MLBもついに観客動員へ
まだ正式決定ではないことをご了承いただいた上で読んでいただきたいのですが、現地2020年9月22日のMLB記者、ボブ・ナイチンゲール氏の情報によると、ロブ・マンフレッド・コミッショナーはNLCSとワールドシリーズを観客を入れて開催する考えであることを明らかにしました。
史上最短シーズンの特殊なシーズン
2020シーズンの特殊さはもう皆様ご存じの通りです。
- COVID19プロトコルに則った3C(3蜜)対応
- 7月23日、24日開幕
- シーズン60試合
- 選手のサラリーはプロレーティッド(日割り)=満額の37%
- ナ・リーグのユニバーサルDH導入
- ドラフトは5巡目まで
- オールスター中止
- ダブルヘッダーは7回まで
- 延長戦はランナーを1、2塁に置く、いわゆるタイブレーク方式で開催
- 16クラブが参加してのポストシーズン
- ワイルドカードシリーズの実施
- 地区優勝クラブもワイルドカードシリーズへ参加(免除なし)
- DSとLCSは移動日無し
- LCSからバブル案実施(ハブ&スポークのハブのような形)
などなど、とくにこれから始まるポストシーズンがとりわけ特殊な開催となっています。
NLCSとWSで観客動員へ
そして10月11日から始まるLCSから観客を動員する方向で進めていくようです。
LCSの開催場所とWSの開催場所をおさらいしますと以下の通りです。
【LCS】
- 10/11〜 AL @ペトコ・パーク (カリフォルニア州サンディエゴ)
- 10/12 〜 NL@グローブライフ・フィールド (テキサス州アーリントン)
【WS】
- 10/20-28
- @グローブライフ・フィールド(テキサス州アーリントン)
今回、観客動員に向けて動いているのはNLCSとWS。つまり、テキサス州のみです。
カリフォルニアのALCSは無観客になりそう
観客を入れて競技を行う上でMLBが州知事と交渉するのは、テキサス州。
カリフォルニア州ですが、8月初旬の規制では、子供のスポーツに関して、屋外でトレーニングをするのは許されるものの、試合は禁止。クラスターを警戒して3C(3蜜)になりそうなものは排除されている状況でとてもプロスポーツでたくさんの観客を入れて行える状況ではありません。
一方のテキサス州はスポーツイベントには寛容で、こちらも原則はCDCのプロトコルに従ってはいるものの、まだ開催の余地はありそうです。その点がテキサス州での開催だけお客さんを入れるという意味です。
テキサス州知事との交渉の行方
こちらは9月中になんらかの結論が出るのではないかと思います。10月に入って10日ほどですぐにLCSが始まる訳ですから、受け入れ先のアーリントンも準備をしなくてはなりません。
テキサス州は容認すると思います。
観客人数
どれくらいのお客さんをスタジアムに入れることができるのかは今後の州知事との交渉次第ということでしょう。
キャパシティ、40,300シートもあるグローブライフ・フィールドですが、もしも観客OKとなったとしても、NPBのように上限が課せられることでしょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
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