イェリッチ、痛すぎる離脱
現地2019年9月10日、ブルワーズ@マーリンズ戦の1回表にトラブルが発生。
2アウトランナー無しで回ってきたクリスチャン・イェリッチ(Christian Yelich)の第1打席で、カウント1−1の後、エリーザー・ヘルナンデス(Elieser Hernandez)が投じたスライダーが曲がりすぎてイェリッチがミスショット。これが自打球で膝に当たり、イェリッチの顔が痛みで歪みます。
立てはしたものの、そのままベンチに下がり、トレント・グリシャム(Trent Grisham)が代打に送られました。
膝の皿を骨折
診断の結果、右膝の膝蓋骨(しつがいこつ:いわゆるお皿)を骨折。このまま残り18試合を欠場。シーズンエンドを迎えることとなりました。
復帰までリハビリも入れれば1ヶ月はかかると思いますので、仮にワイルドカードとなった場合、出場は難しいかと思います。
ブルワーズ、またけが人の嵐
この日のブルワーズのスタメンはご欄の通りのメンバー。
【ブルワーズ主力のけが人】現地2019年9月10日
- ケストン・ヒウラ:10 Day IL (左ハムストリングス痛)
- マイク・ムスターカス:Day to Day (左手打撲)
- マニー・ピーニャ:軽い脳震とう
さらに10日はオーランド・アルシアが双子が生まれたということでゲームを休み。パタニティ・リストには入れてなかったようです。SSにはエルナン・ペレス(Hernán Pérez)が入りました。この人は守備いいですよね。
ここに来て投手のけが人、DFAだけでなく野手まで欠場を強いられる状況になりました。
ゲームの方ですが、エルナン・ペレスのHR、ヤズマニ・グランダールのタイムリーダブルなどでブルワーズが辛くも4−3で逃げ切りに成功。5連勝となっています。
イェリッチ、2年連続MVPに黄信号
2018年ナ・リーグMVPに輝いたクリスチャン・イェリッチ。
現地2019年9月10日までの成績は、打率.329、OBP .429、SLG .671、OPS 1.100、HR 44、RBI 97、二塁打29、安打数 161、四球 80、盗塁 30、TB(トータルベース)328。
HR 44本はドジャースのコディー・ベリンジャーと並んでおりました。さらにレッズのユージニオ・スアレスも44。そしてメッツのルーキー、ピート・アロンソが47HRを放っており、イェリッチは2位タイです。
HR、打率、盗塁から考えてMVP候補だっただけに最後の追い込みでの離脱はちょっと痛いところです。
ブルワーズは現地2019年9月10日時点で76勝68敗で3位。77勝67敗の2位カブスとはワイルドカード二枠目の争い。
打の中心が不在になったことで、ブルワーズがこのピンチをどう活かすか注目しておきたいと思います。このチームに思考停止はありません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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