しています。ALワイルドカードシリーズの2試合でも1本ずつ放っていますので、今ポストシーズン5試合で6HR。ランナーを残して打席に迎えたくないですね。
スコアはレイズが8-4で勝利。ALCSへ王手をかけました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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