仲間への義理堅さの証明ということでしょうか。
現地2017年8月24日、デトロイトで行われたタイガースVSヤンキース戦で今季もっとも荒れた乱闘が繰り広げられました。
きっかけは上の動画にありますように、5回表のマイケル・フルマーのゲイリー・サンチェスへの死球。
伏線と言えるかどうかわかりませんが、ゲイリー・サンチェスは前日のゲームで5打数2安打、1HRと活躍しましたから厳しい攻めになったのだと思います。
フルマーのこの死球は完全に抜けたボールで故意ではないはずです。それにしても球速が出ていた分痛そうな死球でした。
ゲイリー・サンチェスはさすがです。相当怒っているように見えましたが、ヤンキースは教育が効いているのか、なんとか1塁まで事を荒立てずにたちましたね。
そして、問題の6回裏、2アウトからミゲル・カブレラの打席。ヤンキースのピッチャーは今トレードデッドラインでホワイトソックスから移籍してきたトミー・ケインリー(Tommy Kahnle)。
トミー・ケインリーはメジャーのしきたり通りと言っていいかどうか、4シームを危ないところに投じました。
背中を通る投球で当ててはいないのですが、これを故意にやられるとメジャーのバッターは非常に怒ります。
故意なのは間違いないので、ミギーも怒りましたが、その前にアンパイアーが報復投球でケインリーを退場処分にします。
この処分に怒ったジョー・ジラルディ監督が激しく抗議。当ててないだろということだと思いますが、抗議が激しすぎて退場処分に。
ヤンキースのピッチャーはアロルディス・チャップマンに交代となり、マウンドに向かおうかというところで、ミゲル・カブレラとオースティン・ロマインが口論となったようで、これがエキサイトし過ぎてパンチの応酬に。
これでベンチがクリアーになったという次第です。
ミギーとロマインも退場処分に。ミギーには代打が、ロマインの代わりにゲイリー・サンチェスがキャッチャーに入りました。
しかし、これで終わりませんでした。
7回裏、タイガースの攻撃で、先頭のジェームス・マッキャンがヤンキースのリリーフ、デリン・ベタンセスから頭部に死球をもらいました。
これでベタンセスは危険球で退場。ヤンキースはベンチコーチのロブ・トンプソンも退場となります。
ピッチャーはデービッド・ロバートソンに代わったのですが、代わりばなで2球投げた後にジョン・ヒックスに死球を出しています。これは準備不足ということで大目に見られたようです。
8回表、タイガースのマウンドはアレックス・ウィルソン。1アウト後、トッド・フレイジャーの初球に死球。これが報復とみなされ、ウィルソンは退場処分に。
さらにその処分に抗議したタイガースのブラッド・オースムス監督も退場に。
なんとも荒れたゲームとなりました。
ゲームの方は終盤にタイガースがHRなどで勝ち越し、勝利しました。
特にジャスティン・アップトンがアーロン・ヒックスのHR性の当たりをリーピング・キャッチするシーンは素晴らしいですので、そこは一見の価値ありです!
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _*)m
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