スポンサーリンク

【WS 2017 Gm2】すごいゲーム!アストロズがHRラリーを制す

x.com

現地2017年10月25日のワールドシリーズ2017 Game2はすごいゲームになりましたね。

 

これぞ、ポストシーズン!レギュラー・シーズン以上に研ぎ澄まされた選手達の底力が出たのではないでしょうか!

 

バーランダーとリッチ・ヒルという楽しみな顔合わせでしたが、内容はバーランダーの圧勝という感じがしました。バーランダー、今ポストシーズンはボールが走っています。

 

とにかくHRが数多く飛び出したこのゲームですが、スコアほど荒れた印象はまったくなく、9回までは3点を奪い合う引き締まった攻防。ただし、その得点がHRに依るという非常に珍しい傾向です。

 

先に危うくなったのはリッチ・ヒルでした。3回表に、3本のシングルを集められ、1失点。制球がよくなかったリッチ・ヒルは4回には失点こそしなかったものの、ランナーを二人出すという苦しいピッチングでこの回を投げ終え、マウンドを降りました。

 

そして流れを変えたのは前田投手。5回表を三者凡退に抑えるナイスピッチング。これが裏の攻撃に効きました。

 

5回裏、ドジャースは2アウトから、ジョク・ピダーソンが価値あるHRを放ち、1−1に。バーランダーは2アウトからの失点だけに悔やまれますね。もっとも、こんなすごいバッター達が普段より集中して打席に入っているんですから、3アウトを獲るまでは油断などできませんね。

 

前田投手は6回にアウトを1つ取ったところで交代。ヒットを1本打たれたものの、この日も無失点リリーフ。

 

6回裏、バーランダーが一発を浴びてしまいました。これも2アウトから失点。しかも四球キッカケです。ランナーを一人置いて、コーリー・シーガーにレフトスタンドに放り込まれ、ドジャースが3−1と逆転。

 

バーランダーは6回でマウンドを降りたのですが、ヒットはほとんど許しませんでした。被安打がたったの3です。与四球も2個。いい成績です。ただ、HRを2本浴びたのが響き、被安打数と同じ、3失点。

 

 

ドジャースが2点リードで迎えた終盤8回、ロバーツ監督はケンリー・ジャンセンをマウンドに送り、逃げ切りをはかります。今のジャンセンなら打たれるイメージがまったくないですから、イニングまたぎになるとは言え、この采配もいいですよね。

 

ただ、ストーリーは想像を超えました。アストロズは8回にカルロス・コレアのタイムリーが出て2−3に。そして、9回表にはマーウィン・ゴンザレスにHRが出てついに3−3の同点に。ジャンセンから2点を奪ったというのは今後の戦い方に影響が出そうです。

 

アストロズはケン・ジャイルズが9回のドジャースの攻撃を3人で抑えたのはよかったです。

10回表、ドジャースのマウンドにはジョシュ・フィールズが。ジャンセンの失点は今ポストシーズンは初めてでしたので、ドジャースとしては嫌な流れでした。

 

その予感通り、アストロズは先頭のホセ・アルトゥーベとつづくカルロス・コレアに2者連続HRが出て、5−3と逆転に成功。キーマン2人のHRでしたから、これで決まったと誰もが思ったと思います。

 

 

ところが、10回裏に先頭のヤジエル・プイーグにHRが出てドジャース4−5の1点差に。ケン・ジャイルズは2アウトまでこぎつけ、あとアウト1人というところで、ローガン・フォーサイスに四球。さらにワイルド・ピッチが重なり、スコアリングポジションにランナーを背負います。

 

つづくエンリケ・ヘルナンデスにタイムリーが出て、ドジャースが土壇場で5−5の同点に追いつきます。ケン・ジャイルズはここで降板。一旦は流れを引き寄せるピッチングをみせたのですが、2アウトからの四球が痛かったですね。

 

ただ、アストロズはその後にマウンドに上がったクリス・デベンスキがクリス・テイラーを抑えて5−5のまま。これも大きかったですね。

 

11回表、ドジャースのマウンドはブランドン・マッカーシー。アストロズは途中から守備に入っていたキャメロン・メイビンがシングルで出塁。すかさず2盗を決めます。

 

これがプレッシャーになったのか、ブランドン・マッカーシーはつづくジョージ・スプリンガーに右中間スタンドに放り込まれる2ランHRを浴び、アストロズが再び2点をリード。7−5とします。イケイケのアストロズでしたが、後続の3人が倒れ、7−5止まりに。

 

11回裏、デベンスキは2アウトまで難なくとります。ところが、チャーリー・カルバーソンに一発を浴び、ドジャースが6−7と1点差に。またも同点劇があり得るということでスタンドは大いに盛り上がりましたが、最後は粘るプイーグに落ちるボールで勝負し、三振。

 

アストロズがシーソーゲームを7−6で勝利するという、非常に面白いゲームとなりました。

 

【動画】Recap: LAD 3, HOU 1

 

これで勝敗は1勝1敗。

 

Game3は1日空けて、ヒューストンで行なわれます。ドジャースはダルビッシュ投手、アストロズはALCSの最終戦で見事なリリーフをみせた、ランス・マッカラーズJRが登板です。

 

楽しみです!

 

WS 2017 Game 2 Score

コメント

  1. Hirotee-1969 より:

    いつもコメントをありがとうございます。バーランダー、熱かったですね。彼とコレアとアルトゥーベがいるからアストロズびいきなんですが、グリエルの行為でドジャース勝て!と変わっている私がおります。NPBにもいたくせに、この野郎とは思っていますが、せっかくの横綱対決なので、ゲームにフォーカスして記事を書きたいと思っています。

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!結果は13名中12名が辞退!
【MLB2024】”MOY”はMILのパット・マーフィーとCLEのスティーブン・ボートが受賞!
【MLB2024】”ROY”(Rookies of the Year )はNLがポール・スキーンズ、ALはルイス・ヒルに決定!
【MLB2025】ドジャースのリリーバー、ブラスダー・グラテロルが肩の手術でシーズン前半戦を欠場へ
【MLBスタジアム】レイズ、2025年はジョージ・M・スタインブレナー・フィールドでレギュラーシーズンを戦うことに
【MLB2025FA】エンゼルスがSSを補強!DバックスからFAのケビン・ニューマンとサイン
【MLB2024】All-MLB(オールMLB)が発表され、大谷がファーストチーム、今永がセカンドチームに選出される!
【MLB2025FA】レッドソックスがベテラン左腕のジャスティン・ウィルソンと1年契約でサイン
【MLB2025FA】エンゼルスがトラビス・ダーノーと2年12Mドルでサイン!
【MLBアウォード2024】シルバースラッガー賞が明らかに!大谷は2年連続3度目の受賞
【MLB2025FA】”ファイヤー・ボーラー”佐々木朗希投手のポスティング・プロセスについて
【MLB移籍FA】2025シーズンに向けたクラブ別主要FAプレーヤーリスト!注目FA選手の情報も!
【MLB2025FA】エンゼルス、ベテラン技巧派のカイル・ヘンドリクスと1年契約でサイン
【MLB2025FA】ゲリット・コールはオプトアウトを行使するも、結局残留
【MLB2024】大谷、亜脱臼を起こした左肩に関節鏡視下手術を実施し、無事に成功!
【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはフアン・ソトら計13名
【MLB2024Awards】ゴールドグラブ賞が決定!今季は14名が初受賞(追記あり)
【MLB2024】ポストシーズン記事一覧
【MLB2024】ドジャースがセレブレーション・パレードを実施!シーズンの激しさがわかる名スピーチも
【MLBトレード2025】ホルヘ・ソレアーがエンゼルスへ、グリフィン・カニングがブレーブスへ移籍
【WS2024_Gm5】ドジャースが5点差を跳ね返して見事にWS制覇!MVPはフレディー・フリーマン
【WS2024_Gm4】F・フリーマンに4試合連続HRが出るも、ドジャースは大敗
【WS2024_Gm3】ビューラーが快投、フリーマンが3戦連続HR!ドジャースがチャンプに王手!
【WS2024_G3】大谷は左肩を守りながら出場し、得点に絡む
【2024プレーヤーズ・チョイス】POYはアーロン・ジャッジ!大谷はNLアウトスタンディングに!
【WS2024_Gm2】ドジャース、連勝!山本が7回途中1失点の好投!エドマン、テオスカー、フリーマンにHR
【WS2024_Gm2】「肩ですね・・・左」大谷、盗塁で左肩を痛める(追記あり)
【WS2024_Gm1】大谷がワールドシリーズ初安打を放つ!
【WS2024】ワールドシリーズが開幕!ドジャースがフレディー・フリーマンの逆転サヨナラGSで1勝目(Gm1)!
【MLB2024】ワールドシリーズのロスターが発表される。ドジャースはエバン・フィリップスが抜ける
タイトルとURLをコピーしました