こんにちは。
現地2017年8月14日、 コロラド・ロッキーズのローテーション投手で、2016シーズンオフにガンの摘出手術を行ったチャド・ベティス(Chad Bettis)が復帰後初マウンドに上がり、MLB全体から祝福されるといういいお話しがありました。
チャド・ベティスは28才。昨シーズンは14勝8敗を上げ、今季ローテーションの中心として期待された投手です。
ところが、昨シーズンオフにガンが発覚。testicular cancerということで精巣ガンだったそうです。11月にがん細胞の摘出手術を受け、成功。今季はじめは治療に専念していました。
病気が病気だけにどうなるかと心配していましたが、まさか今季中に復帰できるとは!かなりの努力があったと想像できます。
復帰後即先発で、しかも相手はブレーブスのエース、フリオ・テヘラン。どのカードのどのゲームで登板したとしてもMLBの場合は楽な復帰登板というのがありませんが、テヘラン相手はなかなかハードルが高かったですね。
ところが、チャド・ベティスは7回を被安打6、無失点に抑える好投!ナイス・ピッチングを披露。素晴らしいゲームメイクをしてみせました!
流れとしては復帰後初登板、初勝利というのがキレイでしたが、さすがに、フリオ・テヘランでした。ロッキーズの強力打線を相手に7回を被安打4、無失点、奪三振8とこちらも奮闘。
チャド・ベティス降板時は0-0でしたので、惜しくも勝利投手になることはできませんでした。
彼の復帰はMLB全体から祝福されました。
そして、ルーキー時の2006年に非常に珍しいとされる血液のガン(未分化大細胞リンパ腫) と診断され、見事に復帰。
今やおしも押されぬMLBを代表する左腕として知られているカブスのジョン・レスターからも、ガンを克服した同士ということで、”Brother”とSNS上から声掛けされておりました。
現在、Dバックスとナ・リーグ西地区の2位争いをしているロッキーズ。
状況としてそのままワイルドカードが狙える位置だけに、チャド・ベティスの復帰はロッキーズにとって、大きなチャンスがもたらされたかもわかりません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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