ATL、1900年以来のNLレコードの得点
やはり2020シーズンは一筋縄では行きませんね!
現地2020年9月9日、この日は大量得点のゲームが2試合もありました。そのうちの1つ、マーリンズ@ブレーブス戦ではブレーブスが1900年以来のナ・リーグ得点記録となる29得点をマーク。最後は悲鳴が聞こえてきそうな展開となりました。
ブレーブス 29, マーリンズ 9
まず、ブレーブスのゲームですが、マーリンズ先発のパブロ・ロペス、ブレーブス先発のトミー・ミローンが初回はともにランナーを1人ずつ出しつつも、無得点に抑える静かな立ち上がり。まさか、この後に荒れた展開になるとは思えませんでした。
ブレーブス、2回に11得点
先制したのはマーリンズで、2回表にジャズ・チザム(Jazz Chisholm)の3塁打などで、2点を奪います。
ところが、2回裏、ブレーブスは先頭のダンスビー・スワンソンのシングルをきっかけに、四球を絡めて、内野ゴロの間と犠牲フライで2点を奪い、同点に。そして2アウトから3本のタイムリーシングルと、3本のHRで9得点。怒涛の攻撃となりました。この回一挙に11得点で早々にゲームを決めました。
5回を終えて22-8
ブレーブスは3回以降も攻撃の手を緩めず、5回を終えた時点でスコアは22-8。マーリンズもトミー・ミローンから2本のHRを放ち、8得点を上げたのですが、ブレーブス打線に応戦するのが精一杯。
7回、25得点にグランドスラムが加わる
スコア25-9で迎えた7回裏、ブレーブスはアダム・デュバルがなんとグランドスラム。もう悲鳴が聞こえてきそうなとどめの一発でした。これで29得点。
計4時間14分もかかったこのゲームは29-9でブレーブスが圧勝しました。
NLレコードの得点記録
ブレーブスが上げた29得点は、1900年以来ナ・リーグでは最多となる得点記録となりました。過去、もっと得点を上げたゲームがあるかと思っていたのですが、ナ・リーグではこれが1試合での最多得点。
ではメジャーの1試合最多得点はいくつかというと、30得点。なんと1得点差でした。これはごく最近のゲームで、2007年8月22日のレンジャーズvsオリオールズ戦の30-3。レンジャーズがオリオールズを下したゲームでした。
29得点はもちろん、ブレーブスのフランチャイズ・レコード。それまでは1957年9月2日のカブス戦で上げた23得点でした。
アダム・デュバルが3HR
もっともインパクトのある活躍をしたのが、7番LFでスタメン出場したアダム・デュバルで、4打数3安打、3HR、9RBI。2回裏に2ランHR、5回裏に3ランHR、7回裏にグランドスラムを放ちました。もしあと1本ソロHRが出れば、1-2-3-4となるところだったのに惜しかったです。
フレディー・フリーマンが1500安打
そして大量得点とアダム・デュバルの活躍に埋もれてしまいましたが、フレディー・フリーマンが1500安打を放っています。おめでとうございます。
ジョーダン・ヤマモト、13失点
この日、マーリンズ投手陣の中で最も打ち込まれたのが2番手でマウンドに上がったジョーダン・ヤマモト。2回途中からマウンドに上がり、2.2イニングで被安打11、失点13、自責点11、被本塁打がなんと4本。
ヤマモト、次に立ち上がれるか心配になる出来でした。
もう1ゲーム、大量得点のゲームがありました。
ブルワーズ 19、タイガース 0
コメリカで行われたブルワーズ@タイガース戦も荒れた展開に。
マシュー・ボイド、3回7失点
タイガース先発は、エース格のマシュー・ボイドだったのですが、今季の調子の悪さがそのまま出てしまったような登板となってしまいました。
マシュー・ボイドは3回を投げて、被安打8、失点7、自責点7、与四球4、奪三振2、被本塁打2。
5回を終えてブルワーズが7−0とリードしたところでもうゲームが決まってしまったような状態でした。
ジェド・ジョーコが2HR
ブルワーズはジャスティン・スモークが退いて以来、1Bを守っていますが、この日は2HR。今季は好調ですね。
その他、オーランド・アルシアが6−4、ルイス・ウリアスが6-3、5 RBIと活躍しました。
コービン・バーンズ、7回1ヒッター、11SO
なにより、ブルワーズ先発のコービン・バーンズが7回を1ヒッター、11奪三振の快投を見せたことがブルワーズにとっては糧になりそうです。
たまにこのような当たり前から逸脱するようなとんでもないゲームを見ることができるのもメジャー・リーグの魅力でもありますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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