ブレーブス、勝ちゲームを落とす
現地2019年10月7日、ブレーブス@カージナルスのNLDS Game4が行われました。ここまでブレーブスが2勝1敗でNLCSへ王手!
Game4 で決めるか!?という一戦は、「決めるVS負けられない」という意地が交錯するいいゲームでした。
ローカルで午後2時8分プレーボールでお日様が高いうちから行われ、外野手はボール処理が大変そうでした。また、強い日差しがユニフォームに容赦なく浴びせられたおかげでカージナルスの胸マークの豪華刺繍が画面からでも伝わりました。
(サマリー)STL 5, ATL 4 (F/10)
カージナルスはダラス・カイケルの立ち上がりを捉え、1回裏にゴールディーとオズーナの2者連続HRで2点を先制。
一方のブレーブスはダコタ・ハドソンの立ち上がりをじっくり見極めていた様相。そして3回表からめぐってきた2巡目で捉えました。5回表、オジー・アルビーズのHRが出で4-3とブレーブスが逆転したところでダコタ・ハドソンは降板。ここまではブレーブスは完璧というか、強者の戦い方を見せました。
この日、カージナルスはブルペンが好投。カルロス・マルチネスもアクーニャに打たれたとは言え、冷静に抑え無失点でした。
一方、ブレーブスはシェーン・グリーンが8回に1点を奪われ同点にされてしまったのは1つの結果ゆえにある意味仕方ないとして、リレーに大きな問題がありました。
延長に入り、カージナルスはマイルズ・マイコラスを投入して意気込みを見せたのに対してブレーブスはフリオ・テヘランを投入。チャンスを作られ、最後はモリーナにサヨナラ犠牲フライを打たれ、カージナルスが5−4で勝利しました。
Game Score
STL、ブルペンが好リレー
このゲームは5回を終了して4−3でブレーブスがリードという展開となったわけですが、カージナルスのブルペンがその後、よくしのいだと思います。
中盤に離されてしまうと息を吹き返せなくなってしまうので、逆転の土台を作った功績は大きいと思います。
- T・ウェブ:5回2アウトから6回1アウトまで:被安打1、無失点
- G・ガジェゴス:6回2アウト目の1ポイント:無失点
- J・ブレッビア: 6回3アウト目から7回1アウトまで:被安打1、無失点
- A・ミラー:7回残り2アウト:与四球2も無失点
- R・ヘルスリー:8回1イニング:三者三振!
- C・マルチネス:9回1イニング:被安打1、無失点
- M・マイコラス:10回1イニング:パーフェクト
モリーナ、終盤にさすがの勝負強さを発揮
やはりこのゲームはヤディアー・モリーナの勝負強さが光りました。8回裏は、2塁打で出塁したゴールディーをシングルで還す同点打。このシングルが非常に劇的で、あと数センチ低かったらF・フリーマンのミットに収まっていたという当たりでした。
オズーナのダブルプレー崩れ
延長10回裏、先頭のコルテン・ウォンがグランドルール・ダブルで出塁。ゴールディーを申告敬遠で歩かせノーアウト、ランナー2・3塁でマーセル・オズーナ。
テヘランは注文通りにインコースでつまらせ最高のボールを投げたのですが、ボテボテの三投間のゴロを2塁へ送球しダブルプレーを狙うも1塁はセーフ。
3Bのドナルドソンはベースを空けたままボールを追いかけるというのもどうかと思いました。3塁への送球は間に合わなかったかもしれませんが、1-4-3のダブルプレーも賭けでした。難しい打球判断でしたね。
そしてモリーナが初球から勝負をかけて犠牲フライでサヨナラとなったのでした。
ブレーブス、M・フリードを使わず
スペシャル対応で1番のローテーション投手であるマックス・フリードをブルペンで起用し、まるでブルワーズのジョシュ・ヘイダーのような使い方をしているブレーブス。このアイデアは大賛成です。
3戦連続で登板したM・フリードをこの日も登板させると思いました。
1度目はS・グリーンが出てきた8回裏。そして2度め目はフリオ・テヘランが出てきた10回裏。
8回裏に登板しなかった際は9回裏にとって置くのかと思っていたのですが、以降も登板なし。
おかしいと思い、試合経過をよく見てみると、なんと6回表の1アウト1・2塁のチャンスに1塁ランナーのセルベリに代えて、代走に使っているではありませんか
!
肩の休養日のだったのでしょうか?
あるいは指揮官には5月18日のマーリンズ戦の激走がフラッシュバックしたのかもしれません。
さすがにこの采配はいかがなものかと思いました。
ブレーブス、逃げ切りに成功していたかもしれません。
Game5は移動日を置いて、Game1と同じ顔合わせ。ジャック・フラハーティーとマイク・フォルティネビッツの投げあいです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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