親子二代での偉業
現地2019年9月17日、素晴らしい記録が生まれました。
トロント・ブルージェイズのルーキー、キャバン・ビジオ(Cavan Biggio)がカムデンヤーズで行われたオリオールズ戦でサイクル安打を達成しました。
三塁打を残しての達成に、驚くばかりです。
2002年に父も達成
キャバン・ビジオの父はHall of Famerのクレイグ・ビジオ(Craig Biggio)ですが、今回の達成は親子2代での達成になります。
お父さんのクレイグ・ビジオが達成したのは今から17年前の2002年4月8日のロッキーズ戦。クアーズ・フィールドでのゲームでした。
この時はシングル→トリプル→HR→敬遠四球→ダブル。まさかの敬遠四球が入っていたんですね。
今回のキャバン・ビジオはなんと三振からスタート。
三振→HR→シングル→ダブル→トリプルでの達成でした。
劇的な最終打席
お父さんのサイクル達成の時もそうですが、サイクル安打が達成可能かどうかはその日にいかに早くトリプル(三塁打)を出したかにかかってきます。
よって、今回キャバン・ビジオが三塁打だけを残していたにもかかわらず記録を達成したということが驚きです。
しかも、ここしかないという打球方向に飛び、且つオリオールズのCFメイソン・ウィリアムズがフェンスに激突して処理が遅れたということまで起きたのですから。
つないだチームメイト
さらに言うと、ブルージェイズは9回表、ジャスティン・スモークのHRで5−4と逆転したものの、その後テオスカー・ヘルナンデス、ジョナサン・デービスが倒れて2アウトを奪われていたのです。
しかし、ダニー・ジャンセンがシングルでつなぎ、ボー・ビシェットは四球。そしてキャバン・ビジオに最後のチャンスが訪れていたのでした。
これはもうチームメイトにも感謝ですね。
ボー・ビシェットのトリプルなどで9回表に4点を追加したブルージェイズが8-5でオリオールズを下しました。
ブルージェイズ史上3人目
今回のキャバン・ビジオのサイクル達成は1989年4月16日達成のケリー・グルーバー、そして2001年4月17日達成のジェフ・フライにつづきブルージェイズ史上3人目の達成になります。
2019年達成は6人目
また、2019年での達成者は6人目となります。
- ホルヘ・ポランコ (MIN): April 5, 2019
- 大谷 翔平(LAA): June 13, 2019 >>記事
- ジェイク・バウアーズ(CLE): June 14, 2019 >>記事
- トレイ・ターナー(WSH): July 23, 2019
- ジョナサン・ビヤー(BAL): Aug. 5, 2019 >>記事
- キャバン・ビジオ(TOR):Sep. 17, 2019
お読みいただき、ありがとうございました。
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