CWSがブルペン強化へ
現地2020年1月7日の情報ですが、ホワイトソックスが今度はブルペン強化に走りました。カブスからFAとなっていたスティーブ・シーシェック(Steve Cishek)と1年で合意です。
契約は1年M保証
ホワイトソックスとスティーブ・シーシェックは1年$6M保証の内容でサイン。内訳は2020年のサラリーが$5.25M、2021年がクラブオプションで$6.75M。これにバイアウトの$0.75Mがついて計$6M保証となっています。
2019年はWAR 1.8
2019シーズンのスティーブ・シーシェックは70試合、64.0イニングを投げ、4勝6敗7セーブ、ERA 2.95。被安打48、被本塁打7、奪三振 57。
直近2年はセットアップとして信頼感
スティーブ・シーシェックと言えば、かつてのマーリンズの守護神ですね。もともとはドラフトは2007年フロリダ・マーリンズの5巡目指名でプロ入り。2020年の6月の誕生日で33才になります。
2013年と14年に30SV以上
マーリンズ時代の2013年、2014年にはそれぞれ34セーブ、39セーブを上げ、MLBを代表する守護神で、2013年のWBCアメリカ代表。サイドスローからキレのいいファストボールを投げ込み、非常に勢いのあるクローザーでした。
ところが2015シーズンに調子を崩し、特に前半戦は32試合で2勝6敗、ERA 4.50と非常に苦しみました。2015年7月に、カイル・バラクローとのトレードでカージナルスへ移籍。カージナルスでは27試合でERA2.31と一応は復調。その年のオフにFAとなり、シアトル・マリナーズとサイン。
シアトル・マリナーズ時代の2016シーズンは62試合に登板して、ERAが2.81。26セーブを上げました。2017年7月にエラスモ・ラミレスとのトレードでレイズへ移籍。2017 年オフに再びFAに。2017年12月にカブスとサイン。直近2年の成績へとつなげたのでした。
スピードダウンは否めない
かつてマーリンズでクローザーを務めていた時には、4シーム及び2シームがアベレージで93-4mph(149.6kmh-151.2kmh)を誇っていたいたのですが、2019年は91−92mph(146.4kmh-148.06kmh)へと落ちてはおります。かつて投げていたスプリッターも2019年はほぼ投げなくなり、ファストボール(4シーム、2シーム)とスライダーのみに組み合わせというベテランになってから持ち球をへらすという珍しいパターンです。
CWSでもセットアップ
しかし、ゲームイーターというか登板試合数に安定感のあるシーシェックはやはりブルペンにいると頼もしい存在。ホワイトソックスがクローザーのアレックス・コロメにつなぐまでのレイト・イニングでのゲームの要所で登板させたくなる存在でもあります。
【CWS2020ブルペン】
- アレックス・コロメ(CL)
- ケルビン・ヘレイラ
- スティーブ・シーシェック
- ジェイス・フライ(L)
- アーロン・バマー(L)
- エバン・マーシャル
- ジミー・コルデロ
- カーソン・ファルマー
- ホセ・ルイーズ
実績のあるリリーバーなので、ホワイトソックスのブルペンを強化してくれそうです。
カブスからホワイトソックスというシカゴ間での移籍となるスティーブ・シーシェックが心機一転再び良い働きが出来ればいいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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