A’s、HOUの4年連続CS進出を阻めるか?
現地2020年10月6日、アストロズ@アスレチックスのGame2が行われ、アストロズが5-2のスコアで勝利。4年連続ALCS進出へ王手をかけました。
アスレチックスはレギュラー・シーズンでは36勝24敗でア・リーグ西地区を制覇。29勝31敗で借金1で地区2位の中で3番目の勝率でポストシーズンになんとか滑り込みを果たしたアストロズに対して、苦戦。瀬戸際まで追い込まれてしまいました。
レギュラーシーズンでは余裕の勝ち越し
レギューシーズンでの直接対決ではアストロズに7勝3敗で余裕で勝ち越していたアスレチックスですが、今シリーズではアストロズの良いところが目立ちます。
セミエンのエラーをきっかけに失点したGame1
前日のGame1は10-3のスコアでアストロズが勝利。ただ、このゲームは点差以上に拮抗した内容ではありました。
中盤を支配しきれなかったGame1
ALワイルドカード・シリーズのGame2で登板したクリス・バシットをALDSのGame1で起用したアストロズ。9月30日に92球を投げた試合から中4日を空けての起用でちょっと早いんじゃないか?と思っていました。
バシットは握力低下か?
3回までは無失点で切り抜けたものの、4回に突如崩れました。アレックス・ブレグマンにソロHR、カルロス・コレアには2ランHRを打たれて3失点。味方打線が奪った3得点を降り出しに戻してしまうイニングに。ただ、これ以上の失点を退けたのはさすがでした。4回に崩れたは疲れからくる握力の低下でないか?などと思っています。
6回2アウトからのセミエンのエラーで逆転
5回を終えて5-3と2点をリードしていたアスレチックスですが、6回表に2アウトまではすんなり奪ったものの、最後のアウトをSSのマーカス・セミエンがまさかのファンブル。
ここまでポストシーズンを無失点で切り抜けていたJ.B.ウェンデルケンはこれでおかしくなってしまいましたね。ここから3本の長短打で逆転を許し、その後を継いだジェイク・ディークマンも失点。
7回にはカルロス・コレアにこの日2本目のHRを打たれて5-8というスコアに。
アストロズはエノリ・パレデスが機能
これでアストロズ投手陣もつきあってくれれば問題はなかったのですが、アストロズは、エノリ・パレデスが6回、7回の2イニングをパーフェクト・リリーフ。アストロズが付け入るスキはありませんでした。
最後は安定感抜群のライアン・プレスリーに抑え込まれて5-10で敗れたのでした。
Game2も似たような展開に
現地2020年10月6日のGame2も似たような展開に。アスレチックス先発のショーン・マナエアのボールはむしろ走っていたくらいだったのですが、3回表、2アウトからジョージ・スプリンガーに一発を浴びて1-2と逆転。
中盤に失点
4回には2本の長短打で1失点、5回にはめったにHRを打たない捕手のマーティン・マルドナードに一発。さらにジョージ・スプリンガーにこの日2本目のHRを浴び、スコアは2-5に。
打線も6回以降は、先発のフランバー・バルデス、エノリ・パレデス、そしてライアン・プレスリーに無失点に抑え込まれ、ゲームセット。
5-2のスコアで敗れました。
アスレチックスはこれで崖っぷちに追い込まれた訳ですが、良い面もあります。
クリス・デービスが2HRと好調
マット・チャップマンがポストシーズンに出られなくなり、かなり厳しい戦いを強いられているアスレチックスですが、主砲のクリス・デービスが当たっています。
ALDSで2試合連続でHR。しかもゲーム序盤に打っているので、先発投手には援護になります。また、2試合連続でHRを含むマルチ安打を達成中。これは大変心強いですね。
ライアム・ヘンドリクスを温存中
A’s advance to ALDS 🚨
— Bleacher Report MLB (@BR_MLB) October 1, 2020
Oakland wins its first playoff series since 2006 and will play the Astros in the next round
(via @Athletics)pic.twitter.com/siNdPvF31z
この2試合、リードを保ってゲーム終盤に入れていないせいでもあるのですが、クローザーのライアム・ヘンドリクスを2試合休ませることができました。
ワイルドカードシリーズで計2.2イニングを投げていたので、ちょうどよかったのではないかと思います。
ヘスス・ルザルド登板で2勝
Game3の先発はヘスス・ルザルド。シーズン中、アストロズ戦で2度登板し、2試合ともアスレチックスが勝利。圧倒的な投球ではありませんが、2試合、12.2イニングで失点は4。ゲームメイク出来ていました。
ヘスス・ルザルドが6イニングくらいまでもてば、8回途中からライアム・ヘンドリクスにつなぐことができ、そこから逆算して、セットアップもなんとかなるでしょう。ここで3バッターミニマムの制約は痛いところですが、2アウト目からイニング終了までは大丈夫なので、凌げるでしょう。
アストロズは二遊間がイキイキ
アストロズはやはりホセ・アルトゥーベ次第でもあります。この2試合、アルトゥーベとコレアがイキイキしています。守備での動きも抜群によく、勢いを取り戻しつつあります。
投手力が良いのに加えて、自慢の二遊間が本来の動きが出来てきていけば、アストロズはやはり実力はあります。
アスレチックス、厳しい戦いではありますが、「らしい」ところをぜひ見せてもらいたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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