2020年は同一地区内の対戦へ
先日来からお伝えしているのは82試合の短縮シーズンとなった2020年の開催についてですが、現地2020年5月15日時点では新たな決定事項はありませんでした。
課題のメディカル&レベニューシェアリング
この日の報道ではブレーク・スネル、トレバー・バウアーが、MLB側が提案したさらなるサラリー削減案に反対の意見を表明。3月26日に試合数に比例して減額することにすでに合意済みであるとしています。
揉める予感しかありませんね。
またMLBはユタ州にあるPEDS(禁止薬物)の検査機関をCOVID19の検査基地にするとの報道がありました。これに関してはMLBだけでなく他のスポーツの分もあることから、果たして機能するのかどうか疑わしいです。そもそもスクリーニング検査に何をもちいるのか、明確ではありませんでした。PCR検査はそれに適さないのは明白のはず。
メディカルなガイドラインとレベニューシェアリングの問題の解決はまだ時間がかかりそうです。
30クラブのフランチャイズの地図
すでに決まっている事項の一つとして2020年の短縮シーズンは移動による感染リスクを抑えるため、同一地区内での対戦が組まれることになっています。
そこであらためてMLB30クラブのフランチャイズのロケーションを見てみたいと思います。
グーグル・マップで作ってみました
地図の正確性からグーグル・マップで30クラブのロケーションを作成してみました。下記の埋め込みがそう、拡大から縮小、移動も出来ます。
ただ、広いアメリカ大陸を狭い小窓で表現するのは無理があり、ご覧のような密集具合で見づらさしかないと思いますので、スクリーンショットも交えて示したいと思います。
ただ、上記の密集地図であっても、やはり北東部と五大湖周辺にクラブが集まっていることだけはおわかりになるかと思います。
東地区(北部)と中地区
移動に適しているのは東地区の北部と中地区です。この地域バスで気軽に移動できる距離となっています。
そう言えば、かつてイチローさんの特集番組でイチローさんがシアトルの自宅からデトロイトまでマイカーでハイウェイをぶっ飛ばすシーンがありましたが、選手によっては自宅から車で移動できる人も出てくると思います。
非常に交通の便はよいです。
ニューヨーク
アメリカ最大の都市、ニューヨークを拡大するとこのようなロケーションになります。ヤンキースタジアムのあるブロンクスはマンハッタンの上の方にあります。地下鉄でいけますね。両者の対決はサブウェイシリーズとも言うのは周知の事実です。
そしてシティ・フィールドはご覧の位置にあり、映画『星の王子ニューヨークに行く』の舞台のクイーンズが近くにあります。
フロリダは遠い
同地区同士の対戦になるとは言え、東地区の北部と南部はやはりかなり離れています。マイアミは下記のスクリーンショットの一番下になります。
例えば、ボストンからタンパ、あるいはニューヨークからマイアミなどはやはり飛行機を使わざるを得ない距離になるかと思います。
地域性だけを考えれば、中地区と対戦した方が利便性は良いです。
テキサス州はほぼ真ん中
レンジャーズとアストロズはともにア・リーグの西地区に属していますが、テキサス州のロケーションはアメリカ大陸の真ん中。そしてど真ん中とも言っていい位置にあるのがロイヤルズのカンザスシティ。ロッキーズのコロラド州も真ん中にありますね。
西地区
西地区の北部にあるシアトルはサイズの都合上、下記の地図からは割愛させていただきます。すみません。
ドジャースとエンゼルスはハイウェイシリーズと呼ばれるほど近いのでロゴがかぶってしまいます。
サンフランシスコ
上の地図ではチームロゴが重なってしまっているジャイアンツとアスレチックスですが、ベイブリッジシリーズと言われる通り、橋を挟んで対岸にあります。
シリコンバレーの位置
ITで有名なシリコンバレーはサンフランシスコ湾岸沿いのUの字の下当たりにたくさんあります。
西海岸(西地区)も南北に長く
そしてシアトルが北部にあることから、西海岸も南北に長いです。やはり飛行機移動になるかと思います。
ホーム開催にGoが出て、同一地区の対戦になったとは言え、南北への移動は気を使うポイントになりそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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