久々の2Bの結果は?
現地2020年9月10日、ロサンゼルス・ドジャースは、チェイス・フィールドで行われたダイヤモンドバックスとのゲームで、4年連続OFでのゴールドグラブ賞を受賞しているムーキー・ベッツを2Bで先発起用しました。
1番2Bムーキー・ベッツ
この日のドジャースのスターターはご覧の通りのメンバーとなりました。
- ムーキー・ベッツ(2B)
- コーリー・シーガー(SS)
- AJ・ポロック(LF)
- マックス・マンシー(3B)
- クリス・テイラー(CF)
- コディー・ベリンジャー(1B)
- キケ・ヘルナンデス(RF)
- ウィル・スミス(DH)
- オースティン・バーンズ(C)
ドジャースがベッツを2Bで起用したのは、ポストシーズンを見すえてのこと。ドジャースにはキケ・ヘルナンデス、クリス・テイラーという能力の高いユーティリティープレーヤーがすでにいますが、ベッツを2Bで起用することでさらに攻撃のオプションが広がることから、今回は試験の意味があったようです。
守備機会
ムーキー・ベッツの守備機会ですが、4度ありました。
1回裏、クリスチャン・ウォーカーの1・2塁間の緩めのゴロに得意の足を使って追いついたものの、いつものOFの癖が出たのか、ゴロの直前まで大股を使い処理。結果、勢い余って尻もちをつき、スローイングが出来ず。これはエラーではなく、安打になりました。
守備位置も2Bベース寄りでしたし、さすがによく追いついたと思います。もし本業の内野手なら、多少の時間をロスしてもパタパタと小股に変えたかもしれませんね。
2回裏、デービッド・ペラルタの1・2塁間のゴロをカバーするも、投手のベースカバーが遅れ、アウトとならず。シングルヒット。
4回裏、ニック・アーメッドのCFへ抜けようかという当たりをカバー。シングルに。これはゴロを抑えた時点でもうヒットでした。
5回裏、コール・カルフーンのするどい当たりをさばき、アウトに。
公式記録としてはエラーがなかったものの、やはりさすがのムーキーも勝手が違ったようです。
2014年と2018年に2B
なお、ムーキー・ベッツの2B守備は今回が初めてではありません。2018年に1試合、そしてルーキー・イヤーの2014年には14試合をこなしています。
ドラフトは2B
なお、ムーキー・ベッツはテネシー州の高校からレッドソックス5巡目でサインして入団したのですが、もともとは内野手。2Bでの指名でした。
サイズが175cmということからマイナー時代は、2Bを主にこなし、SSも守ったことがあります。ただ、足もあり、肩も強いということで、OFを守らせたらさらにうまかったということで、メジャーに上がってからはOF、特にRFを守っています。
ゲーム
なお、ゲーム展開ですが、ダイヤモンドバックスが、レッズから移籍してきたジョシュ・バンミーター、さらに捕手のカーソン・ケリーなどの活躍で、5-2で勝利を納めました。
ダスティン・メイ、打球を足に受け、退場
ドジャース先発のダスティン・メイは初回、先頭のジョシュ・ロハスのピッチャー・ライナーを右足のスパイクに受け、悶絶。結局、2イニング目に降板しました。
他のポジションからの2B起用
ポジションをスイッチすることは、見ているファンからすれば楽しみが広がります。ここ数年でもっともインパクトのあったのは、レッドソックスの捕手、クリスチャン・バスケスが2Bを守ったことでしょうか。
バスケスの2Bはなかなかの魅力がありました。
ドジャース、世界一へひたひたと準備しています。
日程消化の早いドジャースは早くもレギュラーシーズンが残り15試合となりました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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