HOT STOVE 2020
現地2019年11月27日、ワールドシリーズ・チャンプ、ナショナルズも捕手獲得に動きました!ヤン・ゴームズ(Yan Gomes )と再契約です。
ナショナルズは11月2日、ヤン・ゴームズとの2020年$9Mのオプションを拒否しましたが、結局再契約に至りました。これは今オフ、ハイペースで動く捕手市場の余波とも言えそうです。また、オプション行使よりも安く再契約出来ております。
ヤン・ゴームズとナッツの合意内容
今回、ナショナルズがヤン・ゴームズと合意した内容は2年$10M(2020-2021)。ソースを複数確認しましたが、どうやらオプションはついていない模様です。
1年$5Mで、ゴームズとすれば前契約のオプション行使の方が高かったので悔しいでしょうが、それが無くなった以上、かなり良い契約を早期に決められたッ点はよかったのかもしれません。一方、ナショナルズ側とすれば、うまく再契約出来たと思います。
スズキ&ゴームズ体制、再び
これでナショナルズは2020年もカート・スズキ、ヤン・ゴームズの体制でもう1年戦えます。経験値の高い捕手が2人もいるというのは大きいですね。カート・スズキは2020年まで契約が残っています。
2019年はスズキよりも出場機会は多かった
2019年はヤン・ゴームズが31才のシーズンで、カート・スズキは35才のシーズンでした。よって年齢の要素もあり、2019年にマスクをかぶったゲーム数はヤン・ゴームズが93試合、カート・スズキが75試合でした。
2020シーズンはナショナルズフロントとしてはヤン・ゴームズにもう少し多くマスクをかぶってもらう目論見はあると思います。
ヤン・ゴームズの2019年の成績は打率.223、OBP .316、SLG .389、HR 12、RBI 43、WARは1.3。
捕手としてはCS%がリーグ平均の26%を上回る31%を記録。ここは10%のスズキが遠く及ばないところ。
コービンのバディだが、シャーザーのバディではない
ヤン・ゴームズはパトリック・コービンの33スタート、202イニング全てに付き合っており、相性は非常にいいです。スズキがマスクをかぶっていないので比較もできないほど。
一方、ナショナルズのエースであるマックス・シャーザーの相棒は今のところスズキに軍配。シャーザーは2人を相手に投げていますが、スズキがマスクのときはERA 2.08なのに対し、ゴームズの時は4.09。
ここが改善できればよいですね。
若手育成も課題
ナショナルズには25才のラウディー・リード(Raudy Read)と24才のトレス・バレーラ(Tres Barrera)という2人の捕手もおります。彼らの経験値アップも将来のためにも必要ですので、場合によっては先を見据えた起用というのも出てくるかもしれません。
捕手は怪我の多いポジションでもありますから、自然とどちらかが2020シーズンにマスクをかぶる機会も出てくるとは思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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